コンサートホールへの入口
金曜日の夜、たんすの中の洋服をひっくり返してトルコでは滅多にはいていないスカートを引っ張り出し、夫と2人で出かけました。行き先はフアル(イズミル見本市会場)の中にある「イスメットイニョニュ文化センター」で「イズミル国立交響管弦楽団」によるコンサート。クラシックのコンサートなんてトルコで行くのは初めて、少しばかりお洒落をして優雅なトルコ人たちに混ざってなんだかいい気分。
「イズミル国立交響管弦楽団」は日本でも何度か演奏をしたことがあるそうなのですが、名誉常任指揮者が「大沢可直さん」と言う日本人、そんな縁もあってか今年は1年を通してJTI(日本たばこ)がスポンサーになっているそうです。
またイズミルにはJICA(国際協力機構)から日本で研修を受けたトルコ人青年たちも何人かいらっしゃるそうで、帰国後もトルコと日本のために何かをしたいと事業立ち上げの準備中、そのお手伝いをしていらっしゃるイズミル在住で「こんなトルコが好き」などのご著書がある作家中沢由美子さんの伝でこのコンサートの招待券を頂く事が出来たのです。中沢さん、どうもありがとうございました!
招待状(左)とプログラム(右)
コンサートホールは大イズミル市ともあろうものがこんなちゃちなホールしかないなんて情けない!そして国立交響管弦楽団がこんなところで演奏するの?と言う感じでした。でも演奏は予想していたよりもすばらしく、よい時間を過ごすことができました。
1曲目はAllan Wareと言う方をソリストに迎えてモーツァルトの「クラリネット協奏曲、K622」。クラリネットの優しい音色が夫の眠気を誘いそう…ところが、コックリ…と行くかと思ったその瞬間、夫はまるでリズムを取るように頭を軽く揺らし始めていました。やるなあ。
カメラを構えている夫と目が合った大沢さん、その場で一瞬ポーズをとってくれました。ホントです!でもその瞬間は写っていませんでした。
2曲目は大沢可直さんが日本で初代終身音楽監督を務める「吉田正記念オーケストラ」の故吉田正氏作品を編曲した「交響組曲 東京シンフォニー第5番」、始まるとあれ、あれ?どこかで聴いたメロディー、「いつでも夢を(吉永小百合の)」とか「おまえに(フランク永井?)」とかその他に名前が思い出せないのですが日本の懐メロ(吉田正氏作曲)がモチーフになっている曲なのでした。
クライマックスになると指揮者の大沢さんの鼻をすする音、何度も鼻や目をぬぐっていらっしゃいます。横を見ると涙もろい夫「おじさん泣かせるぜ」と言いながらウルウルしています。他にも指揮者の姿を見て泣いたトルコ人多かったようです。最後にはなんとスタンディングオーベーション、拍手喝采の中コンサートは終了しました。
スタンディングオーベーションでコンサートは終わりました。
私は懐かしいとは思うけれど、なんだか「懐かしのメロディー」(そんな番組ありませんでしたか?)を見ているようでちょっと笑えてしまって楽しい気分で家路につきました。夫に「また来ようね」と言うと「うん、よかったねー、2曲目が最高だったよー」といたくお気に入りのようでした。
いつもありがとうございます。よかったらクリックお願い致します!→
金曜日の夜、たんすの中の洋服をひっくり返してトルコでは滅多にはいていないスカートを引っ張り出し、夫と2人で出かけました。行き先はフアル(イズミル見本市会場)の中にある「イスメットイニョニュ文化センター」で「イズミル国立交響管弦楽団」によるコンサート。クラシックのコンサートなんてトルコで行くのは初めて、少しばかりお洒落をして優雅なトルコ人たちに混ざってなんだかいい気分。
「イズミル国立交響管弦楽団」は日本でも何度か演奏をしたことがあるそうなのですが、名誉常任指揮者が「大沢可直さん」と言う日本人、そんな縁もあってか今年は1年を通してJTI(日本たばこ)がスポンサーになっているそうです。
またイズミルにはJICA(国際協力機構)から日本で研修を受けたトルコ人青年たちも何人かいらっしゃるそうで、帰国後もトルコと日本のために何かをしたいと事業立ち上げの準備中、そのお手伝いをしていらっしゃるイズミル在住で「こんなトルコが好き」などのご著書がある作家中沢由美子さんの伝でこのコンサートの招待券を頂く事が出来たのです。中沢さん、どうもありがとうございました!
