その昔、日本にも船橋ららぽーと内にスゥエーデン家具を扱うIKEAはありました。白っぽい北欧家具や色鮮やかなテキスタイルに憧れて何度か眺めに行ったものです。90年代に日本から一旦撤退をし、この4月26日に船橋ザウス跡(ここもなくなったのですね)に再上陸オープンと言うことでした。
日本のことはさておき、私が住むトルコイズミルにもついにイスタンブルに続きトルコで2店目のIKEA IZMIRが4月6日にオープンしました。オープンすると言う噂を聞いた時は「もう一年早かったらなあ、うちの家具もIKEAで揃えられたのにな」と思ったものです。
オープンの約1ケ月前にはイズミル市内をほぼ網羅する形でカタログ雑誌が各戸に配布されました。しばらくはカタログを眺めるだけでもウキウキしていました。
そしてついに先日出かけてきました。場所はイスタンブル、アンカラへ向う時に通るBORNOVA(ボルノヴァ)、EGE(エーゲ)大学のキャンパスに隣接しています。張り切って開店時間よりも10分も早くに到着、我々以外にもそんなイズミルっ子たちがチラホラと広大な駐車場の中に見えました。
広々とした通路
建物は2階建て、入口には買い物リスト、鉛筆、買い物バッグ、カートが置かれています。まず2階に上がると書斎、キッチン、バスルーム、家事室、子供部屋、寝室などのモデルルームが作られておりそこで気に入ったものを小さいものは買い物バッグやカートへ、大きな家具、組み立て家具のパーツ等は1階の広大なデポでピックアップする為に買い物リストへ書き込む様になっているのです。モデルルームを過ぎるとそこで使われていた商品が種類別に並んでいます。
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広大でよく整備されている1階デポ、買い物リストにはデポのラック番号、商品番号も書き入れておきます。
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また2階には、託児所、セルフサービスのレストランがあります。私たちは後の予定があった為、駆け足でざっと見ただけですが、全てが真新しいせいもあり、トルコにいることをしばし忘れました。他の大きなショッピングセンターや日曜大工の店へ行くと常に陳列棚の間には品出し中の段ボールが客の歩行を妨げ、店員は客へのサービスよりも自分達の都合で動く、常に疲れたふくれっ面を見せられることに慣れていました。でもここでは陳列棚に不足商品はなく、全て補充が済んでいるし(開店直後のせいもある)、各商品の値札と一緒に「何に使うものか」「どんな特徴があるか」と言う説明つきなので店員が少なくてもほとんどの商品について聞く必要を感じませんでした。トルコでは店員教育と言うのもは皆無に近い、あっても全く徹底されていないと思いますが、ここではまだまだ店員が恥ずかしくて大きな声で誘導できていないという様子は見受けられましたが、一応教育を受けて、それを実践しよう、お客様のために、と言う姿勢が見られただけでもトルコで暮らす身としては拍手喝采したい位でした。
しかも仕様書の多くにはIKEAが出店している国の言語で書かれているので、日本語ででも読めます。
スモークサーモンとスゥエーデン風キョフテ
レストランは、明朗会計!「茹でたじゃがいも1個」の値段まで明記してありましす。スゥエーデン風キョフテ(肉団子)も個数別に価格設定がされていて、付け合せのジャムとの組み合わせが妙に癖になりそうな味でした。
セルフサービスなので食器も自分達で下げるのですが、そのコーナーはプレートで仕切られており、中のラックに個々のトレーを置くだけなので、食べている人たちには汚れた食器は見えない様になっています。子供用の高さの椅子や机も用意してありその周辺には木製のおもちゃが置かれていました。
食器トレーを片付けるコーナー
「IKEAでは高品質な製品をよりやすい価格で提供する為に、そしてよりよいサービスの為に食器は自分で片付けるのです。とても簡単なこと!」(ちょっと押し付けがましい)
私たちが探していたものは、夏になると西日が午後になるやいなや当って灼熱地獄と化すキッチンの窓にかける遮光テントの様なもの。ちょうどキッチンの窓の寸法に合った熱を通さないというロールスクリーンが見つかりました。夏の間は夕飯の準備をするのが憂鬱だったキッチンもこの夏はIKEAのおかげで快適空間になりそうです。(なるといいな)
トルコ、と言うかイズミルに来て特に思うのですが、トルコ人の公共心のなさ。自分の家の中は舐めるように掃除をするくせに、絨毯の埃やパンくずはベランダの外で払うし、洗濯物から下のベランダへ水が滴っても平気、ベランダを掃除した水は道路へ、マーケットの棚には封を空けた箱が放置されてるし、店員は客の目の前を平気で遮って自分の用事を済ます、と書き出したらキリがありません。
IKEAの接客や販売姿勢をイズミル人が「良いもの」だと認めるようになったら、そして客としてのイズミル人も公共の場でのマナーを少しでも学ぶことが出来たら、IKEAの出店はイズミルにとって大成功になると思います。
大型家具を購入したわけではないので、品質やアフターケア、配送サービスについてはまだ知ることが出来ませんでした。
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確かに、種類豊富で見に行くのは楽しいのですが、買った後すったもんだあったのですよ…
この自分で組み立てる!という作業…トルコ人には向かんね。
その前に、中のガラスやら木材やら割れていたので、取り替えてもらうのにまた行ったりして、一苦労。これは、結構あるみたいで、店側も、何が壊れてる?などのーチャック。
デポから、探すのも一苦労。一つの製品でも、部品が全く離れた場所に置いておかれたりするので。※部品によっては他の商品と共通の物もあるため。
組み立てるのは、図版があってそれにそって組み立てるんですが、日本人はこういう細かい作業をきちんと理解する能力は高いと思うのですが、こっちの人とにかく適当なので、部品の細かな部分まで判読・判別できないのが良くわかりました!
