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称名寺と金沢文庫@横浜市金沢区金沢町

2016年09月11日 09時59分17秒 | 
称名寺と金沢文庫@横浜市金沢区金沢町



「国宝でよみとく神仏のすがた」が開催された神奈川県立金沢文庫は昭和5年(1930)に金沢北条氏一門の称名寺「金沢文庫」を再興されたもの。

称名寺は北条氏の一族である金沢(かねさわ)氏:北条氏の祖、北条実時(1224年 - 1276年)の持仏堂から始まったと推定されている。

金沢文庫は北条実時の私的文庫から発展したものだが、書籍・絵画・彫刻・工芸品など鎌倉の文化財を今に伝えている。

称名寺境内は国の史跡に指定され、赤門、仁王門、金堂、釈迦堂などがある。金堂前の阿字ヶ池を中心とする浄土式庭園は、1320年(元応2年)、金沢氏3代貞顕の代に整備されたもので、発掘調査を経て1987年(昭和62年)に復元された。

浄土式庭園とは、浄土曼荼羅に基づいて配置された庭園のことで、平安時代末期に盛んにつくられた。

京都の平等院や浄瑠璃寺などが知られているが、12世紀初期には京都より遠く離れた東北の平泉の毛越寺、いわきの白水阿弥陀堂などもある。



「称名寺絵図」鎌倉時代





赤門

ここからが入り口、参道の両側には多くの塔頭があったらしい。



仁王門



金堂



池は「阿字ヶ浦」と呼ばれ「平橋」と「反橋」が懸る。



行政区が横浜市なので鎌倉の一部とは思わなかったが、この辺りは「六浦」と呼ばれる天然の良港で、鎌倉の外港だった。
鎌倉古道の1つ「六浦道」通っている。


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