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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台66「おしるし」 プリエールプロデュース 赤坂レッドシアター

2011年11月18日 | そんなご舞台な2011
舞台66「おしるし」 プリエールプロデュース 赤坂レッドシアター

再演でしたが、今回の方がなんとなく安心して見る事ができました。あいかわらず、井之上隆志さんは、やりたい放題で痛快でした。終演後、出演者の方々や、あこがれていた作・演出の田村孝裕さんと親しくお話が出来て最高でした。ただ、酒の勢いであれこれ注文をつけてしまって、反省しています(笑)

舞台65「いと愛し」 劇団競泳水着 第15回公演 スペース雑遊

2011年11月12日 | そんなご舞台な2011
舞台65「いと愛し」 劇団競泳水着 第15回公演 スペース雑遊

劇団「味わい堂々」と同じで、妙にこじんまりとした世界でした。出演者3人も
要求に十分答えていて、見応えがありました。しかし、今、これをどうしてもやりた
かったのか、今本気で伝えたいテーマがこれなのかという衝撃は薄かったかもしれません。こういった狭い世界が、宇宙が、今の若者達の世界なのかなぁ・・・ボクの
若い頃は「俺たちの旅」だったから、たいして変わっていないのかなぁ(笑)でも、「俺たちの旅」には、現実と向き合って「生きる」事と戦っていた。そんな稚拙な戦いと、今回の舞台の「失った人への慕情」という後ろ向きな姿勢を比べても、ボクは前者の方を支持したいなぁ。そうしないと、ボクの青春を否定する事になるしなぁ(笑)

舞台63「博覧狂喜博覧会・地獄の楽園」あぁルナティックシアター 下北沢楽園

2011年11月07日 | そんなご舞台な2011
舞台63「博覧狂喜博覧会・地獄の楽園」あぁルナティックシアター 下北沢楽園

下北沢の劇場「楽園」を一ヶ月も借り切って、毎日違った演目をやるバイタリティーはすごいです。日替わりなら、そのクオリティーはたいしたことないだろうと、タカをくって行ったら、なんのなんの、十分おもしろさを堪能しました。やはりメインの橋沢さんは、たいしたものです!

舞台62「本日はお日柄もよく」 劇団レトロノート  中野ポケット

2011年11月04日 | そんなご舞台な2011
舞台62「本日はお日柄もよく」 劇団レトロノート  中野ポケット

出演者みな芸達者なのですが、やはり私が最近とても気にしている、舞台上で見えているのに、見えないフリ。聞こえるはずなのに、聞こえないフリ。という暗黙の了解の上に立つ演出が、どうしても納得がいかないのです・・・

舞台60「恩師の隣人の同僚のメル友からの助言」

2011年11月01日 | そんなご舞台な2011
舞台60「恩師の隣人の同僚のメル友からの助言」 tea for two 第20回公演 劇小劇場

うまくまとまっています。破綻もなく、上手にまとまっています。ただ大きな感動まではいたりませんでした。それは、「どうしても伝えたい何か」が弱かったんじゃないかなぁ。同時に見た初老のご婦人が「今の若い人の舞台は、こじんまりしてるわね」と感想を言ってました。その通りかもしれません。大きな野望、大きな問題提示、伝えたい物か何か、そういった物も、重要なんだなと感じました。




















舞台59「極めてやわらかい道」 ゴジゲン 下北沢駅前劇場

2011年10月26日 | そんなご舞台な2011
舞台59「極めてやわらかい道」 ゴジゲン 下北沢駅前劇場

発想はおもしろかったんだけど、やはりリアリティーには欠けていて、どうしてもそれはそれ、気になってしまいました。「愛」を伝えたい。わかるけど、もっと普通な設定で感動をさせて欲しい。それはボクの好みだけかもしれないけど・・・

舞台57 「四つ子の宇宙」 アトリエヘリコプター

2011年10月25日 | そんなご舞台な2011
舞台57 「四つ子の宇宙」 アトリエヘリコプター

演劇界をリードする、岩井秀人・江本純子・松井周・前田司郎の4人のコラボレーションでした。なかなかおもしろかったのですが、何かが足りないように感じがしました。それは「伝えたい何か」が、はっきりとしないまま、見えないまま「おもしろくなるかもしれない何か」を探しきれなかったのかもしれません。

舞台56「三鷹の化け物」 ろりえ第6回公演 三鷹芸術文化センター

2011年10月21日 | そんなご舞台な2011
舞台56「三鷹の化け物」 ろりえ第6回公演 三鷹芸術文化センター

むちゃくちゃスケールがでかく、小劇場でここまでやるかといった舞台でした。あっぱれ!という他はない。ここまで美術にお金をかけて、採算はあうのだろうかと心配になるほどでした。ただストーリーはかなり強引でした。登場人物も多く、必要のない部分もあったように思います。ただ、ここまでのスケールを実現した事、拍手をおくりたいと思います。

