tomatoびより

思いつくままに書いたtomatoのだらだら日記です。

時論公論

2018年03月01日 10時45分12秒 | スポーツ
27日は羽生選手の全く隙を見せない記者会見に驚きましたね。

どんな難しい質問にも、またどんなに意地悪な質問にも、丁寧に、そして誰にでもわかるように、教師のごとく答えていたのには感心しました。

ソチのときも、19歳とは思えないその見事な話しぶりに驚いたことを思い出します。


その前日の26日の新聞のテレビ欄を見ると、NHKの「時論世論」(午後11時55分~午前0時5分)という、何やら内容が固そうな番組に「羽生選手の言葉」というタイトルがついていたので、つい録画してしまいました。

普段は、政治や国際問題など、堅苦しい内容をNHKの解説員のかたがお話する番組のようでした。


その日はオリンピックのあとということで、「ピョンチャンで見たスポーツのメッセージ」として、「感謝とプラス思考」「羽生選手の言葉」「政治利用にファンは」をキーワードとしてあげていました。

その「羽生選手の言葉」とは

「いろんなことをとことん考えて分析して、それを感覚とマッチさせるまで練習できることが自分の一番の強みだと思います」

という言葉でした。

刈屋富士夫解説員は、この言葉は若いアスリートたちに参考になる言葉であると述べていました。

「自ら、とことん考え、分析し、実行するだけではなく、それを自分の感覚とマッチさせることができるからこそ、世界の頂点に君臨できるのだ」

そして、「自ら深く分析して考えることができるから、どんな質問にも明確に答えられるのだ」と述べていました。

しかし、その羽生選手がソチのときも、今回も、記者会見で唯一答えられなかった質問が1つあったそうです。それは

「東日本大震災を体験は?」という質問です。

これに対して、羽生選手は

「今もまだわかりません。ただ、4年前に金メダルをもって被災地に挨拶に行ったら、たくさんの笑顔に会いました。今回も困難の中でつかみ取った金メダルなんで、自信をもって挨拶に行きたいです」と語りました。

このことについて刈屋解説員は、

「おそらく正確に言えば、なんて答えたらいいのかわからないのではなくて、しっかりと向き合って、それを言葉にするのにどれほどの時間がかかるかわからないという意味だと感じました。言葉にしない分だけ、羽生選手のふるさと東北への思いが、その思いの深さが伝わってきました」

そして、刈屋解説員はこのように付け加えました。

「2020年東京大会のテーマのひとつが、東日本大震災からの復興です。聖火の最終点火者に羽生選手をイメージしたかたは多いと思います」


NHKの解説員が、聖火の最終点火者に羽生選手を、と言ったことに驚きました。

確かに、東京オリンピックは東北復興をかかげているので、仙台を聖火ランナーが走るときは羽生選手がいいのではと思っていましたが、最終点火者にと、しかもNHKの解説員がテレビで言うとは思っていませんでした。

しかし、そんな話は出てきているようですね。

スポーツ報知




夏のオリンピックですから、最終点火者は夏のスポーツのアスリートがするだろうと思っていますが、羽生選手の影響力は世界レベルですから、どうなるでしょうね。

あまり利用しないでほしいですが、候補にあがるのもわかりますね。


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