浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

京のおみやげ

2015年05月25日 | 日記

京都の土産につれあいに所望したものはパンフレット。私もおこぼれを頂戴したい。

妙心寺退蔵院からいただいたものに『こころのおみやげ』という小冊子があった。

「無事是貴人」は禅語だそうだ。

松山大耕副住職の講話の一説から。
「無事で何も起こらないことがよいことだと誤解されやすいのですが、本来は
欲のままにあれこれと自分の外側に求めることをしない悟った人が貴いのだという意味です。
言い方を変えれば、正解を求めて考えすぎるな、平常心が大切ということ。
あれがないこれがないと人と比べて欲を満たそうとすることのむなしさを説いているのかも
知れません。

もう一度自分の暮らしをじっくり見つめれば宝ものは見つかるはず・・・」

「欲しいものはすでに自分が持っている」禅宗からのこころのおみやげ、とある。

 

このようにして、つれあいの喜寿の修学旅行はつつがなく終了し、楽しい思い出が残った。

思えば、高校2年生の修学旅行でつれあいは体調を崩し、奈良の一日を停車した列車の中で
過ごした。
当時は、ほぼ満席の列車で一晩かかって、早朝、奈良に着いた。つれあいは発熱、東大寺も
法隆寺も見なかった。ようやく、翌日の京都は清水寺や平安神宮などを参詣したのだった。

いま博多から京都まで新幹線で2時間40分、59年前は熊本から関西まで半日がかかった。 


退蔵院 瓢鮎図

2015年05月25日 | 日記

京都妙心寺 退蔵院。国宝『瓢鮎図(ひょうねんず)』

日本最古の水墨画(如拙筆)

小さな瓢箪(ひょうたん)で大きなナマズをいかにとらえるかという禅の問題だという。

  

将軍足利義持は当時の京都五山の禅僧に31人を集めその機知を競わせたという。

 


広隆寺 弥勒菩薩像

2015年05月25日 | 日記

広隆寺は603年聖徳太子から賜った仏像を本尊として建立されたという。

宝冠弥勒像は国宝の第1号。

 

この半跏思惟像は、「一切衆生をいかにして救おうかと考えている」お姿を表しています。

(広隆寺のパンフレットより)