あとやっぱりね、値段なり…木材も柔らかいのね…。
マイナス面ばかり書きましたが、でもデザイン性は良いし、見に行くのは実は大好きです^^子供部屋とかの楽しいよね。トルコにはないデザインも多いし。
私も、昨日ひとりでISTのIKEAに行ったんだよ~!ここのキョフテはマジでおいしいですね。
IKEAで家具は買ってないから分からないけど、akikoさんのようなクレームもよく聞きます。(やっぱりトルコ人にとって図面だけ見て組み立て作業をするのは難しいのかも?地図も読めない人が多いし。袋から物を出すときもがさつだし。)なんといってもインテリアの参考になります。小物なんかも楽しいし、昨日は布を買って、テーブルクロスを作ってみました!なんと明日もダンナと行ってきま~す!(IKEAマニアと化してます。)yukacanも通っちゃうよ?
IKEAは一度行ってみたいんですが、家具をどうやって持って帰る?でも小物を探しに行くだけでも楽しそうですね!
スウェーデン風キョフテ、食べてみた~いです!
家具はスウェーデン製ですか?トルコの棚どうにかしてほしい。毎日のように外れる。
ねじで止めるのだけど、また外れる。
それともうちにある棚だけでしょうか?
自分で組み立てるのトルコ人に向いてないの?我が夫は何でも自分でやってしまうし、家にある大工道具といったら商売やるのか?ってくらい専門的なので、私はトルコ人はみんな得意なんだと思っていました。何故ならトルコのお店のアフターケアとかmontajとかっていい加減だからみんな当てにしてないんだと思っていましたよ。
確かにトルコの仕様書って不親切ですよね。でもヨーロッパのブランドのものも日本ほどには親切ではないので、まあ日本が親切すぎるんでしょうねえ。
うちが今回買ってきたロールスクリーンも組み立てと言うか設置が面倒だったんだけど、取り付けた後で仕様書が中から出てきました。
あ、うちのメフも地図読むの苦手です。というか車運転するくせに方向音痴。お宅のアフさんはいかがですか?明日も「イケアでお買い物♪」楽しそうだねー。キョフテ食べてくるのかな。そう言えばイスタンブルイケアのキョフテの付け合せは茹でたじゃがいも?イズミルはフライドポテトだった。私も通いたいよ。
私はこちらに来た当初、イズミルのサアトクレシの辺りが急激に整備されてびっくりしました。日本では考えられないような猛スピードだった。BORNOVAはこのIKEAに隣接して秋にはFORUM BORNOVAというALISVERIS MERKEZIが出来るそうで、先日も工事が進められていました。楽しみ!
そうそう、小物を見ているだけで目の保養になりますよ。スウェーデン風キョフテ、ジャムつきでぜひお試しください!
扱っている商品は全てイケアブランドですが、生産国は色々な国の名前がありましたよ。mikiさんちの棚外れるんですか?どんな棚?そういうのの修繕うちの夫大得意です。一家に1人!派遣しましょうか?あ、でも今ご主人がいらっしゃるからきっとやってくださいますね。
VOISIN IZMIRの販売什器かな。でも、めふが作ってくれるからいいか・・・。
田舎だからな・・・、きっと無理。
山形市まで行けば大きな家具屋さんはあるけど、ここまで大きくはないです。
行ったら一日中入り浸ってしまいそうですね。
日本は今日でG.Wも終わりです。
遊びすぎで家事がたまり気味・・、午後からは掃除しないとな。