オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

コンサートホールで聴いた パリ管弦楽団・マイスキー

2022-11-05 11:06:31 | オーディオと音楽
 久しぶりにコンサートホールで実演を聴くことが出来ました。
愛知県芸術劇場コンサートホール
 10月20日 パリ管弦楽団
       指揮  クラウス・マケラ
       ピアノ アリス=紗良・オット
 鮮明で華麗な音が聞けました。さすがパリ管という感じでした。指揮のマケラは若く長身、さっそうと指揮しました。
 最初は ドビュッシー 交響詩(海) 。昔のどちらかというと幻想的な演奏と異なり、鮮やかに現在を表現すると聴きました。
 2曲目は ラヴェルのピアノ協奏曲。オットは鮮やかに弾きますが、オーケストラの中にピアノが溶け込んだ感じ、頭に残るピアノの響きが邪魔をしました。
 3曲目は ストラヴィンスキー 「火の鳥」鮮やかにオーケストラが響き渡りました。舞曲風に歌うのではなく、管弦楽曲として豪華に演奏されました。

11月2日  ミッシャ・マイスキー  チェロ独奏
        バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番、第4番、第5番
 静かな、しかし心のこもった祈りの演奏でした。
 CDでは歌うようにバッハを弾いていたマイスキーでしたが、今夜は静かに穏やかに弾き始めました。次第に穏やかではなく、大きな音ではなくても、厳しさを感じさせるように進みました。これは歌ではなくて祈りだな、マイスキーは変わったな と感じながら聴き惚れました。
休憩をはさんで、第4番。曲半ばから、祈りの中でも歌うように演奏されると聴こえました。心にしみわたる感じで無心に聴きました。良かった! これを聴けただけで満足した と思いました。曲の後、拍手の音が一段と大きいように感じました。
第5番 祈りの調べが続きました。
 チケットを購入の時、パンフレットを見ないで「チケットぴあ」で購入したのでしたが、
演奏を聴いてからパンフレットを見ると「祈り」の文字が大きくアッピールされていました。
 92歳 老クラシックファンの印象です。