tomatoびより

思いつくままに書いたtomatoのだらだら日記です。

残された犬たち

2020年06月13日 14時47分25秒 | 日記
玄関の前の犬とは関係のない話なのですが、最近、朝、うちの前にたびたび車が止まり、中から出てきた男性がキョロキョロとあたりを見回しているのが気味悪く、お隣さんとどうしようかと話していました。

以前は週に1回程度だったのですが、最近は週に3~4回来るようになり、時間も以前は15分程度だったのが、最近は30分以上止まっています。

どうしても気になるので、先日、思い切って、声をかけてみました。

気になったら話してみるものですね。

その男性は、うちの近所にお兄さんがいるそうなのですが、お兄さんは最近奥さんを亡くされて一人暮らしなのだそうです。

奥さんを亡くされてすぐに、今度は自分が具合が悪くなり、入院したそうなのですが、家には2匹の犬が取り残されているというのです。

そういえば、中から犬の吠え声が聞こえる家が近所にあります。

その男性は、奥さんがその2匹の犬の散歩をさせている間、車を止めて奥さんを待っていたというわけです。

事情がわかったので安心しました。

男性のお兄さんは癌で、あと1か月と言われているそうで、今は治療をあきらめて、介護つきの病院だか施設にいるそうです。

2匹の犬は飼い主が帰ってくると信じて待っているんだろうな、と思ったら、胸が熱くなりました。

男性は犬を飼えないようでしたので、今後、その犬たちはどうなるのだろうと思いました。

お兄さんの話も悲しかったですし、2匹の犬の今後を考えても悲しい。

車が止まる理由がわかって安心した一方で、とても悲しい朝になりました。