舞台61「ヘビー・ゲージ」 クラクラプロデュースVol.6 赤坂レッドシアター

2011年10月19日 | そんなご舞台な2011
舞台61「ヘビー・ゲージ」 クラクラプロデュースVol.6 赤坂レッドシアター

いやー、おもしろかった。さすが、中島淳彦さんでした。この前、新劇の限界について考えた事があったけど、この舞台は全くそれを感じさせませんでした。それは、側にいるのに気がつかないフリ、聞こえるはずなのに、聞こえないフリといった、暗黙のルールです。それをみじんも感じさせない「今」の演劇でした。その中でもいい味出していたのが「津村知与支」クン。今まで見た彼の中で傑作「ゼブラ」につぐ出来でしたね。あと、おもしろかったのは、栗田桃子さん。彼女は文学座員であり、あの暗黙のルールにどっぷりつかっているはずです。正直、あんなふうに日常しゃべらないだろう、あんなにカツゼツよく話さないだろうと思いながらも、彼女の魅力に参ってしまいました。彼女はいい。それでもよかった。彼女だけが、違うしゃべり方でしたが、それもアリかなと思わせるほどステキでした。これが、全員そうだったら、ちょっと違ったかもしれませんが(笑)
しかしながら、空席が目立ちました。こんなおもしろい舞台なのに、なんで・・・チラシはどの劇場にも配布されていて、努力はされているようでした。しかし、現実は満員ではないのです。マスコミや演劇好きの映画関係者に、コンタクトされているのでしょうか。客層も年齢層が高く、若い人達へのアピールが足りないように感じました。これは製作者側の問題として、「中島淳彦」というネームに安心しきってないか、そんな不安感を持ちました。厳しい意見ですが、こんなおもしろい舞台を、もっと見て欲しいという願いですから、お許しくださいね。23日(日)までやってますから、ぜひ、見に行ってください。

舞台58 「ぼくはだれ」 RISUプロデュース  下北沢シアター711

2011年10月11日 | そんなご舞台な2011
舞台58 「ぼくはだれ」 RISUプロデュース  下北沢シアター711

かなりの手応えを感じました。やはり、何かを伝えたいという強い気持ちが、ヒシヒシと伝わってきて、心をうちます。とても真面目な舞台でした。こんな無骨な舞台はキライではありません。けしてエンターテイメント性はありませんが、真摯に舞台に向き合っている姿に、すがすがしさを感じました。16日(日)までやっています。こんな舞台あっていい。そんな気持ちになりました。ぜひ!

舞台55「連結の子」 文学座公演 吉祥寺シアター

2011年10月07日 | そんなご舞台な2011
舞台55「連結の子」 文学座公演 吉祥寺シアター

田村孝裕脚本なので、期待せずにはいられません。さて文学座がどう料理するか?その期待は、残念ながらファーストシーンで裏切られました。老婦人が、電気掃除機で掃除をしている時、後ろから金内さん演じる老父が、料理の味見してくれと、登場するのです。しかし掃除機の音で、金内さんの声が聞こえないという設定になっていて、それを3回繰り返します。そこで笑いをとろうとするのですが、3回もやれば、老婦人は人の気配を感じないわけはないのであって、ああ、舞台のルールはこれなんだ、気がつかないフリ、聞こえたフリ、そんな舞台のエクスキューズが、如実に表れた場面でした。しかしながらそんな演出は、もう古くさく、演出家が若いと言っても、稽古していれば、当然おかしいよねと気がつくわけで、それを強引に押しつけ、そして、それをおかしいとも思わない俳優陣の、両方が含有する問題が、はっきりと現れたように思いました。というものの、私は厳しい感想ですが、泣いたという絶賛の感想を持っている友人もいる事は、確かです。

舞台54「ロベルトの操縦」 ヨーロッパ企画第30回公演 @本多劇場

2011年10月05日 | そんなご舞台な2011
舞台54「ロベルトの操縦」 ヨーロッパ企画第30回公演 @本多劇場

前回の「サーフィンUSB」あたりから、ストーリーがこじんまりしてきたのが、気になります。1つのネタで走りきる舞台に、ちょっと物足りなさを感じます。ヨーロッパ企画の曲がり角が来ているような気がしました。これからに注目です。

舞台55「背水の孤島」 トラッシュマスターズ  

2011年09月20日 | そんなご舞台な2011
舞台55「背水の孤島」 トラッシュマスターズ  @笹塚ファクトリー

重く苦しい3時間10分。しかし、息もつかず一気に走りきってしまいます。東北大震災を背景に、日本を描いていきます。重くて大きいテーマなので、絶対に批判やクレームが出るでしょう。でも、好きですこの芝居!!うまくまとまった、誰も傷つけないような、中途半端な舞台より、石をなげつけてくるようなこの舞台が、絶対いいです。けして優しさとか再生とか、うわずった内容でないところが、好きです。かなり調べて討論した跡がうかがえます。悩んで悩んで作った舞台の味が、よくわかります。高いチケット・有名な俳優陣・高名著名な演出家が、そつなくまとめ上げた舞台を、蹴散らしてしまう圧倒的な力が、この舞台にあります。感動しました。

舞台52「ノミコムオンナ」鈴木製作所vol.1 新宿シアターモリエール 

2011年09月17日 | そんなご舞台な2011
舞台52「ノミコムオンナ」鈴木製作所vol.1 新宿シアターモリエール 

ダンス演劇と聞いて、あまり期待もせず見に行ったら、意外や意外、かなり楽しみました。それぞれのダンサー達が自分たちで作り上げた振り付けがすばらしく、息をのむほどの出来映えでした。というものの、肝心のセリフありの部分が、ダンスに押されてしまって物足りなさを感じます。それって本末転倒かなぁ(^^;)セリフなんていらないじゃんと言ってしまったら、身も蓋もありませんね(笑)ただ、ダンスの専門家が見たら、ダンスの技術をせめぎ合っている訳ではないので、もしかしたら物足りない感じが残るかもしれませんね。