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ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

「恥ずかしながらグッドバイ」 脚本・演出 中島淳彦

2007年05月12日 | そんなご舞台な2008
「恥ずかしながらグッドバイ」 脚本・演出 中島淳彦
中島さんの追っかけを続けていますが、今回はどうも首をかしげてしまいました。旧日本兵を扱っている以上、あまりふざけすぎては不謹慎です。その辺のバランスが崩れているようで、どうもしっくりしませんでした。いつものように人間のおかしさを、笑おうにも、笑えない展開でした。特にあのラストは納得いきませんでした。やはり、角野さんもB作さんも、なにかしらバツを受けるべきではないでしょうか。あのまま無事に帰国するのは、どうかなぁと思いました。そして離婚届を海に流すのも、どうしてそうなるか気持ちを読めませんでした。

「マトリューシュカ地獄」 クロムモリブデン 

2007年05月09日 | そんなご舞台な2008
「マトリューシュカ地獄」 クロムモリブデン 
ネットの評判がよく、なんとかスケジュールを作って見に行きました。前半はちょっと叫び過ぎで、果たしてどうなる事かと思いましたが、ラストで戦車部隊が出てきた頃から大笑い。なんとかうまく着地しました。ちょっと浮ついたところが、タルイので、もうちょっとキュンとした物がほしかったです。「なんだ、そのキュンとしたものは?」と言われそうです。きっと、人間の琴線に触れる部分だと思います。

「ふれあいバカ」 ふれあい第一回公演

2007年05月08日 | そんなご舞台な2008
「ふれあいバカ」 ふれあい第一回公演 中野ウエストエンド・スタジオ
知り合いが出演している公演で、第一回という事で全然期待をしていきませんでした。しかしなかなかおもしろく、そしてラストはまさに大爆笑もので、その体をはったパフォーマンスは最高でした。ただ途中は少しアキル部分もあり、そのへんは修正する必要がありますね。でも、これまでくだらない芝居をたくさん見てきた中で、これはひろい物でした。目標は「猫のホテル」でしょうか(^_^;)作家の思いこみだけで創作する「猫魂」よりも私は断然こちらを買います。そこには客を楽しませようという真摯な姿勢があるからです。

「あいあい傘」 東京セレソンデラックス公演

2007年05月02日 | そんなご舞台な2008
「あいあい傘」 東京セレソンデラックス公演 シアターサンモール
初東京セレソンでした。宅間孝行さんは最高におもしろかった。強く松竹新喜劇の匂いを感じました。東京でこのコテコテ感は、どうでしょうか?なかなか受け入れられないかもしれませんね。このコテコテ感を突き抜けた感動を期待したいと思います。今回は、それ以上でもなくそれ以下でもない感じです。泣いている人もいました。でも、やはりサムシングニューがほしいのです。コテコテの中に見いだすのは困難かもしれません。でもそれを創作するのが、クリエイターの宿命だと思うのです。

「回転する夜」

2007年05月01日 | そんなご舞台な2008
「回転する夜」 モダンスイーマーズ シアタートップス
おもしろいし意外性もあって、ちょっと痛い芝居はとても好きです。で、この芝居は痛そうだったんですが、結局はあまり痛くなく、少し肩すかしをくった感じでした。もっと痛くなる展開を想像していたのですが、以外とそうでもなく物足りなさが残ったのも事実です。俳優さん達がどうも役をやらされてる感じがあったのも、乗り切れなかった原因かもしれません。高田聖子さんも、なぜ彼女だったのか、そのあたりももう少し描いてほしかった。いいところまで来ているような気がします。注目したいです。モダンスイーマーズ、シャンプー・ハット、ポツドール、ブラジル、痛そうな劇団好きです(^_^;)

「橋を渡ったら泣け」

2007年04月17日 | そんなご舞台な2008
「橋を渡ったら泣け」
MONOの代表の土田英生さんの脚本で演出は生瀬勝久。とてもおもしろかったし楽しく見たのですが、再演という事で展開を知っている私としては、サプライズ的に物足りなさを感じました。とは言うものの、とてもしっかりとした展開で、満足して劇場を出た事は間違いありません。ですから、もっともっとと期待してしまうのです。本家のMONOは最新作「地獄でございます」というように、閉塞感で出口なし、さぁどうする?という状態でしたが、これは、遠くに見えるパンダ船に、大きく手を振るというラストで、まだこの脚本が出来上がった時は、未来が見えたという、土田さんの心境がわかりますね(^_^)

「SIS」

2007年04月16日 | そんなご舞台な2008
「SIS」
稽古をちゃんとしている成果は十分出ていると思います。その点は評価したいと思います。ただ妙なデジャブ感におそわれました。相手のセリフ食いながらテンポよくすすみ、饒舌にセリフをしゃべり、役者がたえまなく左右から出たり入ったり。これ、どこかで見たような気がするのです。新しい人の新しい何かを見たいんです。そんな点で満足感にはなれませんでした。ちゃんと出来ているので、とてももったいない感じがしました。関口クンも頑張っていましたが、二枚目系でいくのか三の路線なのか、どうも中途半端で、バッチリはまったねとはいかなかったようです。

