こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

有 害 無 益

2019-12-01 06:31:13 | Weblog
問題の本質を見失ったまま

の状態を

いつまでも

つづけていると

状況は改善されることなく

悪化する一方となり

結果は日増しに

劣化する


このサイクルから抜け出せていない

という行き詰った現況が

気候変動をより一層深刻化させ

京都議定書を見限って

パリ協定の成立を

急がせるようになった


地球上で観測された温室効果は

上層部と下層部の二つ

に分かれ

それぞれが独立したサイクル

へと分裂している


飛行機が行き交う

高度一万メート付近では

CO2が熱媒体

としての役割を果たしている

と思われているのだが

高空域の大気温は

極めて低い

このためCO2が保持する熱は

寒気に触れて温度を下げ

冷たい熱を保存するだけとなる


熱交換プロセスを経て

熱平衡状態へと

やがて遷移する

その一方で

低層に於いては

CO2は空気より重いため

単独で大気圏へと上昇することができず

海水と大地のいずれかに取り込まれ

温室効果を発揮する能力を

失う

重力が距離の二乗に反比例する

ものであるために

上空へと昇る距離が広がると

この逆二乗則が働いて

引き戻そうとする力は弱まる


地表では

水蒸気が熱の移動に関わることで

位置エネルギーを体得し

上空で潜在能力を貯めこむ

こうした一連の経過を

同時多発的に

進める

という二重構造を成り立たせ

温暖化の原因を人為的に

CO2へと摩り替えた

この錯誤に気付かなかった

ということが環境対策を誤って

気候変動を拡大させた


降水量のこのところの

異常なほどの急増

という顕著な変化は

火力発電を主とする

燃焼炉と内燃機関などが吐き出した

水蒸気が原因となっていて

CO2の増加が関与する余地

はそこにない


低層で発生したCO2は

自らが持つ重さの故に

上空へと昇ることができず

底面に沿って横方向へと拡散し

水に溶け込んだ段階で

保持した熱を平衡化する


水蒸気は水が気化したものであり

気化熱を奪って地表を冷やし

上層へ上って

そこを反対に温める

プロセスが

温室効果を生活圏へと与え

周辺の気温を高めることになる

その途上で位置エネルギーを体得し

降水量の増加と

それに伴う流体エネルギー

の開放を経て

洪水を多発させ

水の勢いで

山塊の崩落のみならず

人工的に作られた

各種の設備を軒並み破壊し

ゴミの山を積みあげたあと

やがて鎮まる


熱エネルギーが位置エネルギーとなり

降水量の異常な増加を生み落し

破壊圧となって作用する

というメカニズムが

気候変動を経て

自然災害を狂暴化させている

その中間で

電気エネルギーがつくられる


最終段階でゴミの山を

至る所に積み上げる

このなりゆきこそ

エントロピー増大の法則

即ち

秩序は混沌へと向かい

不可逆的に遷移する

という実態を指し示す


大気圏と対流圏の重なりあう

その集合領域の付近では

航空機が排出したCO2が

長時間漂い

熱平衡状態に遷移したあと

熱を失って無害化した後も

そこに滞留しつづける

これがCO2のppmが

温室効果を失っていながら

増え続けているその理由


低気圧から高気圧への転換点

を境にして

垂直的な撹拌を維持しつつ

同時に中間層付近で

偏西風と貿易風による

東西間の水平方向の撹拌

にも巻き込まれ

上下方向に翻弄されながら

大気圏内に存在し続ける


重力で引き戻されるには

比重が軽いだけでなく

高く上がれば上るほど

逆二乗則の支配を受ける


航空機の飛行が増えるに連れて

高空域でのCO2の濃度は高まり

紫外線で分解されていたものが

消え残るようになり

上層部にそのまま滞留して

冷熱を保った状態で

そのppmを高めつづける


地球にはこのような

二段階の空域で

CO2が階層化する状態

が与えられている


最も有害な温室効果ガスの正体は

CO2では決してなく

疑われたことのない

気体の水

つまり水蒸気だった

ということなのだ


地表の熱を

上空へと運び

その過程で生じた位置エネルギーを

取り込んで

寒気に触れて冷やされて

雨となって地上へと

落下する

その降水量が

水蒸気の人為的な増加で

異常に増えた

ということが洪水を多発させ

位置エネルギーを開放して

破壊エネルギーへと変容させた


