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「先春梅記」碑のこと@水戸市南町

2022年12月18日 23時45分02秒 | 水戸今と昔
「先春梅記」碑のこと@水戸市南町



烈公/撰文・書「先春梅記」拓本(弘道館蔵)

旧水戸藩時代、水戸市黒羽根町(現・水戸市南町)の岡崎朝堅の屋敷に佐竹時代からの巨大な梅の古木が在り「先春梅」と呼ばれていた。
その梅花を愛でに水戸藩六代藩主治保(1751-1805・文公・水戸藩中興の祖と言われる)が訪れ詩を賦した。その後、烈公はその出来事を記念し自ら撰文・書の碑を建立した。
明治になって富田誠三の所有となり、ここに中崎本介が料理屋「先春館」を開業したが1918(大正7)年の奈良屋町の大火で碑も梅も焼失した。



長山家が所持し弘道館に寄贈された拓本が唯一のもの。
弘道館作成のチラシを知人のIさんより頂いた。



水戸城下絵図・長久保赤水(長久保均氏寄贈)
享保元年(1716)~宝暦9年(1759)

中央の南丁(町)の「岡崎」







現在の南町スクランブル交差点に近い「伊勢歯科」のところになる。

*参考文献『明治大正の水戸を行く』(前田香徑・1959年・茨城新聞社)
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