今年初めての挑戦として、4月下旬に苗を買って植えたカボチャさん。お試しということで2本しか植えなかったのだが、これが意外に順調に育って、しっかり弦を伸ばし、雄花雌花がたくさん咲いた。雌花は確実に実を付けているのに、花びらがしおれる頃になると実も一緒に枯れてしまう。
惜しいねー、せっかく実を結んだのに生長段階で生を終えるとは、淋しい限りである。
世の中は、コロナ禍衰退を見せない中でのG・Wとなった。遊びたくてウズウズした人も多かっただろうが、マスクは外せない、大勢の人並みは気に掛かる。そんなジレンマを感じる皐月のスタートではあった。
私にとっても、私たち家族にとってもまさに青天の霹靂。4つ違いの姉が突然の病死という思いもよらない寂しい5月のスタートとなった。G・Wの中で慌ただしく通夜と告別式を進めた。
亡くなった後の、ガス、水道、電気などライフラインの遮断。携帯電話、固定電話、テレビの解約等々。さらには住いの後始末など諸々を一手に引き受けるには、少し年を取り過ぎた感もあり、勘も鈍っていて正直云って、これまで経験したことのない大変な5月であったような。
そんな中でも、「人の一生の最期は一握りの灰となる哀れさ」「それを見守る親族の嘆き悲しむ様子」「だからこそ人の命とは大切であり尊いものなのよ」といったことを、中学1年になった孫君に自身の目で見届けさせられたことは、彼にとって生涯につながる貴重な体験になったのだろうと思っている。
次から次に対応しなければならないことがいっぱい出てくる5月であった。6月も四十九日の法要、納骨、永代供養願いなど、喪主としての義務が残されてはいるが、気持ちのゆとりを忘れず、枝葉を広げている夏野菜の生育と収穫を楽しみに、出来る限りの供養をして、姉を送り出して上げよう。