海水の温度が上がると

蒸発蒸散作用が加速され

低気圧が発生すると

それが上昇気流となって

その他の軽いガスを

上空へと運び去る


水蒸気の量が増えると

雨雲は嵩を増し

寄り集まって

空高く聳え立つ

雄大積雲となる


それが寒気によって

急速に冷やされたとき

古今未曽有の集中豪雨を発生させる

洪水の被害を

位置エネルギーが加速する

という仕組み


流体エネルギーは集まって

破壊圧をさらに増し

あらゆるものを押し流し

大量のゴミの山

を積みあげる

こうして

成り立っていた秩序を毀損し

混沌へとシフトする


水蒸気には温室効果だけでなく

水の持つ破壊エネルギーを

同時生成する特別な能力

が備わることがある

その大本となっているのが

位置エネルギー


水蒸気という気体が

熱を上空へと移動させた段階で

位置エネルギーをとりこみ

冷えた水蒸気が液化して

重力に捕捉され

ついに落下して雨となる


大量の雨は

ダムの水位を短時間で押し上げ

その一部を電気エネルギーへと替えている

水力発電のメカニズムは

水蒸気を中核とする

位置エネルギーを起源とする

再生可能エネルギー

の実用化に他ならない


降水量の急激な増加

というこのろころの著しい変化が

文明の制御を

超越して増殖するようになったときから

気候変動が甚だしいものとなり

自然災害がその結果として

より狂暴化する

という事態を引き起こす

ようになった


有害なのはCO2の増加

ではなく

水蒸気の大量発生

という人為的な変化であった

低層域で発生した温室効果ガス

つまり水蒸気が

温暖化メカニズムを

善人づらをして高めていた


地表で発生したCO2は

それがもつ固有の重さによって

大気圏内を上方向へと

移動することが

つまりできない


温室効果を発揮する能力がありながら

その役割を果たしていない

ニンゲンがこの部分を

問題として

正しく見ていなかった

ということが

気候変動をただならぬもの

へと変えた


川面や海面から水に取り込まれ

温室効果を発揮する機会

を失った水に溶け易い

性質を持つCO2は

地球環境にとって

本来無罪

温室効果がある

というだけの理由で

濡れ衣を着せられただけなのだ


調査機関が要素抽出を怠って

要因分析を誤った

その過ちに

いま以て

一向にきづいていない

再生可能エネルギーに対する

強い執着心をもっているからだ


学歴重視に特化した

学力樹脂の教育システムに準拠した

採用基準を企業が設け

教育の場を

人材育成の下請け化することにより

生産性を高めた積もりでやってきた

知識の量的拡大を図って

思考能力の劣化を逆に早めた

ということになる経過


位置エネルギー程度の知識は

中学で扱うレベルなのだが

意味が分かっていないと

温暖化の理由さえ

見失って妄動する


知性を失った似非知識人たちが

無駄な投資行為に国を励ませ

莫大な国費を失った事実に

素知らぬ顔で

温室効果ガスの削減目標

の最大化を闇雲に急いでいる

何と哀れなことであることか


急ぐべきは

水蒸気の無害化なのだ

メタンを主成分とする

天然ガスを燃やせば

CO2と水蒸気とが

同時にできる

メタンが炭素と水素の化合物

であるからだ


水蒸気ではなく液体の水

に戻してから

大気圏内へと放出すれば

気化熱による温室効果は

それほど多く発生しない


水蒸気に備わる位置エネルギー

を発生させる機会さえとり去れば

自然災害の狂暴化は

要するに起きない


水蒸気を生まないようにするだけで

位置エネルギーの開放は

気化熱の結果であって

温暖化したことによる

気候変動の結果ではない

ということが見えてくる


CO2を目の仇にしている限り

気候変動メカニズムの真の姿

は浮上せず

視覚化されることはない


実効のない対策を連ねて

資本と時間を無駄に費やしていながら

変化の意味を

いつになっても悟らない

それでいて満ち足りた気分で

安逸に過ごしているそのことが

多くの喪失を

自らの手で積み上げる


愚かなる者

それは

ひとという名で呼ばれている

地球にとって

有害でかつ無益な

無い方が良い

一つの存在
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雲 散 無 消 | トップ | 相 乗 効 果 ② »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事