山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

生駒山系縦走路・私市駅より黒添池経由で交野山へ(ゆったりとした心持で歩ける道)

2018年11月19日 | 山野歩
国見山からの景観

2018年11月11日(日)
『生駒山系縦走路』
<私市駅より黒添池経由で交野山へ>
[コースタイム]
[京阪電鉄・私市駅]7:41→[月ノ輪滝]→8:26[すいれん池]8:43→9:07[黒添池]9:21→10:09[八ツ橋]→[くろんど園地ゲート]→11:43[交野山]12:15→12:32[白旗池]→13:08[国見山]13:34→14:58[JR津田駅]
◆所要時間:7時間17分
<ゆったりとした心持で歩ける道>
今日は山に行く予定はなかった。
ところが昨日の夕飯時になって、夕方までなら僕の自由になる時間を持つことができるということが分かった。
そこでやって来たのが、私市駅より黒添池経由で交野山へと向かう道であった。
この道は、嘗ては走っていた道でもあるのだが、今までに幾度となくやって来ている道で、
必要とする時間もある程度分かっている道ゆえ、また、交野山辺りを除けば起伏のあまり無い道が続くので、
秋の景観を楽しみながらゆったりとした心持で歩ける道でもあった。
併しだ、今日は何事も無く歩けたのだが、
交野市駅方面へ至る道との分岐点より少し前進した小途で写真を撮っているときに、
後方よりやって来られた里村さんという方がおっしゃるには、
台風21号で生じた倒木で、“くろんど園地”内であっても通過できない処が以前にはあったそうで、
今日も台風21号の影響とみられる倒木が其処彼処にあったが、行政がきっちりと道を確保してくれていた。
僕が歩く予定のルートと同じそれを歩くという里村さんとはその快適なハイキング道を交野山まで御一緒した。
第二京阪道路がもう其処という下り道を歩むとき、やはり下る老人がおられた。
その後方上手に池があって、其処では数人の方が釣りをしておられた関係で、
その老人も釣り人かなと思ったのだが、老人は網を持っておられるのだが釣竿を持っていない。
不思議に思って「何を採っておられるのですか」と尋ねてみると、
「むかごです」とおっしゃった。
「むかご?」と訊き返すと、老人は「自然薯です」と応じ、
「食べてみますか」と言いつつ1cm位の丸い実を取り出し僕に渡した。
頂戴すると、柔らかい感触でほんのりとした甘さが口中に拡がった。
「昔は日本アルプスへも行ったが、歩けなくなった今は、
一週間に2~3日森にやって来て、木の実や茸を採って楽しんでいます」と続けられた。
「僕はご主人さんのような知識がないので、残念ながらそのような楽しみを持つことは出来ません」と答えた。
老人は近場に住んでおられるという様子であった。
交野山が近づいたころ急峻な下り階段を歩くときに、何かに足を引っ掛けバランスを失うが、
直ぐ下におられた里村さんが僕の身体を支えてくださったお蔭で、僕は転倒することはなかった。
階段を造るために使用している丸太を固定している鉄杭が、
丸太がずれてしまったことにより鉄杭のみが残り頭をもたげていたのだが、
それに足がとられたのではないかと里村さんはおっしゃった。
今日は其処彼処で秋に出合うという嬉しい山行となったのだが、
八ツ橋の並びに作られている[カタクリの森]にやって来たときに、
そこに立っている縦札を見て、「カタクリが咲く来春にやって来よう」と、
昨年の暮れに考えたことをすっかりと忘れてしまっているのに気付いた。
またもう一つ、「来春にやって来よう」と思ったことがあった。
それは、“くろんど池”の辺に浅香山部屋の大阪場所稽古場(土俵)があったからだ。

春場所の稽古場

すいれん池前のニシキギ

くろんど池辺
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする