こ と の 端

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批 判 精 神 ②

2016-12-25 05:04:23 | Weblog
中国経済が将来陥る

その

悪性インフレと呼ぶべき事態の発生は

予兆として記憶すべきものが

現段階で

もう複数でており

引き返すことのできない

事態

へと突入する様相を

時の経過と共に

極めて濃厚

に映し出す

準備を始めた


異なった

それぞれの独立した項目に

反転化の一般化

の兆候が

同時に見受けられるようになった

これが顕著になったとき

変化の波が地表を洗うだろう


ここでそのいちいちについて

指摘するには未だ早い

とはいえ

重大な変化



うたかたのように

浮上するようになった

ということを

警告するのは義務


予測の通りではあるものの

その変化は

余りにも早くやってきた


中国がたった三年で

世界最大の債権国になれたのは

ドルという名の

過剰流動性が

集中的に流れ込むようになって

俄かに経済を活気づかせた

ということが最大の原因


世界の生産基地になる筈の予定が

軍事大国を目指したその姿勢の故に

米政府の警戒心を呼び覚ますこととなり

ドルという名の資本

を操る投資家

すべて



中国投資に慎重となるよう

方向づけ

資本の北米大陸への還流

の成立を急がせた

という経過が

中国を金満国家と位置づけていた

境遇を反転させる契機となった


経済的素養のない指導体制が

国際関係を独自の判断で

操る

という世にも奇妙な

変化を顕在化させた


信用経済が生んだ

ドル余り現象が

ドル売り元買いを

急がせた

ということが

元安政策をとらざるを得なくさせ

ドル資産を中国大陸に積み上げて

人民元通貨の発行権を行使するための

担保

としたというアメリカのもつ思惑の裏面が

共産党員に世界中で

爆買い

と呼ばれる共通化した

行動をとらせる時代を

連れてきた


中国大陸への投資が

ドル安政策にも適っていた

ということが破局を増長させる

破壊力となって作用する


人民元への過剰流動性による大量投資が

ドル余り現象へと置き換わり

過剰流動性を希釈することに

一時的に成功

はしたものの

それが中国共産党政府を

より一層傲岸な姿勢をとらせる

動力源へと変えてしまった

のは皮肉なこと


安定していたミリタリーバランスを損い

対抗措置をアメリカが取るよう

世界に促し

国際政治の安定性を

大きく揺るがせた


単独で世界最大の債権国となり

それが己一人の力

であると錯誤したその姿こそ

夜郎自大

余りに滑稽なものであったが

キャッチアップすることに

前のめりになっていた

共産党政府にとっては

己のその姿が

まったく見えていない

かのように国際社会を一様化した


温暖化を進めることにしかならない

地下資源の需要が高まれば

決済通貨となったドルの需要は

同じ比率で遅れて高まる

というサイクルが

当時から

成り立っていた


地下資源からエネルギーを取り出すために

火をつけて燃やせば

その酸化反応で

二酸化炭素を大量に副生する

という結果を必然的に生み落とす

これが温暖化という現象を

80年代に顕在化させ

同時に

ドル余り現象を生み出すこととなり

資本システムに重大な危機を齎す

過剰流動性を膨張させ

リーマンショックでG20を創設する

という緊急事態を差し招いた


国際経済のデフレ化を

一般化したのは

過剰流動性のイタズラ

という以外に

考えられないことなのだ


化石燃料を燃やせば

大気中の酸素と

地下資源の代表である

炭化水素の構成元素である

炭素と水素とが

燃焼プロセスで同時に酸化し

二種類の酸素化合物

が同時に生まれ出る

という結果を世界規模で展開する

という経過の高まりが

温室効果ガスの濃度上昇を

急がせた


そのメカニズムの持つ意味

について

これまで執拗と思われるほど

繰り返し言及を続けてきた

記録がここに残された


問題の本質は

エネルギー転換

をするための方法の選択

にあったことは

既にあきらか


現実認識に不備があれば

有効解を特定することは

は不可能

大量の資本

を毎年投入していながらも

大気中のCO2濃度は減るどころか

却って逆に

