「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

須藤文彦さん講演会@水戸南町「茨城新聞 みと・まち・情報館」

2018年08月13日 05時53分31秒 | 水戸の今と昔
須藤文彦さん講演会@水戸南町「茨城新聞 みと・まち・情報館」









8月11日(土)10時30分から、水戸南町「茨城新聞 みと・まち・情報館」で「再発見!坂道と水辺が織りなす水戸の風景」と題する講演会が開催された。講師は『水戸まちづくりの会』事務局長の須藤文彦さん。





平成11年3月に設立された同会は「上市に橋なし、下市に坂なし」という水戸に古くから伝わる言葉に注目し、水戸の歴史的遺産としての坂道と橋について調査研究を続けている。
「上市・下市」という呼び名も、水戸の独特な言い回しだが、最近では使われな傾向なのも寂しく感じる。

研究の成果を、平成14年3月に『水戸の坂道』として発行した。
平成23年に『水戸の橋ものがたり』の発行。
この度、およそ7年がかりで『水戸の坂道、水辺の風景』を上梓した。

須藤さんは、お笑い芸人が良く使う、パラパラとスケッチブックをめくる手法で分かりやすく解説した。









文化の定義・地質と水脈・水戸の三ハカセなど、広範囲にわたる話に満員の聴衆は魅了された。



学者でないからこそ出来ること、を実践した「水戸の三ハカセ」と呼ばれた三人の方々。

『明治大正の水戸を行く』 (1959年)の著者・前田香径さん。
『泉町物語』の著者・望月芳雄さん。



『水府巷談』『水府異聞』『水府綺談』の著者・網代茂さん。
新いばらきタイムス社の副社長として、記者の目と耳をもとにして水戸を描いた三部作は、水戸市史とは違った角度からの切口で水戸を知ることができる。

と三氏が書き残した著作によって往時のことを知りえる、と業績を称えた。



『彰往考来』は徳川光圀が唱えた。
「過去をあきらかにして、未来を考える」との意。



歴史を知ることにより、水戸誇れる町に、との願いが込められている。



聴衆として参加していた「水戸の井戸博士」西原 昇治さんが水戸の地層がいかに水を貯える地形であるか。
などを補足説明、台地でありながら1本の水路もなく、井戸のみで生活用水を賄った「水戸・上市」の地形と地層の特殊性をわかり易く解説。



ゆるく、毎月第一・第三土曜日に開催される「水戸まちづくりの会」。
次回の集いに参加の呼びかけもなされた。

聴講の多くが出席してみようと思ったに相違ない。

水戸南町「茨城新聞 みと・まち・情報館」では講演会やコンサートなどが毎月開催されている。


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