チョルムのエリクの木
日本の春は梅に始まり桃、辛夷、木蓮、桜…と今頃まさに百花繚乱の季節ですね。私はいつもこの時期、桜が咲くのを楽しみにしながらもあの在原業平が詠んだ「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし」の心境で風が吹いたり雨が降ったりすると桜の花びらが散ってはしまわぬかと気が気ではありませんでした。
最初に住んだトルコのチョルムで春を迎えた時、道端で見つけた満開のエリク(すもも)の花にしばらく会わなかった旧友に会ったような懐かしさでとても嬉しかったことを覚えています。外国に住む様になって日本や日本人の良さを再発見する日々ですが、中でも日本人の季節の移り変わりを敏感に感じ、それを楽しむ心はすばらしく、そんな日本人でよかったと思います。日本人がこれ程までに桜を愛する気持ち、あまり季節の移り変わりに胸ときめかすことがない様に見受けられるトルコの人には説明してもわからないだろうなあ、と最初からあきらめてまだ誰にも説明したことがありません。
街角で春を告げるチャーラ売りの屋台
洗って塩をかけてカリカリと齧ります
そんなトルコで、春の訪れを感じるものにチャーラがあります。チャーラはアーモンドや杏のまだ熟してない若い実のことで、青いうちにそのまま食べます。初めてアンカラの街角で売っていたチャーラを夫が買ってくれた時は、何だか渋いようなすっぱいような味がしただけで、1個すら食べられなかったのですが毎年「あ、チャーラだ!」と言って春を感じながら食べるごとにその青っぽい味やカリカリとした歯ごたえが不思議と美味しく感じられるようになってきました。
日本の春は梅に始まり桃、辛夷、木蓮、桜…と今頃まさに百花繚乱の季節ですね。私はいつもこの時期、桜が咲くのを楽しみにしながらもあの在原業平が詠んだ「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし」の心境で風が吹いたり雨が降ったりすると桜の花びらが散ってはしまわぬかと気が気ではありませんでした。
最初に住んだトルコのチョルムで春を迎えた時、道端で見つけた満開のエリク(すもも)の花にしばらく会わなかった旧友に会ったような懐かしさでとても嬉しかったことを覚えています。外国に住む様になって日本や日本人の良さを再発見する日々ですが、中でも日本人の季節の移り変わりを敏感に感じ、それを楽しむ心はすばらしく、そんな日本人でよかったと思います。日本人がこれ程までに桜を愛する気持ち、あまり季節の移り変わりに胸ときめかすことがない様に見受けられるトルコの人には説明してもわからないだろうなあ、と最初からあきらめてまだ誰にも説明したことがありません。
街角で春を告げるチャーラ売りの屋台
洗って塩をかけてカリカリと齧ります
そんなトルコで、春の訪れを感じるものにチャーラがあります。チャーラはアーモンドや杏のまだ熟してない若い実のことで、青いうちにそのまま食べます。初めてアンカラの街角で売っていたチャーラを夫が買ってくれた時は、何だか渋いようなすっぱいような味がしただけで、1個すら食べられなかったのですが毎年「あ、チャーラだ!」と言って春を感じながら食べるごとにその青っぽい味やカリカリとした歯ごたえが不思議と美味しく感じられるようになってきました。
どんな味、って説明するのが難しいです。今日も食べたけれどやっぱり青臭い味です。今日のはものすごく新鮮で噛むのが大変だった。日本は食べ物に関しては季節感がなくなってしまいましたが、トルコはまだ健在です。ドイツではこれからどんな食べ物が出てくるのでしょう。平年よりも寒いんですね。風邪ひかないようにして下さいね。
匂いできゅっと胸が・・・。突然その匂いがした途端、昔のその匂いにまつわる光景がぱーっっとよみがえるんですよね。普通の反応なんですね。皆さんそれぞれ思い出の匂いがあるんだろうなあ。
どんな味がするのか、想像が出来ません。ちょっと青臭いのかしら・・・。こういう、季節限定の食べ物って好き。季節を身体で(胃で?)体感できるというか・・・
春ですね。でもこちらはまだ寒いです。今年は平年より2週間遅いとか・・・
↑↑上で、書かれてましたが、私も匂いでいろんな事を思い出します。嗅覚というのは六感のうちで一番記憶と直結している感覚だというのを読んだことがあります。なので、匂いできゅっと胸が締め付けられるような懐かしさに浸ってしまうのは、ごく普通の反応らしいです。
夜桜といえば私は、昔は毎年会社帰りに青山墓地でお花見でした!
イズミルへいらしたとのこと。でもトンボ帰りだったのですね。残念残念。今度はゆっくりと我が家へもお立ち寄りくださいね。
デニズリの春はどんなですか?
lalestreetさん
離れてみるとわかるんですよねえ。なんでもない実家近くの散歩道が無性に懐かしい今日この頃です。そして日本へ行くと、やっぱりトルコが懐かしい。
エディルネのご実家は水害の被害大丈夫だったのですか?心配してました。
akikoさん
カイセリでは食べないものなのでしょうかね。erikは私もあまり・・・。でも前に住んでいたアパートのzeminに住んでいたおじさんが、いつも庭になるerikをもいでお裾分けして下さったのでありがたく食べていました。
お花見や紅葉狩りなど楽しむのは日本人だけなのでしょうかね。他の国はどうなのかなあ。
エリッキもあんまり。
旦那が食べないから(買ってこないから)口にする機会がないせいもあるんだけど。
musmulaさんの、ガイドさんのお話、笑ってしまった。そうだよね、トルコ人には理解できないんだろうなぁ。私も春になって花木が咲いてるのを嬉しそうに見てても、旦那は我関せずですから。日本の季節を感じる感性って、やっぱり素敵だと思うなぁ。私も、トルコ来て、反対に日本の良さってわかるようになったんですよね。
その名前、チャーラというのですね。初めて知りました。
私も外国に住むようになって改めて日本の良さを実感できるようになりました。離れてみて初めて気づくことって多いですよね。季節の移り変わりや、情緒、趣なんかは日本ならではですよね。 そして今は日本でトルコの良さを実感する今日この頃です。
実は先週の日曜に突如イズミールに行く用事ができて1日だけ行きました。コナックからちょっと離れたところ(ってそこもコナックっていうのかなぁ。あんまりよく分かってないんですが・・)にある比較的新しそうなホテル(あーもう名前忘れてる。。健忘症?)に行きました~。
好きってわけでもないんですよ。自分で買おう!という気にはならないです。でもちょっと季節を感じたいと言う感じかな。
日本人って桜を見てただ美しいと感じるのではなくパッと咲いてパッと散るその潔さを自分に重ね合わせたりしますよね。トルコ人には到底理解できないことなんだと思います。お気の毒!
キラズさん
ああ、キラズさんも!嬉しいなあ。こういうことがわかりあえるってやっぱりいいです。
でもきっと日本に住んでいたら、日常のテンポに流されてその良さがわかっていても、立ち止まらないで通り過ぎていってしまったのかもしれません。
キラズさんは今年、トルコでの春の訪れを何で感じましたか?
そんなことを思うと、年を重ねるのも満更悪いことでもないですね。
あれ、そちらでは食べませんか?トルコってまだまだ土地のものとか季節のものが結構はっきりしていますよね。ノフト!生で食べるの大好きです。おいしいです!でも虫がいそうでちと恐い。トルコ人、油や砂糖や塩のとりすぎ!そして食品にも身体によくないものたくさん入っていそう!野菜たっぷり食べて一見健康そうなんですけどね。
SuuSuuさん
色々なお花がこれから咲くのでしょうが・・・。私が好きなのはこれからの季節geincik(ひなげし)です。日本は住宅地も皆さんお庭をきれいに手入れしていらっしゃいますが、トルコは野性的な花が多いような。砂漠に咲く黄色い春の花かあ、絵になりますね。
SuuSuuさんのお花見は?
musmulaさん
私も匂いで色々なこと思い出しますよ。小さい時に乗った地下鉄の匂いとか、雨が降り始める時の土の匂い、匂いにまつわる思い出ってすごく多いです。むせるような土の匂い、青い草の匂い、雨上がりの木々の匂い・・・。ううううん!