招待状(左)とプログラム(右)
コンサートホールは大イズミル市ともあろうものがこんなちゃちなホールしかないなんて情けない!そして国立交響管弦楽団がこんなところで演奏するの?と言う感じでした。でも演奏は予想していたよりもすばらしく、よい時間を過ごすことができました。
1曲目はAllan Wareと言う方をソリストに迎えてモーツァルトの「クラリネット協奏曲、K622」。クラリネットの優しい音色が夫の眠気を誘いそう…ところが、コックリ…と行くかと思ったその瞬間、夫はまるでリズムを取るように頭を軽く揺らし始めていました。やるなあ。
カメラを構えている夫と目が合った大沢さん、その場で一瞬ポーズをとってくれました。ホントです!でもその瞬間は写っていませんでした。
2曲目は大沢可直さんが日本で初代終身音楽監督を務める「吉田正記念オーケストラ」の故吉田正氏作品を編曲した「交響組曲 東京シンフォニー第5番」、始まるとあれ、あれ?どこかで聴いたメロディー、「いつでも夢を(吉永小百合の)」とか「おまえに(フランク永井?)」とかその他に名前が思い出せないのですが日本の懐メロ(吉田正氏作曲)がモチーフになっている曲なのでした。
クライマックスになると指揮者の大沢さんの鼻をすする音、何度も鼻や目をぬぐっていらっしゃいます。横を見ると涙もろい夫「おじさん泣かせるぜ」と言いながらウルウルしています。他にも指揮者の姿を見て泣いたトルコ人多かったようです。最後にはなんとスタンディングオーベーション、拍手喝采の中コンサートは終了しました。
スタンディングオーベーションでコンサートは終わりました。
私は懐かしいとは思うけれど、なんだか「懐かしのメロディー」(そんな番組ありませんでしたか?)を見ているようでちょっと笑えてしまって楽しい気分で家路につきました。夫に「また来ようね」と言うと「うん、よかったねー、2曲目が最高だったよー」といたくお気に入りのようでした。
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旅行の写真をみると行ってみたくなってしまいますね。
私はドイツのスパ・クア情報などを載せているので
時間があるときに遊びにきてくれると嬉しいです。
復旧可能か問い合わせ中です。また遊びに来てください♪明日か明後日に旦那がそうなので、(急に決まった)ますます忙しくて更新あまりできないかもしれませんが。
http://mikijapan.exblog.jp
ブルサの写真もアップされるのかな。楽しみです。
博物館の人の趣味というか、「自分のCDです」、と言ってました。それ自体もコピーCDでしたけど。
オラとしては都心がガラガラになるこの時期(正月とかも)に仕事が入っているのは嬉しいです。凄く早く仕事場に行けるし、都心の車が感動的に少ない!
観光地に遊びに行くのはウィークデイのOFF日と決めています。人混み苦手・・・
あら、触れてはいけないものに触れてしまったのでしょうか。
藤原真里さん弟子であらせられるのですか。ますます素敵ー。TAKEさんにはGWというものは関係ありますか?
中沢さん、「作家じゃないんですよ」とおっしゃっていました。何なのかな?
クリックありがとうございますー!私もヒトポチしてますよー。
えっと~赤鉛筆ではありません( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
何に感動しても良いんです。
心が動いた事は人って忘れませんから・・
伝統楽器のサズで洋楽の名曲をカバーしたアルバムで、ブルサのシティミュージアムで流れていたのを聞いて、博物館の人に誰の曲か聞いたら、その場でCDをコピーしてプレゼントしてくれました。コピーCDは旅行中にキズだらけになったせいか、正常に再生できなかったので、結局日本で買い直しましたけど。
中学生の時にブラスバンドをやっていたので、当時は顧問の先生に連れられて、一年に2~3回は楽しんでいましたが。(少ないですね)
中沢さんの著書、私も持ってます。
2年くらい前に買って読んだのですが、もう一度読み返してみたくなりました。
ランキング、一位おめでとうございます!
今日もクリックしてきました(笑)
音楽詳しいってこれは懐メロの話。中沢さんの本は私も実家にあるので、今度送ってもらって改めて読み直そうかなあと思っています。
「なんちゃってスタバ」いらっしゃいました?イズミルのスタバ、まだ行けていません。
クラシックのコンサート、たまにはいいですね。小さい時からそういうちょっと背伸びした世界を見せることも必要ですよね。と、私は親に感謝しています。
この会場にも小さなお子さん何人か来ていましたが、おとなしく聞いていましたよ。でも楽章の間に「ねえねえ、いつ帰るのー?」と聞く声が一際響いていましたが。親は冷や汗ものだったでしょうね。
あらーそうなんですか。相方さんはチェロをお弾きになっていらっしゃるんですか。憧れます。チェロ。関係ないけど昔藤原真里さんのお母様が私の勤めていた会社のお店によくいらしていて何度かチケットを頂いたことがありました。へへ。
で、相方さんは赤鉛筆で髪の毛をとめたりしていた方ですか?ひひ。
ホールのことはそんなプロフェッショナルな目で見ないでくださいよー。日本のそこら辺の町の公民館の方がずっといいですから。学校の体育館すら勝つかもってくらいです。オケの方たちに同情しましたよ。反響板とかそんなこと考えたこともないみたいですよ。
うちの夫の場合、音楽にと言うよりもひとえに大沢「おじさん」の涙にやられたって感じです。
会場が窮屈そうに見えますが、返って迫力があっていいかもしれませんね。
Yukachanさん音楽に詳しいですね。私はさっぱり分かりません。
中沢さんの本も読んでみたいな、今度日本に戻ったときに。
クラシックのコンサートなんて、いつになったら行ける日が来るのやら・・・。子供が大きくなるまでガマンガマン。。。
もう一つのあらら!吉田正記念オーケストラってウチの相方がたまにCelloのトップで仕事に行くとこですねぇ。
しかし残念です、ホールが・・・
このステージ、フルオケが全く乗らないようですね?
客席の部分潰してステージを何とか広げたように見えますが・・・弦楽器にはサイドの反響板どころか屋根さえもありませんもんねぇ。プレイヤーは大変だったと思います。
でもそんな環境でも人を感動させ、また来ようと思わせる演奏はできるんですね。ちょっと反省(__)
やはり、いいものはいつまでも古びない、とまではいかないにしても、長く寿命を保つものなのですね。
年輩のトルコ人には懐メロとか演歌はうけそうな気もしますし。