「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「直筆サイン」

2010年06月07日 | 趣味・・エッセイ
よりよいエッセイを書きたいと願う人が集まった我々のエッセイ同好会。
その仲間の一人が、大手新聞の252字の随筆投稿で、昨年一年間の優秀作品に選ばれた。

山口県だけでも年間2800通という多くの投稿があるという。それが九州全域、各県から毎日投稿された膨大な作品の中から13編が選ばれる。
最終的には5編の最優秀・優秀作品が今年度の表彰対象となる。

今年度の最終選考委員は、夏樹静子さん。「Wの悲劇」「弁護士・朝吹子矢子」「検事・霞夕子」などサスペンスや、裁判員裁判の法廷など多くの社会性小説を著されている、売れっ子作家さんである。

作品の講評やミニ講演の中で、色々参考になることを述べておられた。
「ありのままを素直に書く」「よく推敲する」
このありのままと、よく推敲するということは矛盾している。と思われるが、実は、「読む人にこちらの意図が正しく伝わるように、ありのままを要領よく書いているか」また、「読み手に正確に伝わるように、書き方の推敲をする」
(推敲:すいこう・・詩文を作るのに、字句をさまざまに考え練ること)

それらの訓練をするためには、有名作家の文章を書き写すことも役に立つ。
また、「公園に座って風景描写をしてみる。書くゆとりをもつこと。」こんなことをおっしゃったと思う。

なんとはなしに理解してはいるのだが、未だ実行に移せないでいる。生涯このまんまなのかも。
せめて、夏樹さんのそんな筆力にあやかりたいと、わざわざ著書を買って直筆のサインをお願いした。
今更ミーハーでもなく、サインに心ときめかすのもお恥ずかしいが、まあ、同じ読むのなら、サインのある方が楽しみが広がるというものだ。

とっても爽やかな、気品あふれる素敵な先輩であった。

     ( 写真: こちらの名前もしっかり書いて頂いた、夏樹静子さんサイン )  
コメント (18)
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