一縷の望みか?帯広市長がこのように表明。
北海道新聞より
ばんえい競馬 帯広、岩見沢が存続断念を表明 組合、近く廃止決定 2006/11/28 07:30
【岩見沢、帯広】ばんえい競馬の存廃問題で、岩見沢市の渡辺孝一市長は二十七日、記者会見で「断腸の思いだが、歴史あるばんえい競馬の存続を断念する」と述べ、競馬事業からの撤退を正式表明した。帯広市の砂川敏文市長も同日、記者会見し「二市開催は不可能と判断せざるを得ない」と存続断念を表明した。これにより、ばんえい競馬の廃止が決まった。
両市に旭川市と北見市を加えた四市で構成する北海道市営競馬組合は近く廃止を正式決定し、十二月二日から始まる帯広開催の途中打ち切りなどを協議。約四十億円に上る見通しの累積赤字処理や、騎手や調教師など関係者への補償交渉など清算業務を本格化させる。
渡辺市長は会見で、《1》地方競馬は予想以上の速さで市場規模と発売額が減少している《2》畜産振興、社会福祉増進、教育文化の発展など公営競馬本来の目的を期待できる状況にない-という二点を断念の理由に挙げた。
一方、砂川市長は民間企業の支援などの新たな動きが出れば、単独開催も検討していく可能性に言及した。 他に藤丸百貨店があるな。 さらに「元?」シンガーソングライターの田中義剛氏が代表を務める、「花畑牧場」もあれば、「かちまい」の愛称で地元では絶大なる信頼を誇る十勝毎日新聞だってある。 つまり、帯広及び帯広近郊を拠点とする企業があるという点に、一縷の望みをかける意味はあろう。 しかしながら、ほとんど残された時間はないよ。 約40億円の赤字については清算されるから問題ないにしても、果たして問題は、企業が興味を示すような将来性のあるプランを示せるかどうかにかかる。 今年度だけで約8億円もの赤字が出る見通しのばんばだけに、支援を依頼するにしても、 「初年度は赤字となりますが(って、本当はそれも許されないことは当ブログで昨日述べた)、2年目以降からは黒字化します。」 というようなプランを早急に出さねば、まず、引き受ける企業など現れないと考えられる。 何はともあれ、ばんば存続派は帯広の単独開催に一縷の望みをかける。 でも、本当に事は急を要する問題。特に市長が率先して企業先回りをせねば、どの企業も引き受けなどしません。 (追伸) あの大黒師匠が、自身のブログにおいて、自身の体験談をもとにこうコメントしている。 http://plaza.rakuten.co.jp/daikokusya/diary/200611270000/ 『2年前、笠松も廃止騒動に揺れただけに、どうにか、逆転存続の道はないものでしょうか?スポンサーが現れるとか・・・』 やさしいねぇ。というか、私も何とか帯広だけでもやってほしいと望むところではあるが。
ま、帯広といえば北海道各地の空港土産として大人気の「マルセイバターサンド」や現地でしか味わえない「サクサクパイ」などで有名な六花亭があるけど。