空港内警察の取調室、ではなくて書記担当警部の部屋。
随分書くのが遅くなりましたが、3月の上旬に最寄の交番へ行った次の週、いざイズミルの空港へ出かけました。まずは私の考えた様に税関の印紙販売ブースへ行きました。夫は写真を写そうと構えていたのですが、そこには夫に印紙を売った職員はいませんでした。そこにいた職員に夫が「この印紙を買ったんだけど、イスタンブル空港で偽造と言われた。自分は何をしたらいい?」と聞くと座っていたおじさん職員は「私には何もできませんねえ。他にも何人かそう言って来た人がいたけれど、これはその人のやったことで私の責任じゃないんですよ」と笑顔で返事をしてきました。行く前は瞬間湯沸かし器の夫に「冷静にね、興奮しないでね」と言っていた私!夫は笑顔で話しているのに、私はついついつばを飛ばして「もちろんあなたに文句を言っているんじゃなくて私たちは税関としての対応を待っているんですよ」と言ってしまいました。笑顔のおじさんも全くひるむことなく「でも私には何も出来ませんから。だいたいその人はその手の苦情が他にもあったので税関本部の方へ行かされたんですよ。あなたは、税関本部へ行ってその人と対峙するしかありませんね」ここでも私は興奮して「じゃあその人をご存知なら名前を教えて下さい」と言ったら夫は「見ればわかるからいい」と言うのです!
結局その税関本部の場所と空港内警察の場所を聞いてそこはおしまい。
空港内警察はのんびりとした昼下がり。警察官達がのんびりと談笑したりケータイで「娘よ、学校で何をしたんだい?アンネは何してる?ちゃんと手伝うんだよ」と話している人、拳銃を持ってきて「ちょっとこれ隠しておいて」と新聞紙にくるんで書棚に鍵もかけずにしまう人、と言った様子でした。
でも夫が用件を説明すると担当の警部が話を聞いてくれ「ああ、あの件ですか。2・3件あなたのほかにも苦情が来ていてますよ」と言いながら警視のところへ案内され再び事情説明。警視は「大変でしたね。それでは今から事情を詳しく伺って検事に証拠のパスポートと一緒に提出をすることになります。まあ他の人からの件もあるのでその人は5・6ケ月もすれば刑務所行きですね。」と言うのです。
それからは書記の人に全ての説明と売った人の人相書きなどを説明、売った人を訴えると言う形で夫のサインをし終了となりました。
ここでまた我慢できない私は、「彼女に対して訴えるのですか」と聞くと「もちろんもちろん!他に誰がいますか?」と書記の警部は言うのです。夫も同じ。「え、だって彼女ももちろんそうだけど、税関の責任はないんですか?」と言ったら「やあ、これは彼女が独断でやっていることなので税関に対しての訴えにはならないですね」とのこと。
皆さんどうお思いになりますか?日本でもしこういうことが発覚したら結構なスキャンダルになると思いませんか?少なくともイズミルの税関責任者に対して何らかの責任をとらせるとは思いませんか?
その夫がサインをした訴状にパスポート原本を添付して、検事及び鑑識へ送られるのですが、本人にはコピーをくれるわけでもパスポート預り証をくれるわけでもありませんでした。一応小声で「この書類のコピーは私にもらえますか?」と聞いた夫、「いやあ必要ないない!」と3人の警部が声を揃えて言うのですぐに引き下がっていました。自分がサインをした書類のコピーをもらえないんなんて心外。
もうこれで70YTLが戻ってくる可能性は消えました…。
その後、パスポートは数日後に鑑識で「正真正銘の偽造印紙」と言うお墨付き!をもらって夫のいる場所まで警察の人が届けてくれました。そして数日前、今度は大蔵省から事情を聞きたいと言う連絡が来たので、大蔵省まで夫は出向き同じような調書を書いてきたそうです。なんでも「内密の調査」だと言っていたそうですが…。どうして内密なの?
随分書くのが遅くなりましたが、3月の上旬に最寄の交番へ行った次の週、いざイズミルの空港へ出かけました。まずは私の考えた様に税関の印紙販売ブースへ行きました。夫は写真を写そうと構えていたのですが、そこには夫に印紙を売った職員はいませんでした。そこにいた職員に夫が「この印紙を買ったんだけど、イスタンブル空港で偽造と言われた。自分は何をしたらいい?」と聞くと座っていたおじさん職員は「私には何もできませんねえ。他にも何人かそう言って来た人がいたけれど、これはその人のやったことで私の責任じゃないんですよ」と笑顔で返事をしてきました。行く前は瞬間湯沸かし器の夫に「冷静にね、興奮しないでね」と言っていた私!夫は笑顔で話しているのに、私はついついつばを飛ばして「もちろんあなたに文句を言っているんじゃなくて私たちは税関としての対応を待っているんですよ」と言ってしまいました。笑顔のおじさんも全くひるむことなく「でも私には何も出来ませんから。だいたいその人はその手の苦情が他にもあったので税関本部の方へ行かされたんですよ。あなたは、税関本部へ行ってその人と対峙するしかありませんね」ここでも私は興奮して「じゃあその人をご存知なら名前を教えて下さい」と言ったら夫は「見ればわかるからいい」と言うのです!
