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「昔そば 若竹」  東茨城郡茨城町若宮717-4 

2009年10月13日 23時47分23秒 | 食べ歩き
「昔そば 若竹」  東茨城郡茨城町若宮717-4  0292-93-9125



旧金砂郷村の「常陸秋蕎麦」がブランド化し全国的に名が通るようになった。
同時に、蕎麦店の技術も進化し挽きたて・打ちたて・茹でたてに拘る店が増えた。
那珂市から常陸太田にかけて新店舗も多く、蕎麦街道と言ってもよい。
店主はそば好きが昂じて蕎麦屋になった人が多いようだ。

時代を先取りし“自家製粉”の旨い蕎麦を供した店のひとつが「昔そば若竹」だ。
「昔そば若竹」は水戸のはずれ、茨城町若宮にある。
今では、けやき台団地や北関東自動車道が開通し、かなり開けた場所にはなった。
水戸市役所の脇から現在地に移転した頃は、夲當にこんな場所に蕎麦屋があるのだろうか?
と不安になる樣なロケーシヨンであった。

久し振りに「昔そば若竹」に行った。
ご主人の大吉明さんは『昔食べた蕎麦の味が忘れられず』脱サラで蕎麦屋を開業。
石臼や製粉器も手作りするなど、試行錯誤したようだ。
奥様の正子さんは僕の少・中時代の同級生。
詳しく訊いたことは無いが、ご苦労なさったであろう。



店の玄関の横にはガラス張りの手打ち室がしつらえられてある。
藍色の暖簾は正子さんの手作り。
店内に飾られている油絵も正子作。
ご主人も美術に関心があり、武蔵野美術大学の通信講座を受講中。
教職と学芸員の資格も得ようとしている。
仕事の後に課題のレポート提出はかなりの努力を要するだろう。

秘密にする必要はないと思うから、というか、とても信じられないのがご主人の年齢。
今年80歳になられた、ということ。
見た目も、精神も僕よりずっと若い。
羨ましい限りだし、秘訣を聞きたいと思う。
『つめの垢を煎じて飲む』と言う諺が有るが、その何分の一でも良いから見習いたい。
たまに、訪ねるのは元気を戴きたいからだ。




新蕎麦の季節には少し早い。「生粉打ち、天もり」を注文した。
新そばでなくとも、蕎麦の香りはきっちりと立っている。

良質の蕎麦の実の持つ香りと甘み、昔そばの郷愁を感じるお店だ。

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