こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

権 威 主 義 ①

2019-11-03 09:11:23 | Weblog
空気よりはるかに重い

温室効果ガスとされている

CO2が

大気圏へと昇って

そこに滞留して濃度を高める

という理解は正しくない

そんなことは

およそ

考えられないこと

であるからだ

要するに事実ではなく

虚偽以外のなにものでもない


世界中でCO2にまつわる

多くの認識の誤り

を生みだしてきたそもそもの原因



それがもつ蓄熱作用だけをみて

比重の違いをみなかった

というこの点にある


液体の水も

CO2と同じくらい重いのだが

気化した水は空気よりも

軽い

このため

空に昇って雲となったり

低層で霧

になったりして

地平を広く覆うことがある


つまり空気よりも軽い

水蒸気は地表の熱を

空中へと持ちあげて

上空でその熱を保ち

そこで温室効果を発揮するのだ


ここが誰も分かっていなかった

知っていながら

まったく理解していなかった

温暖化現象を錯誤したまま

有効な手を打てずにいたのは

問題の所在がみえていなかった

からなのだ

世界中で水害を多発させ

空気を乾かして

山火事を多く生みだす

蒸発してできた気体の水

つまり水蒸気こそ

温暖化を地表に与えている

温室効果ガスの

真犯人

CO2に疑いを掛けて

犯人と指摘したものの

誤って断定したというその行為が

地球に対する犯罪を放置容認

することとなり

正しい認識を却って

遠ざけた原因となったのだ


こうした独善的な姿勢で行った

判断の過ちが

状況を悪化せる原因となった事例は

数多くある


気体となった水である水蒸気は

軽い水分子という属性をもち

気化熱を地表から奪って

天空へと持ちあげ

上空で希薄なガスとなってゆく

この水蒸気が

熱を空へと移動させ

しばらくの間

そこで漂う


水蒸気が集まって雲になると

その存在が目で見えるようになり

誰もがそれと気付くのだが

分散状態にある水蒸気は

目には見えない


それが保持する地表にあった

かつての熱は

見えないながら

ヒトを蒸し暑く感じさせ

湿度という指標で

数値となって反映される


重いCO2が地平に棚引き

そのすぐ上に湿気が漂う

その分布濃度の差がうむ違い



湿度計の数字


水蒸気に温室効果があることを

多くの人は未だ

ちゃんと理解していない


気化熱を理解しているひとなら

地表が涼しくなる効果を

蒸発蒸散作用の結果の一つ

として認識することが

すぐできる


エネルギー保存則として

気化熱を理解することができるなら

地表の熱を持ち上げて

空中でその熱を保持する

というメカニズムが成り立っている

ことを説明抜きで

直感的に一瞬で察知する


熱を地上から持ち去った水蒸気は

上層で

前線や寒気に触れたとき

凝固して液化する

それが雨


降った雨は最終的に海へと下り

晴天なら太陽によって熱せられ

再び水蒸気となって

上昇気流を発生させる

これが天へと昇る低気圧

海水の蒸発は時により

台風へと発達することがある

このプロセスでも

水蒸気が関わっている

海水面の広域的な蒸発で

大量の水蒸気が発生し

対流圏で上下する


気化熱を帯びた水蒸気は

上空で

熱の移動を

広域的に支援する


これに燃焼炉や内燃機関などで

人為的に発生させた

二種類の酸素化合物

つまり

CO2とH2Oとが加わって

大気圏内の空間温度を

緩慢に高めつづけることとなる


このサイクルを

果てしなく繰り返すようになった

地球環境は熱を貯めこみ

温暖化現象を引き起こし

その途中経過で

気候変動を惹起した


農業や漁業はこうした水の恵み

で成り立っているのだが

この水が気化して

温帯を亜熱帯や

熱帯へと動かしはじめた


大気圏の平均気温は

こうしてゆっくりと高められ

温室効果を嵩上げするための

推進力となって作用する

これが気候変動の起源となって

持続可能性を破壊すると

生命の多様性までが

損なわれる

これを懸念して創設されたのが

気候変動枠組み条約

COPというものだった


地球環境の温暖化を生み出しのが

CO2だとこれらの人々は決めつけて

それが生みだす気候変動とその悪化

というサイクルを断ち切ろうと

努力したのだったが

所期の成果はまったく得られず

却って状況を悪化させただけだった

判断を誤っていたからである


その結果降水密度は

短期間で急増し

水害を至る所で生み出した

温暖化対策に投じられた予算は膨大だが

実効は未だにゼロのままで推移する

その理由について考えた事例は確認できず