「三日月堂書店」 ROGO#3 中野劇場MOMO

2007年04月15日 | そんなご舞台な2008
「三日月堂書店」 ROGO#3 中野劇場MOMO
チラシにもあるけど「なんか足りない」感じでした。もっと痛い話になるはずで、そうなると期待しながら見ていて、結局はそうはならないストーリーに、もったいなさを感じました。伏線がはってあるようで、伏線が伏線でないようで、なにかもどかしさを感じました。不満なような書き方してますが、なかなかのデキに思えたので、もっと整理すればと思ってしまって、とてももったいないように思ってしまいました。痛い舞台を見たいわけではありませんが、この注射痛いぞと思っていたら、意外と痛くなかったじゃんという安堵感と、手応えの違和感なんです。

ブルドッキングヘッドロックvol.12 「とぐろ」

2007年04月01日 | そんなご舞台な2008
ブルドッキングヘッドロックvol.12 「とぐろ」 
今年で一番おもしろい芝居でした。全く予備知識なかったんですが、演出脚本が「ナイロン100℃」の方だったんですね。全く「ナイロン100℃」の舞台でした。しかしケラ演出より、終わった後のストレスがないのです(^_^;)これがいい!!ちゃんと決着をつけて終わってくれるので、見終わった後すべてを納得する事が出来る。出演者は、事務員ヤマダちゃんがよかったですね。ああこの役は、大倉考二、この役は、みのすけ、峰村、松永玲子とか想像するのも楽しかったです。

「Job & Baby」 青山円形劇場

2007年03月31日 | そんなご舞台な2008
「Job & Baby」 青山円形劇場
小日向しえさん主演の舞台でした。そつなくまとまっていましたが、どのんな客層に見せたいのか、その方向性が微妙でしたね。もしかしたら、もっと低年齢層に合わせた脚本にすれば、ねらいがはっきりと出たかもしれませんね。小林愛さんと山野海さんが、しっかりと支えてましたね。

「グロッソラリア」

2007年03月25日 | そんなご舞台な2008
「グロッソラリア」 猫魂vol.11 シアターV赤坂
厳しい感想を書くしかないでしょう。出演者はみな頑張っていると思いました。一生懸命稽古した跡は、十分感じられます。しかし、申し訳ないけど脚本が・・・・何をめざしているのか・・・・内容が青臭くて、イキを感じません。「粋」です。伝えたいことをストレートに伝えても、思ったようには伝わりません。そこに「粋」が必要だと思います。もう一度出来上がった物を、客観的に見つめ直す冷静な視点を持ってほしいと思いましたが。今回はストレートすぎて、玉砕でした

「地獄でございます」

2007年02月19日 | そんなご舞台な2008
「地獄でございます」 MONO第34回公演
男達のナンセンスな会話と軽妙なセリフ回しで、ぐいぐいストーリーに引き込まれていきます。なかなかレベルが高い舞台でした。私は土田さんのすぐ「飯にしようや」というタイミングがおもしろくて、何度も笑いました。ただ、どこか全体に息がつまったような感じは何でしょうか・・・タイトル通りの「地獄」が、彼ら同じメンバーで長くやってきた閉塞感を感じるのかもしれません。もし大倉孝二やみのすけさん達なら、もっと軽く出来たかもしれません。このメンバー達の「地獄」が、そのまま出ている奇妙で、おかしな芝居に思え、MOMOの岐路がここから始まるようにも思いました。

舞台「虹」 グリング

2006年12月29日 | そんなご舞台な2008
舞台「虹」 グリング
一昨年から注目している劇団です。ですから、期待して自然とハードルも高くなります。いい舞台でした。いい舞台なんです、そういう舞台にありがちな、何かしら物足りなさは、何でしょう・・・期待しているから。数年前に見た、「ストリップ」の衝撃をもう一度と、期待しているのです。無難にまとめた感があって、私はもっともっと裏切りと絶望を期待していました。あの「ストリップ」の痛みが現実感がありましたが、この「虹」にはその現実感が少し薄目だったように思いました。

舞台「ナイス・エイジ」

2006年12月24日 | そんなご舞台な2008
舞台「ナイス・エイジ」 ナイロン100℃ 第29回
再演でした。前回のキャストは知りませんが、これまでのナイロンの舞台中ではわかりやすく感じました。でも、あのラストはもったいないほど中途半端でしたね。そう思うほど、なかなか巧なストーリー展開で、特に妹が姉に再会して、飛行機に乗らないでと絶叫するくだりでは、とても心が揺さぶられます。なのにあのシリキレトンボは・・・一体どうして・・・まぁちゃんと決着をつけて終わりたくないという、作者の照れかもしれないなぁと、一人納得しました。松永玲子さんのセーラー服がまぶしかった、よかった(*・・*) ポッ

舞台「夏への扉」

2006年12月20日 | そんなご舞台な2008
舞台「夏への扉」 ENJI10周年
前半とっつきにくかったが、後半はグイグイ引き込まれ、ラストでは不覚にも涙がこぼれそうになりました。林美輪子さんがいいですね。けして派手な演技はしないのですが、ひかえめでじっと周囲を見ているオーラは抜群でした。そして女部田裕子さん、ポーニーテール好きの私には、もうこたえられません。ドキドキしました。横山美智代さんですが、もう少し押さえても全然OKだったのに、めいっぱい頑張りすぎたんじゃないかなぁ(^_^;)押さえてくれれば、もっと泣けたのにさあ(^_^;)