高まり続けるようになっていた


問題を正しく認識することができない

世界中の首脳とその取り巻き連中は

業を煮やして

削減比率を100%にする

という決議を採択する事態

へと陥ってしまい

パリ協定を歴史の通過点

として残すこととなったのだった


これが教育を高度化せてきた

文明が辿りついた

その終着点


ドルの供給を止められないアメリカ



ドルの過剰供給を続けざるを得なくなり

結果としてドル余り現象を

世界規模で

市場へと産み着けた

ということが

古今未曽有の金融危機を08年に発生させ

デフレ経済の蔓延を

避けがたいものにした

信用収縮の嚆矢となった


信用経済を拡大させる目的で

資本の厚みを増やす行為に熱中し

資本市場を過熱させている現実が生む

空疎となる一方の根幹のありよう

に目を瞑り

資本供給とその獲得を競う

数のゲームに明け暮れし

挙句の果てに

信用経済を葬り去る

直前

へと追い詰めた

というのが

あの

リーマンショックだったのである


元を糺せば

ドルの通貨発行権を最大化し

その供給を円滑に果たすことで

政治的且つ経済的な

世界の安寧

を維持していると自負していた

アメリカ政府に通有する

戦略的なほどの威信に対する

抜きがたい志向性が

このほど確定した新大統領の登場で

どう変わるのか

ということが

資本市場の

大いなる関心ごととなっている


ドルの供給量を増やすには

石油の消費量が増えればよい

80年代頃から

温暖化現象が国際問題へと格上げされ

石油の消費が

美徳であることを

意味しなくなる時代を呼び込んだ


ガソリンをガブ飲みするアメ車が

コンパクトカーへとシフトし

アメリカはドルの供給事業で

稼ぎ続けることができなくなった


80年代は

進化から変化

へと移行するための準備の時代


フロンガスによるオゾンホールが問題化し

続いて二酸化炭素濃度の上昇が

気候変動の原因だとして

国際社会の耳目を集めた


地下資源を取引する

中心的市場は

アメリカのWTIとなっており

アメリカで原油相場が高値になると

ドルの需要もそれに連動して

自動的に上昇する仕組み


ドルの供給に手間取ると

ドルに対する要求水準は高まり

たちまちドル高となって

アメリカの貿易収支を

急速に悪化させる


この一方的なドル高

を解消しようとして

FRBは85年秋G5を招集し

ドル高を是正するための措置

としてドル安政策の実施を

共通理念とするよう謀り

先進五か国に働きかけて

ドル売りの協調介入を

唐突に強行した


この時の会合のことを

プラザ合意と呼ぶ

この時に世界中がドルを売って

反対に買われたのが

他ならぬ日本の円だった


これが日本市場に

バブル経済を連れてきた

円を買って投資する対象が

不動産市場へと設定され

経済評論家供が

当時一斉に囃し立てていた

ということが

市場価格の高騰を

より一層加速した


五年後の90年一月には

株式市場で株価の急激な下落がおき

四月には

不動産融資に対する総量規制

が始まった

だが

日本の指導者と消費者は共に

バブルが崩壊したことに

その後

長期間気づかなかった

それほど土地神話は

絶対的なもの

となって浸透していたのである

これがその後の経済復興を阻み

失われた十年を

倍の二十年にしただけでなく

消費増税を起点とする

デフレ経済への陥落

を引き起こすそのキッカケとなったのだった


財政赤字は爾来延々と続くようになり

三年前には

国と地方の債務総額は

千兆円の大台を

呆気なく

突破してしまったのだった


国の指導体制が経済に盲目であった

ということが

アベノミクスの失敗に

今尚気づけずにいる

その理由


傷口を押し広げているだけの現状



夙に明かとなっていた

ということが

政策執行以前の段階で

既に明瞭になっていた


これを教育の失敗として

指摘しておく義務が

このブログを開設させておくこととなった

その理由の一つ


この先も巡る因果とその行方

について

言及する必要があるのなら

その都度

説明を試みることが

あるだろう


中国のインフレへと

それが

やがて繋がっていくその過程を

折ある毎に

この場所へと刻み込む
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