古代出雲王朝ゆかりの地を訪ねる その4-1 浮杯(ぶばい)
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徐福の上陸伝説は日本各地にあるようです。しかしその大半は徐福本人ではなく、徐福が連れてきた
海童だったり 徐福の子孫の九州物部王朝の皇子だったりだと思います。
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私もかつて世界文化遺産熊野古道のトレッキングをしているときに2度、徐福上陸地点と言われる場所に遭遇しました。
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※地図は メイツ出版 熊野古道より
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち「熊野古道中辺路」は紀伊田辺をスタートして山に入り、熊野本宮大社、
熊野那智大社、そして熊野速玉大社の熊野三山へ詣でる参詣道です。
またブルーの道が伊勢路です。伊勢神宮より熊野本宮大社へ至る参詣道が伊勢路です。
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その1 「世界文化遺産熊野古道伊勢路」 の徐福の里
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波田須の道の地図です。ピンクの部分を歩きました。
案内図の茶色の部分だけが石畳であとのグリーンの道はアスファルト道路です。
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石畳道を降りて国道わきのこの「徐福茶屋」のわきから下へ降ります。
この茶店はここの御主人が徐福の名前を付けたもので 徐福の言われとは関係ありません。
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眼下に熊野灘を見ながら道を降ります。アスファルトの道ですが伊勢路です。
正面の大きな楠木が「徐福の宮」で波田須集落の真ん中にあります。
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波田須集落の中程にあるこのお宮さんが 徐福の宮です。
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徐福がこの地に上陸したと書いてあります。それは間違いで徐福ではなく、徐福の子孫か(九州物部が
東征の時に上陸したのか、)または徐福が連れてきたたくさんの海童たちの子孫が上陸したものでしょう。
波田須集落の人たちは このお社を大切に守り続けてこられたのだそうです。
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集落を抜けて駅へ向かいます。
この道も伊勢路だと書いてあります。
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ちなみに これが波田須駅です。駅舎はありません。ホームがあるだけです。
この駅がアニメ映画「凪のあすから」で舞台のひとつになり たくさんのアニメファンの聖地になったそうです。
休日にはたくさんのアニメファンが全国からこの駅にやってくるそうです。
私はこのアニメを見ていないので どんな場面にこのホームが登場するのか分かりませんが。
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その2 世界文化遺産熊野古道中辺路の徐福上陸地点
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熊野古道中辺路は 熊野那智大社、そして世界遺産補陀洛山寺を過ぎてしばらく歩くと熊野灘の海岸を歩きます。
潮騒を聞き、潮の香りをかぎながら歩く気持ちの良いコースです。
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渚の道を約2キロ歩くと浜道が終わり 浜王子神社に来ます。
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こじんまりしたお社にお参りして その傍らの神社由緒書きを読むとびっくり仰天しました。
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この神社の主祭神は 稲飯(いないい)と三毛入(みけいり)だと書いてあります。
この二人は記紀には絶対に出てこない名前ですね。
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4-2へ続く
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