ポンポン山の常連の方に 新しい道を教えてもらいました。
長岡京里山公園から西山古道の途中に合流する道です。
帰宅してポンポン山登山道地図を見たら ちゃんと載って
いました。その道をさっそく歩きましたが、登山道整備の
とんでもないスーパーボランティアの方にお会いしました。
------------------------------------------
スーパーボランティア その1
------------------------------------------
ブルーの道が ポンポン山の常連さんに教えてもらった道です。
------ー-----------------------------------
里山公園から林道を歩くと 小泉川はもの凄い濁流です。昨日は 全国的に警報級の大雨ガ降ると
テレビニュースで 繰り返し注意を促していたので 自宅でおとなしくしていましたが 長岡京市
もかなりの雨でした。
普段は川底が見えてその真ん中を 一筋のちょろちょろ水が流れているだけですが、今日は轟音を上げて
恐ろしい勢いで 川幅全幅を濁流が流れています。山道が崩れていなければ いいのですが。
---------------------------------------ー--
立石橋に来るとここもすごいことになっています。普段はちょろちょろ水ですが 今日は
凄いことになっています。
------------------------------------------
いつもは この林道をまっすぐ進むのですが 今日はこの鉄の橋を左へ渡ります。
右の谷も左の谷も 大きく増水しています。
--------------------ー---------------------
鉄の橋を渡ると この道は「西山古道」で善峰寺から柳谷観音楊谷寺を経て光明寺を結ぶ
巡礼古道です。この道をまっすぐ進むと柳谷観音楊谷寺です。
鉄の橋を渡るとすぐに 右分岐があります。
------------------------------------------
分かり易い道標が経っています。善峰寺と楊谷寺を結ぶ西山古道の中間地点の7番ポイントへ行く
ようです。ここから上る道を教えてもらったので 今日はここを分岐して登ります。
-----------ー------------------------------
はじめのうちは ジグザグの急登をします。
------------------------------------------
滑りやすい岩場はロープがフィックスしてありました。
------------------------------------------
尾根に出たら 素晴らしい株立ちの柏の木が待っていました。10株の株立ちで なかなかに珍しい
大木です。
------ー-----------------------------------
ネジキの花がいたるところに咲いていて 地面に 白い米粒のような花が 敷き詰められてきれいです。
---------------------------------------ー--
左手に立派な建物が見えています。こんな山のなかに 立派な建物があるのは おそらく
西隣のベニーカントリーのクラブハウスでしょう。
------------------------------------------
やがて階段が現れました。丸太階段の木が新しく 最近出来た様です。
--------------------ー---------------------
階段は続きますが、ところどころに 丸太で路肩の補強をしたり トラテープで手すりを
付けてあります。
この道を教えてくれた ポンポン山の常連さんによると この道を整備して下さっているのは
高齢のボランティアの方だということです。感謝しながら安全に登ります。
------------------------------------------
リンさんたちが 大葉のトンボソウを保護していました。夏が来るのが楽しみです。
-----------ー------------------------------
階段の急坂を登りきると 西山古道の7番ポイントに出ました。
右が善峰寺、左が柳谷観音楊谷寺でここが 大体中間地点です。
------------------------------------------
尾根に出たら 一人の方がお弁当を食べていらっしゃいました。
その足元には 丸太、鉄筋、ロープなどが散乱していたので すぐにピンときました。
「あなたが この道を整備してくださっているのですね」と言うと その方のおっしゃるには
普段私が歩いている 里山公園から 大沢峠へ直行する小泉川沿いの道の整備もやられているそうです。
------------------------------------------
その方は 茨木市にお住まいで 御年82歳。普段は比良山や愛宕山の登山道をメンテしていらっしゃって
週に1回か2回長岡京市に来て この道や 小泉川沿いの道の整備をしておられるそうです。
「道普請は知れてるが、材料を持ち上げて来るのが仕事や」と 笑いながらお弁当を食べておられました。
私が歩く道だけでも 相当な距離の道を整備されているから、私の歩いていない道を入れると
相当な距離の整備に掛ける 体力と材料費は とんでもないものになりそうです。
体力はもちろん大前提ですが、財力もかなりないと こんなスーパーボランティアは できませんね。
いろんな材料は自費で購入されているのでしょう。
------ー-----------------------------------
昔 大阪府南部のダイヤモンドトレイル(通称ダイトレ)の紀見峠と岩湧山の間で 山道の整備をされている
ご老人と知り合いになりました。5年ほど前のことです。当時82歳の方で、間伐材の丸太を2mくらいに切断し
鳶口一本で 転がして数十メートルから時には 100m以上も転がしてきて 階段や排水溝を造っておられました。
若い時に林業で働いていて 丸太の扱いには 慣れているとおっしゃっていましたが、ここ数年はお会い
していません。その方も 人知れず 黙々と道の整備をしておられました。
------ー-----------------------------------
今日お会いした 大沢峠付近の 山道を整備されている方も 誰に言われたわけでもなく
「急斜面で 下山中に滑って転んだという話をたくさん聞いたので、わしは勝手に道普請している。
みんなが 安心してハイキングできたら それでいいんや」と にこっとして おっしゃいました。
「お陰様で 安心して 山歩きが出来ます。ありがとうございます。」と丁重にお礼を言って
分かれました。久々にすごい人にお会いしました。
------ー-----------------------------------
その2へ続く
-----------ー------------------------------
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます