イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

IZMIR´DE HATAY GUNLERI(イズミルでハタイ週間)

2011-10-09 00:44:02 | イズミル暮らし・イズミル案内

HATAY(ハタイ)県は、トルコ最南に位置し、シリアと国境を有しています。1939年にトルコに編入されたということもあり、アラブ人、アルメニア人、そしてキリスト教徒など他民族が共生しています。10年ほどに旅行者としてHATAYのANTAKYA(アンタキヤ)を訪れた時も、他のトルコの街とはちょっと雰囲気の違う細い路地に異国を感じたものです。街を歩く人々は明るく、行き交う人が普通に「おはよう!」と声をかけてくれるのが嬉しくて、もう一度訪れたい街のひとつでもありました。

日曜日に、イズミルのKULTUR(文化)公園で開かれていたペットショーに出かけたのです。大型犬、特にトルコ固有の牧羊犬カンガル犬が大好きなので、会場でさわったり一緒に写真を写すことができて大満足でした。さてどこかで何か食べようかと公園の中をぶらぶらしていると「IZMIR´DE HATAY GUNLERI(イズミルでハタイの日々)」の看板、別の会場でHATAYの物産展の様なものが開かれている!

展示ホールの外には、日本のデパートの観光物産展の様にたくさんのブースが出ています。HATAYと来れば名物「キュネフェ(カダイフという細い麺の間にチーズを挟んでオーブンで焼きシロップをかけたもの)を食べよう!」と思ったのですが、他にもおいしそうな屋台がずらーっ、ここでお腹がいっぱいになっては他のものが食べられないと、とりあえず写真のみ撮影。

お肉を焼く煙とにおいがあちこちから上がっていますが、まず最初に食べたのは、下のKADAYIF DOLMASI(カダイフドルマス)、当然甘いんですが、とっても上品な甘さで想像以上に美味しかった。揚げたてということもあるのでしょうね。半月型のもの、名前を聞き忘れましたが、中にKAYMAK(カイマク=トルコの生クリーム風)が入っているそうです(TAS KADAYIFI(タシュ=石カダイフ)と言うらしい)。

リング状のものはMUSEBBEK(ミュシェッベク)、イズミルでも同じ外見のものを見たことがありますが、MUSEBBEKという名前はHATAY固有のもの。チュロスに似ていますね。

キュネフェの屋台と同じ位多いのが各種ケバブ(焼肉)の類、店員のお兄さん達が元気で活気があり一番はやっていた「KAGIT KEBABI(紙ケバブ)」を食べてみることに。名前の通り、肉、玉ねぎ、トマト、マイダノス(パセリ)を大きな包丁で刻み、紙の上に乗せてオーブンへ。

焼きあがったものをナン状のパンにはさんでいただきます。辛いのかと思ったら、「残念ながら辛くないんですよ」と言われました。かなりのボリューム。見た目よりも意外にくどくなくソフトな味でした。

さすがにお腹いっぱい、キュネフェが入る場所がない・・・と帰り道につこうとした時に目にはいってしまったこれ!BICIBICI(ビジビジ)!!!HATAYのお隣り、ADANA(アダナ)県で食べられているもののようです。夏に思い出す日本の美味しいものNO.1のカキ氷、トルコでは氷自体を食べることがあまりありませんが(ファストフードの飲み物にもほとんど入っていません(^'^)、ADANAではBICIBICIなるものがあるとうわさで聞いて一度食べてみたいものだと思っていたのです。お腹いっぱいだけど、研究の為には食べなければ…。

とてもキメの細かい氷の下にある杏仁豆腐のような白いもの、これはコーンスターチと砂糖で作ってあるそうです。これが土台、この上に氷を乗せて、シロップ、バラ水、粉砂糖をかけて出来上がり。氷はどうやって削るのか、このお店で見ることはできませんでしたが、以前TVで金物の鰹節削り器の様なもので削っているのを見たことがあります。味は・・・日本のカキ氷が一番かな。

その他にも美味しそうなものがたくさん!職人さん達も元気がよくて皆さんいいお顔をしていらっしゃいます。結局キュネフェは、イズミルでもお店で食べることができるから、と言うことで断念。活気のあるHATAYの風をIZMIRまで届けてくれてありがとう!

 

 

いかにも後から付け足したと言う感じですね、HATAY県。

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