「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

陶芸家・羽石修二さん その1@笠間市飯田1685-15

2022年12月01日 17時22分37秒 | 人と作品
陶芸家・羽石修二さん その1@笠間市飯田1685-15







10月20日~26日まで水戸京成百貨店の6階アートギャラリーで開催された「羽石修二作陶展」で久しぶりに羽石さんにお会いした。
二年前に同ギャラリーの個展を拝見した際、薪窯で焚き上げた自然釉がたっぷりと掛かった作品が“中世の古窯”の格調の高さを感じ共感を覚えた。
初めての出会いだったが、旧知の間のように話しが通じた。
2021年には「日本工芸会会長賞」を受賞するなど、めざましい活躍をされており嬉しく思っていた。
今回も素晴らしい作品がそろっており来訪者も多かったようだ。
ところどころに、ご自宅の庭から持参された山野草が生けられ、センスの良さをかんじた。







どのような環境から作品が生まれるかを知りたいと思っていたが、11月の小春日に訪問が叶った。
笠間市飯田の県道脇の台地の上に窯場や自宅ある。
窯を焚く薪を割っているところだった。
薪も自家製で、薪割り専門の道具までそろっている。





通路を挟み“囲炉裏のある展示場を兼ねた遊び場”のような建物。
敷地内の全ての建物は「難しい所は専門家にお願いしたが、半分以上は自分達で作った」という。
古民家の古材や建具を利用し、いわゆる民芸調にはならない程度にまとまっている。コロナ渦の現在なので暫くはやっていないそうだが、仲間内やお客さんとの飲み会にも使われるらしい。
陶芸家は器用な方が多く、家や窯を自作される方が大勢いる。



工房の轆轤場と作業室は広々として明るい。
轆轤で成形された端正な形のものもあれば、手捻りの自由な器形のものまで幅広い作品を生み出す。

略歴
1962 茨城県筑西市(旧下館市)に生まれる
1981 京都市立銅駝美術工芸高等学校陶芸科卒業
1984 京都嵯峨美術短期大学陶芸科卒業
1985 茨城県窯業指導所成型科修了
1988 独立築窯