原因だと思い込んだCO2の排出を

抑制すれば問題は解決できる

という結論を頑なに握り締め

ついにここまでの危機的な状況

を引き寄せた


気化して水蒸気となった

かつて液体だった水H2Oは

低気圧という名の上昇気流

となって空高く昇り

そこで出逢った寒気に触れて

雨となり

地表へと落下することを

繰り返す


地表や海面から持ち去った

熱エネルギーを

目に見えない位置エネルギー

へと変容し

冷えて凝固したものを

雨や雹などとして

重力の支配に委ねる


水蒸気が積み重なって層をなし

厚い雲となって

大量の雨を降らせるに及ぶ

という頓に顕著となったこのサイクルが

降水密度の増加となって

現段階で顕在化する

時代へと突入した


雨という名の水滴の落下で

位置エネルギーが視覚化され

水の流れが流体エネルギーへと変化して

地表に洪水を引き起こす

その途中で山塊の崩落や

河川の氾濫

そして決壊を各地で発生させている


流体のエネルギーを用いて

文明が営々として

築き上げてきた一切を

最終的に破壊して

ゴミという名の乱雑系

を終端として定着させる

事態まで生み出した


この段階が破壊エネルギーの開放であり

使い物にならない

たくさんのゴミの山を

至る所に

結果として積み上げ

混沌となす段落が

暫定的に確定する


当初地下資源を燃やして

人工的に得た

熱エネルギーが

火力発電所で電気エネルギーとなって

国家と国民の生活に寄与したものの

二酸化炭素と水蒸気という

異なった二種類の温室効果

をもっている複合気体

を副産物として

大気圏内へと

同時放出させてきた

ということが

二種類の温室効果ガスがもつ

質量の違い

によって

重い二酸化炭素が地表を這い

横に広がっていくその一方で

軽い水蒸気は気化熱を奪って

地表にあった熱を上空へと

縦方向へと運び上げ

そこに熱を滞留させる動因

を形成して大気圏全体を

温めている


この時電気エネルギーを

生みだすために使われた

化石燃料を燃やして得た

その熱が

水蒸気となり地表の熱を

上空へと運びあげ

見えない位置エネルギーとなって

しばしの間

そこに静かに滞留する

この一部がダムに貯められて

再び発電するためのエネルギー

として使われる

これが水力発電と呼ばれる

電気エネルギーとなって

環境負荷がない

と信じられている電力を作り出す


水力発電の場合

気化熱を位置エネルギーへと変えながら

最終的に電気エネルギーとなる

循環を繰り返す


この意味で水力発電の場合

温室効果は

蒸発する過程で

水蒸気を

少しだけしか生じさせていない

けれども決して無害だ

ということにはならない


火力発電の場合には

発生させた水蒸気を回収せずに

大気中へとそのまま放出してしまっている

このため

上空へと熱を運んで保つ作用が

温存される


水蒸気が無害

だと信じ込んでいる限り

気候変動は絶対に止まらない

温暖化の真犯人が水蒸気である

という事実認識が定まれば

原発のように冷却装置で

液化する仕組みの開発へと発展し

火力発電が前提の交流送電方式でも

無害化する方法を確立できる

という可能性に気付くだろう


二酸化炭素を圧縮すると

液化する

そこでマイナス80℃以下

にまで冷却すると

固体のドライアイスが来上がる

ケーキの箱に入っている

あのドライアイスは白い煙となって

床を這う

これがCO2であることは

言うまでもないことだ


空気よりも重いからこそ

下へと沈降する白煙となっている

天井へと向かう白煙であったなら

大気圏内に滞留して

温暖化の原因となる

論法に偽りはない

だが現実はそうではなかった

この点に注目すれば

温暖化の真犯人がCO2

ではなくH2Oである

ということを

世界中が正しく理解することが

間違いなく

遥か昔にできていた


CO2の質量を考慮せずに

温室効果だけをみて

犯罪的だとして特定した

文明が犯したその過誤が

気候変動を避け難いものにした


問題認識能力を劣化させたのは

教育システムの変更以外に

考えられない

知育偏重型の学力重視という方針転換



思考力を涵養するための時間

を惜しみ

知識の量的拡大に特化して

質的劣化をこうして導いた


止まらない温暖化こそ

劣化した思考力が

生み落した

実に粗末なその結果

つまり

教育の失敗であることを

文明が悟るときまで

苦難の日々はつづくのだ

問題の所在を知れば

原発のような閉鎖系の導入が

有効解である

ということに気付くはず

嗤うべし文明の蒙昧
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