浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

写真展「世間遺産放浪記」ゼッタイお勧め!

2009年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム

“世界遺産”ではない“世間遺産”である。

写真家、藤田洋三さんがいま、福岡空港ロビーで不思議な、心暖まる、庶民が作った“遺産”を記録した写真を展示している。

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写真家、藤田洋三さんは“わらこずみ”や“鏝絵”を記録、その独特のカメラアイで庶民がのこした手仕事の遺産、土地と風土が刻んだ暮らしの記憶を写真に留め、それらを再評価するきっかけを作った方。私は心から尊敬するお一人。

空港ロビーの一角がきのう朝、「福博世間遺産」で輝いていた。朝日が射しこんでいた所為もあるが、ビジネス客らしい人も、旅から帰ってきた人たちもひととき、写真を覗き込んでいた。

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チラシの裏面に『あなたの身近にある「福博世間遺産」を募集します!』とのこと。

『昔からそこに暮らす人々の長い人生の生業や暮らしと共に作られた用の結果としての美。名も無き職人の手技。はたまた庶民の饒舌。世間アートとでも呼びたくなる摩訶不思議な道具や建物の在る景観。ときにはカメラ片手にふらりと彷徨い、今では見向きもされなくなったあなたの身近な貴重な暮らしの記憶を探してご応募ください。』

私も何かをご提案したい…

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こちらは丸善書店。「水と緑の国 日本」のポスターが貼っていただいている。

富山和子さんは水問題、環境問題で長年にわたり、貴重な発言を続けていらっしゃる方。講演会は今月16日金曜、午後2時から、福岡市天神「都久志会館ホール」。いま日本で一番大切な話を聞くことができる。

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まだお席があります。なにとぞおこしくださいませ。