日本語ガイドさんの話、トルコ人ってそうなんでしょうね。こんなに自然が豊かな国なのにそれを愛でることをしないって何だかもったいないような気がします。日本の様にお花見ツアーとか紅葉ツアーとかないもんなあ。きっと理解できないんじゃないですか?
日本人は本当に繊細だと思いますよ。
そして、ここトルコでも その季節の到来を告げる旬のものを街中で見かけると『ああ、春なんだなー』なんてしみじみ感じ入ってしまう・・・
年を重ねるとみな同じなのか・・・(笑)
そうだねえ、もう1年だねえ。というよりもまだ1年しかたってないの?って感じです。色々なことを一緒に経験できたのでもうすごく長い時間が過ぎたような気がしてた。チャーラ、二人に食べさせたくてメフが買ったんだったよな。そうですよー、これからはいい季節。でもcoskun家はそれどころじゃないね。3人とも身体に気をつけて。
めぐっちさん
イスタンブルのチャーラ、8YTですか!!!びっくりだあ。いくらミグロスとは言え高すぎ。今日パザルで見たらこちらはキロス1.5~3YTLだったよ。
ほんとに、チャーラは季語になりそう。春告げ食べ物ですよね。寒い時に出始めるから余計嬉しくなっちゃう。
きいのこさん
そうですかあ、去年の今頃はイスタンブルでしたかあ。今年のご予定は?箸でハエ捕まえる技見に来ませんか?
チャーラも食べ過ぎるとおなかを壊すと言われました。
日本人は果実のなる花を見ても風流を感じ取りますが、トルコ人は「今年はいい実がなりそうだね~」ですもん。日本のように純然たる観賞用の桜は、トルコには定着しないだろうな~と思います。
私は花や木々なんかでも季節の変わり目を感じるんですが、「臭い」で感じることが多いかな。(変な奴です。)
冬の石油ストーブの臭いとか、春の芽吹く臭いとかです。
日本語ガイドをしていて、日本人の方と文通をしているトルコ人が、日本からの手紙に、紅葉や桜の下でのお花見のことが書いてあって、トルコはどうですか?季節を感じるのは素晴らしいですね。と言うような内容に、ひたすら首をかしげていました。
木の葉の色が変わるのがそんなに凄いことなの?と聞いてきたんで、説明に大変でした。
まだ、完全に理解していないようです。
日本人は繊細で感情豊かな民族なのですね。
なんとなくトルコって広いからいろんな気候があって、地中海のそばなので、季節ごとにいろんなお花が咲くのかと思っていました。
サウジの人が砂漠の春?の写真を見せてくれました。黄色いお花が一面に咲いていました。
あんな砂の土地にも季節があるので、余計にそう思っていたのかもしれません。
今日は、日本は寒波がやってきているそうで、冬のように寒くなっています。雪が降っているところもあるみたいです。
今日は、桜もかわいそうです。。。
ひよこまめの青いのボリボリ食べてたのは見ました。こちらの人たちは健康的です。日本の方が平均寿命が長いのが不思議です。
きいのこさん、madamkaseさん?のチャーラ酒、お味はいかがだったのでしょう?
今年は遅めなのかしら??
でも、やっぱ生の青い実には抵抗があって手が出ませんでした。
ほら、梅の実は青い生のままだと毒があるって言うじゃん。(-_-;)
ちゃーらは平気なのねぇ・・・。なんでだ~。
塩振って食べるのか~。ふむふむ。
加瀬さんが確か、ちゃーらで梅酒もどきを作ってたねぇ。
今日、ミグロスで見たら キロス8YTLくらい。。。だった
1キロも食べないけどさぁ。。。高いよ。
もちっと 旬になったら!!と 期待しています
チャーラってさ 日本にあったら俳句の季語になりそうじゃない?
先日も聡子と、今の時期にトルコに行っていた話しになり、アーモンドの実を食べた話になって、「食べた~~い!」になりました。
花を見たときも。梅か?などと春をトルコで感じれ驚いた気がします。
いい時期の訪れ・・・トルコいきたいなぁ~。と感じる今日この頃・・・・・・。