結局その税関本部の場所と空港内警察の場所を聞いてそこはおしまい。
空港内警察はのんびりとした昼下がり。警察官達がのんびりと談笑したりケータイで「娘よ、学校で何をしたんだい?アンネは何してる?ちゃんと手伝うんだよ」と話している人、拳銃を持ってきて「ちょっとこれ隠しておいて」と新聞紙にくるんで書棚に鍵もかけずにしまう人、と言った様子でした。
でも夫が用件を説明すると担当の警部が話を聞いてくれ「ああ、あの件ですか。2・3件あなたのほかにも苦情が来ていてますよ」と言いながら警視のところへ案内され再び事情説明。警視は「大変でしたね。それでは今から事情を詳しく伺って検事に証拠のパスポートと一緒に提出をすることになります。まあ他の人からの件もあるのでその人は5・6ケ月もすれば刑務所行きですね。」と言うのです。
それからは書記の人に全ての説明と売った人の人相書きなどを説明、売った人を訴えると言う形で夫のサインをし終了となりました。
ここでまた我慢できない私は、「彼女に対して訴えるのですか」と聞くと「もちろんもちろん!他に誰がいますか?」と書記の警部は言うのです。夫も同じ。「え、だって彼女ももちろんそうだけど、税関の責任はないんですか?」と言ったら「やあ、これは彼女が独断でやっていることなので税関に対しての訴えにはならないですね」とのこと。
皆さんどうお思いになりますか?日本でもしこういうことが発覚したら結構なスキャンダルになると思いませんか?少なくともイズミルの税関責任者に対して何らかの責任をとらせるとは思いませんか?
その夫がサインをした訴状にパスポート原本を添付して、検事及び鑑識へ送られるのですが、本人にはコピーをくれるわけでもパスポート預り証をくれるわけでもありませんでした。一応小声で「この書類のコピーは私にもらえますか?」と聞いた夫、「いやあ必要ないない!」と3人の警部が声を揃えて言うのですぐに引き下がっていました。自分がサインをした書類のコピーをもらえないんなんて心外。
もうこれで70YTLが戻ってくる可能性は消えました…。
その後、パスポートは数日後に鑑識で「正真正銘の偽造印紙」と言うお墨付き!をもらって夫のいる場所まで警察の人が届けてくれました。そして数日前、今度は大蔵省から事情を聞きたいと言う連絡が来たので、大蔵省まで夫は出向き同じような調書を書いてきたそうです。なんでも「内密の調査」だと言っていたそうですが…。どうして内密なの?
悲しい&悔しいねぇ。
それに、拳銃ってそんな適当な扱いでいいのか・・・。あぅ。やっぱ警察って肝心なときには役に立たないのかしらねぇ。いずこも同じか。
先週、うちの事故の検分に来た交番のおまわりさんもいい加減なオヤジでさー。
うちのダンナ、加害者よりもそっちに切れて説教してたさ。トルコ人より攻撃的かもよ(笑)
とりあえずyukacanさんは、これだけ長いブログがUPできるくらいだから、風邪はホントによくなってきているのねぇ。(@_@)
たぶん、旦那様も70YTLが戻ってくるとは期待していなかったんじゃないでしょうか。
それよりも悪の根源を絶つことに闘志を燃やされたのでは、と思います。
大蔵省から調査だなんて、ここまでやったのはエライと思います。
ウチならもう諦めてたはずです。
でも、一応警察も動いてるみたいなので、無駄ではなかったよね?70YTLが戻ってくるかは微妙だけど…
旦那の従兄弟が警察官ですが、遊びに来た時にズボンの前に拳銃指してました。ホルダーも何もなし。服で隠してたからぱっと見わかんないけど。しかもね、見せてくれて触らせてもくれたのよ。ずしっと重くてビックリした。しかも玉入ってるし…
そうなんです。あの拳銃の取り扱いには唖然としました。日本のおまわりさんもいい加減なんですか?ショックだわ。以前夫が日本で車の鍵を拾って交番に届けた時の応対がバカっ丁寧だったので夫は日本の警察も一度で崇拝していたのになあ。おまわりさんに説教するご主人かっこいいー!
