「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

陶芸家・羽石修二さん その2 @笠間市飯田1685-15

2022年12月02日 19時45分40秒 | 人と作品
陶芸家・羽石修二さん その2 @笠間市飯田1685-15





羽石さんは筑西市(旧下館市)に生まれた。
中学生の頃に陶芸に興味を持ち、京都の美術工芸高校には陶芸科があると知って、移り住んで学んだという。卒業後は京都の美術短大に進学し、卒業後は地元に戻り茨城県の窯業指導所で学んだのちに現在地に窯を築いた。
十代で進路を決め今年で還暦を迎えるまで、40年以上も一筋の道を歩み続けていることは素晴らしいことだ。

多くの作家がガス窯や電気窯で制作している現代の陶芸界。
羽石さんは電気窯も使うが、炎の力が大きく作用する昔からの「薪窯」にこだわる。
釉薬を使わない「焼き締め」の作品は人智を越えた美しさが生まれる。
とはいえ、時間や温度などを見極める経験が大きく作用する。
一窯を焼くのに4~5日は必要で大量の薪が必要になる。
木の種類によって焼成の味わいも異なるから、その見極めも大切だ。



工房・窯場に隣接する住居に案内頂いた。
住まいも、かなりの部分を手作りされたとのことだが素晴らしい。



一番奥の部屋には床の間がしつらえてあるが、これまた最高。
「楽」と書かれた暖簾の掛物は店舗などをプロデュースする作家の書。



「土蔵の木の扉」を置いてテーブルのように。







室内の棚やタンスの内外には古代から現代まで。
日本・チベット・中国・韓国など内外の食器、民具、民画など幅広い収集品が飾られ置かれてある。



酒の絞り袋の布に置かれた木製の狛犬と白磁の破片に盛り塩。
自由自在に愉しまれている。



収集品などについて語る笑顔に人柄の良さが滲み出ている。
大勢での酒盛りが大好きらしい、飲み会に参加できるのが楽しみだ。
コメント
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