1.浅間山 その3
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浅間山 その3 鋸岳からJバンドで賽の河原へ降りてお鉢の底を縦断
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二人のおっちゃんたちと分かれて さらに縦走を続けます。
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小さなアップダウンを繰り返しながら 次第に高度を下げて行きます。
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嬬恋村の先に 雲に隠れた山は やはり明日登る予定の四阿山でした。
先ほどの二人連れのおっちゃんたちが教えてくれました。
ちなみに嬬恋村は おっちゃんたちによるとキャベツの生産地で有名らしいです。
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この岩場を回りこむと絶景が待っていました。
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前掛け山の斜面と お鉢の底に唐松の黄葉が光を浴びて 光り輝いていました。
これはもう絶対にあそこを歩かないといけません。
生きているうちに今度何時あそこを歩けるのか分かりません。
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とりあえず先を急いで のこぎりだけへ向います。
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お鉢の底が次第に良く見えるようになり、沢山の人が歩いているのが見えます。
あの人たちは 私と反対周りに歩いているようです。
※ この写真は望遠で撮っていて、実際は歩いている人は 蟻のように見えてはっきりとは見えません。
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最後の岩峰鋸岳直下です。見えているコルから右へ降りる道があるようです。
とりあえずは直進して登頂したあと 引き返してお鉢へ降りるようです。
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このあたり一帯は黄色い黄葉ですが、所々にナナカマドの赤い色があり、とても目立ちます。
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目印どおりに進みます。上から降りてきた人は お鉢の底から登って来たそうです。
お鉢の底は 唐松の黄葉で 絶景だったと感激してらっしゃいました。
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鋸岳到着。2254mと今回の縦走では一番低い山ですが、それでも2千メートルあります。
今までの山頂標識は しっかりした標識でしたが、なぜかここの山は 手作り感溢れる
ほのぼのとした標識でした。
正面に見えるのが前掛け山で、その奥に浅間山が見えます。噴煙は見えません。
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早くお鉢の底に下りたいので 直ちに引き返します。正面のピークが先ほど二人連れの
おっちゃんがお弁当を食べながら お鉢に降りずに引き返すよう勧めてくれていた 仙人岳です。
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このコルから お鉢へ降りる道がJバンドというルートです。
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沢山の人が登ってきますが、登るのは普通に登れますが 降りるのは怖くて 慎重になります。
滑りやすいので、一歩ずつ慎重に降ります。滑落したら助からないでしょう。
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降りながらも ついつい絶景に目が行きます。あのおっちゃんたちの言う事を聞かずに
降りてきて本当に正解でした。
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次第に高度を下げます。見上げると縦走して来た岩尾根が聳え立っています。
凄いところを縦走してきたものです。斜面の黄葉や紅葉のグラデーションもきれいです。
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終にお鉢の底に降り立ちました。標高は約2100メートル。Jバンドで100mしか降りていません。
緊張したので もっと降りたような気がしたのですが。
浅間山はほとんど前掛け山に隠れそうです。見事な黄葉に見とれてしまいました。
前掛け山の斜面に幾筋も切れ込みが見えますが水ミチなのでしょうか。
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いよいよお鉢の底の縦断です。景色に見とれながらキョロキョロして歩きます。
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上の尾根から見下ろしていたら見えにくかったのですが、踏跡がしっかり付いているので
迷う事はありません。
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噴火で こんな巨大な岩が飛んで来たのでしょう。すごいエネルギーですねえ。
御嶽山の噴火を思い出しました。
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雲はどんどん飛んで行き 岩峰と黄葉がはっきりと見えます。
あのおっちゃんたちのアドバイスを聞かなくて本当に良かったなあと思います。
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やがて路は 黄葉した唐松の森へ入って行きます。落ちた唐松の葉が敷き詰められて
そのふかふかの上を歩くのも気持ち良い感触です。秋の信州山歩きでこんな唐松の落葉絨毯の上を
歩いた記憶があるのですが、どこの山だったのか思い出せません。
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浅間山の噴火警戒レベルが1から2へ引き上げられてから ここから先の前掛け山へは入れなくなりました。
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唐松でも背が低かったり、日当たりの悪い場所の木は あまり黄葉していません。
お鉢の縦断を始めてから 次第に高度を下げて もう100mも降りたようです。
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湯の平分岐に来ました。ここをまっすぐ行けば 天狗温泉浅間山荘に行きますが
今日は右へ分岐して いよいよ草滑りに挑戦です。
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さあ登るぞオー。正面やや左の一番高い岩峰が トーミの頭のはずであれを越えなければ帰れません。
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黄葉した唐松の森を進みます。行く手の難所「草滑り」がどんな急登なのか ドキドキします。
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