木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

朝、日の出前に目覚めたのですが、二度寝して6時半過ぎに

村中に散歩に出ます。

今日はいい天気、そして暑くなりそうです。

朝食は「正しい」山荘の朝食です。

さて、昨日の訓練校は来月からの実習開始に際して、

講義用のテーブルを移動させて、床養生をします。

来年、3月までの楽しい実習が始まると思うと楽しみです。

その後は、講師の沓澤先生が今、手掛けている現場の矩計図の読み解きです。

私は図面に書かれている外壁の仕様が飲み込めません。

午後は講師の車に分乗して、まずは道具屋さんに向かいます。

1年生でまだ大工道具を購入しいない人のためです。

私も砥石やカンナなど欲しい物はたくさんありましたが、ガマン、我慢。

2時半から現場の2棟を見学します。

興味を惹かれたのは、こちらの純和風仕様の住宅です。

いい意味で今どきではありません。

その理由をあげます。( )内は主流の工法です。

・瓦屋根 (ガルバリウム鋼板)

・根太床 (根太レス工法ー剛床)

・モルタル壁 (サイディング) 等々です。

しかし、新しい断熱基準である5等級や

ZEH(ぜっちゼロエネルギーハウス)を満たしている高機能住宅です。

断熱基準やZEHはもう少し勉強してからお伝えします。

壁の謎が解けました。

普通は外壁は体力合板、内壁は石膏ボードが主流ですが、

この家は9㎜の構造用合板、透湿シート、通風用貫き(縦張り)、

そしてこの外観の「木あらし」(横張り)、

この上にラス網が張られ、左官仕事のモルタル塗り、

ジョリパット塗装で仕上げられます。

この様に4行に渡り、説明するという事はそれだけ手間賃がかかるという事です。

これが45㎜角の根太です。

そして筋交いの金物は私も使っているリベロⅡです。

昭和の家はほぼ100%、平成も途中までは床に根太は当たり前でした。

でも、今は根太は飛ばして、24㎜の耐力合板を貼る剛床です。

やはり、手間を省くためでしょう。

筋交いは、講師の先生も苦笑するほどたくさん入っています。

教わったのは「筋交いはたくさん入れればいいというものではなく、

バランスよく、対称的に入っていないとダメです。」

バランスが悪いと弱い所に力がかかり、倒壊する危険性があるということです。

勉強になりました。

これを主屋の改築の構造にも生かしていきます。

明日は天気が崩れそうなので、

今から主屋南面のパネル張りを仕上げたいと思います。

皆さまもよい日曜日をお過ごしください。

 

 



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