はい!風邪は90%回復と言えます。ありがとございます。
Asyaさん
そう、70YTLは初めっからあきらめていたんです。(私ははかない望みを持っていた)。ただ公務員の不正が許せない!ということで怒りまくっていたわけなんですね。警察でも大蔵省でも「貼り付けられた時にその印紙が偽だとは思わなかったのか?」って聞かれたんですよ!信じられます?道端て売ってるpiyangoじゃないんだから!偽だなんて考えもしませんよねえ。一体何を信じればいいのでしょう。
akikoさん
そうなんです。私は見ていないのですが、30歳くらいの女性なんですって!しかもこれだけ苦情が来ているというのにまだ税関本部で働いていると言うからびっくりです。どの面下げて!という感じ。
トルコの警察官って通勤も制服ですよね。制服姿でマーケットで家族で買い物してたりして…。もう何だか悲しいなあ。
先日の文化省内の海賊版CD販売問題と同様だったりして・・・。あるいはその女性は、スケープゴートになってるだけかも。
義兄もポリスですが、拳銃、タオルに巻いて棚の上に置いておいたり、家族に持っててくれって渡したり、山の上のヤズルックでは遊びでぶっ放したりしてました。
「おまえさんも撃ってみな」って勧められたけど、そういう行動自体どうしても許せないので、もちろんお断りしました。
ぜーったい、皆でグルなんだと思う。
そしてこんなの 口先だけで、結局 彼女&税関責任者には なにもお咎め無しになりそう。抜け道も用意されているのですよ、きっと!
悲しいけど、腑に落ちないけど、これが トルコの現状でしょう。
アレナに 電話、電話!!
おかげで、風邪が治って良かったね?!
どの国でも公務員の問題はいろいろあると思います…日本の警察官は、拳銃を持って帰れません。詳しくは言えませんが、保管庫があって、きっちり保管管理しています。交番内でさえ、拳銃の手入れは出来ませんしね。何年か前まで、持っていても肝心な事件でも使わせない雰囲気バリバリでした。
事故の検分で交番のおまわりさんの対応に満足できないのであれば、交通課の警察官に来てもらう、もしくはその管轄の警察署の交通課に出向いて、その検分をきっちりしてもらう、そして対応の悪い警察官への苦情を言う、がベストだと思います。
もちろん手間を取らせるのは心苦しいのですが、団塊の世代の警察官の中には、人間性の低い人、たくさんいます。もちろん若い人の中にも…そんな警察官を淘汰して、本人にも自覚させるためにも対応への苦情を言うのは悪くないと思います。
先日、日本でも在日インドネシア大使館の幹部がビザ発給の手数料などを水増し徴収して横領していたってニュースがありましたよ☆どこの国もお役人はこんななんでしょうかね~^^;
拳銃。。。シリアでお巡りさんに道聞いたとき、地図見るのに「持ってて」って渡された覚えが・・・。しかも拳銃じゃなくてライフルでした 怖かったです~
一人でこんな犯罪、できるとは思えないから、きっと裏で仕切ってる組織があるのでしょうね(それにしては、すぐにバレるお粗末な犯罪?)。
こう言う事って、一善良市民にとっては、本当にうっとうしいですよね。お疲れ様でした(って、まだ100%解決してないのかしら)。
そうかあ。イスタンブルのパスポートコントロールの人もチェテがあるんじゃないかと言ってたらしいです。(そしたら何とかしろよーと思いませんか?)イズミルから直接出国しない人なんて一日にほとんどいないと思うのです。割に合うのかしら。そしてあの印紙、古い印紙を2枚貼り合わせてあったんですよー。
義兄さん!拳銃ぶっ放してたのー?言語道断!最低!じゃありませんか?
めぐっちさん
そお!もう何を信じればいいのかわかりません・・・。しょぼ。警察の人たちは彼女は退職したと思っていたらしいんだけど、その新しく来たおじさんによると税関本部で謹慎中と聞いてびっくりしていました。それもお芝居?やだーっ。
夫もしばらく様子を見てからまた何か行動するらしいです。
風邪治ってよかったよう、ほんとに。めぐっちさんは?
匿名希望さん
コメントどうもありがとうございました。そうですよね、日本の警官は通勤だって制服着てないし、拳銃の弾の数だってちゃんと数えて不当に減っていないか確認されているんですよねえ。日本で警官が威嚇の為発砲、なんてあっただけでもニュースになるのにトルコじゃ日常茶飯事。一般人の発砲、(しかも結婚式など)すら平然と行われていて、トルコの一番嫌いな一面です!
やっぱり「団塊の世代」ですか。私も申し訳ありませんが、団塊の世代の方たちの一部に対して否定的です。