「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「つぐなうって・・・」

2022年05月29日 | ニュース・世相

      
       元大関、朝の山関             元日本赤軍最高幹部 重信房子氏

🎵 窓に西日が当たる部屋は いつもあなたの匂いがする ・・・・・・愛をつぐなえば別れになるから・・・♫
これは、大ヒットしたテレサテンさん唄う「つぐない」という演歌の歌詞である。

この唄とはあまりというか、全く関係のない話である。が、まあ強いて言うなら「つぐなう」という言葉が出てくるし、果たしてこの言葉の持つ意味とは、いったいどんなものか。ちらっと考えてみたい。

大相撲の大関であった朝乃山が、コロナ感染対策で無断外出が禁止されている期間に、接待を伴う飲食店に複数回出入りしたうえ、日本相撲協会の聞き取りに対しうそをついたなどとして、相撲協会は6場所の出場停止と50%の減給6か月の懲戒処分を言い渡した。力士にとって出場停止処分は、その期間は全て黒星、負けたことになる。つまり番付は下がりっぱなしということ。
それが1年間6場所連続となれば、大関から幕下まで落ちると言うこと。それでも、7月に始まる夏場所で序の口あたりから土俵に上がることになった。再起への道が完全に閉ざされてはいなかった。

これが、相撲協会の規約を破った朝乃山の罪のつぐないということになるのだろう。個人的には、随分厳しい罰則であり、再起への道も険しいなと思う。それは、犯した罪の内容を考えてしまうから。
兎に角、相撲協会の規律違反であり迷惑をかけたのだから、マイナスから出直して罪を償う姿をこの目で見てみたい。

もう一人のお方は、かつて世界を揺るがせた、当時は超極悪人として世界中に指名手配された、元日本赤軍最高幹部という、思い出すだに背筋が凍る女性闘士である。逮捕されて20年の懲役判決が確定。その刑期を終え、東日本成人矯正医療センターから出所したという。懲役刑と言うからには収容先は刑務所かと思っていたらそうではなかった。
「半世紀前にはなったが、人質を取るなど、自分たちの戦闘を第一にしたことによって見ず知らずの人に被害を与えたことがあった。古い時代とはいえ、この機会におわびする。そのことを自分の出発点としてすえていきたい」と述べて頭を下げた。と新聞に書かれていた。そっか~これも一つのつぐないということになるのだろうね。

罪を憎んで人を憎まず、とはよく耳にするし納得する部分無きにしも非ずだが、直接的被害者になった人たちはどう考えるのだろう。つぐなうって難しいな~。

コメント
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