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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

”綾里っ子もお手伝い”稲刈りが終わりました

2012年10月08日 | 里山風景

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学校田の稲刈りもようやく終わり、あとは我が家の残っている田んぼの稲刈りのみとなりました。

10月の連休初日でしたが、久保井氏が手伝いに来てくれました。若手の労働力はありがたいもので、一日かかると思っていた稲刈りでしたが、予定より早く午前中に終えることができました。

刈り取った稲の最後のハセ掛けをしているところです。

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この日(連休初日)は朝早くから子どもたちが遊びに来ていました。

そんな中、キョウセイ君のお母さんが、弟を抱っこしてキョウセイ君を迎えにきました。「家族で出かけたいので、呼びに来たけど、遊んでいたいと言うので帰ります」とキョウセイ君が友達と元気に遊んでいる姿を見て帰っていきました。


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前日に稲刈りをした余韻が残るのか、5年生はお手伝いをしたいと言いだし、率先して刈り終わった田んぼの落穂拾いをしてくれています。


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落穂拾いが終わった後は、(刈り取らずに残しておいた取水口近くの生育の遅い稲を見て)「稲刈りをしたい」と言ってくれました。刈り取りにはちょっと早かったのですが、せっかく興味を持ってくれたので、子どもたちに託してみました。

昨日の体験が生かされたようで、12時のチャイムの音にも気づかないほど夢中になって取り組んでいました。


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いったん自宅に戻って昼食をとり、再び子どもたちがやってきました。今度は、ミイカちゃんも加わり、5年生4人で残りの稲刈りをしています。


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自分たちで刈り取った稲を一輪車で運んでいます。バランスをとりながら土手を上るのに四苦八苦していましたが力を合わせて何とか上り切ったようです。でも、せっかく積んだ稲束が少し崩れ落ち、様子を見ていた1年生のタクト君が、すかさず駆け寄り、拾ってくれました。


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さて、次はハセ掛けです。前日の学習の成果が、いかんなく発揮されていました。

身体をとおして学ぶことの大切さ、その体験が生かされていることに嬉しさを覚えました。


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稲刈りが終わると、食いしん坊のユウカちゃんが「私たち稲刈り頑張ったからお餅食べ放題でいい!*」と目を輝かせながら言ってきました。「もちろん! 好きなだけ食べていいよ。みんな食べ放題だけれど・・・」というと「え~?やっぱりご褒美がほしい」とおねだり。「何がいいの?」と聞くと「ホオズキがいい!」とのこと。

前日のホウズキ鳴らしで、失敗して食べたホウズキの味が忘れられなかったようで、ハウスからホウズキを取ってきて食べ始めました。「食べすぎると下痢するよ!」と言ったのですがホウズキ6個ぺろりと食べてしまいました。

*5年生が刈り取った稲は、乾燥、脱穀、精米の過程を経て11月にお餅つきをしてみんなで食べる予定です。


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稲刈りを終えた午後は、庭にシートを敷いて小豆の脱豆作業をしました。その傍らで子どもたちは、丸くなって頭をくっつけて、何やら賑やかな様子です。


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近づいてみると、輪になって飼育箱を覗きこんでいます。

箱の中には、田んぼで捕ったオオカマキリにコカマキリ、イナゴやツユムシなどたくさんの昆虫が入っています。子どもたちは、食う食われる昆虫たちになりきって、動きを観察しながら「アッ!食べちゃダメダメ、逃げろ! 逃げろ!」などと飼育箱をたたいたり、動かしたりしながら大声で声援を送っていました。この姿勢が20~30分続き、4時半を回ったころ、ミイカちゃんのお母さんが迎えに来ましたが、まだ遊んでいたいと、5時のチャイムが鳴るまでたっぷり遊んで帰りました。

農作業をしていた母の傍らで、安心して遊んだ幼いころの思い出と重なり、綾里っ子たちと共に稲刈りができた喜びに浸った一日でした。