画竜点睛を欠く

今朝は冷え込み、ランニングコースでは霜が降りてました。
今日は工房から忘れずにカメラを持ち帰りました。
久しぶりに木工の画像ＵＰです。
木工の工程の中でもっとも苦手なのが塗装です。
「画竜点睛を欠く」という言葉がありますが、
塗装をやるたびに
この言葉は私のためにあるのではないか？
と情けない気持ちになります。
せっかく苦労して組み上げた作品の出来を
最後の塗装が足を引っ張り、
２ランクくらい下げてしまってるような気がします。
苦手な理由は、塗料の粘度に私の技量が負けて、
塗りむらや液だれが起こってしまうからです。
私が使う塗料は「寿化成」社の通称
「木固めエース」というプレポリマーです。
今日は塗料の伸びがいいなと思っていると
ある時急に粘りが出てきた刷毛運びが
思うように行かなくなります。
今回は寒くて硬化が遅いので何とか塗りおえましたが、
やはりとうてい満足のいくものではありません。
使う木がスギやパインなどの軟材で
使う場所も雨のかかる窓建具や
水ぬれや汚れの激しい台所家具では
手軽なワックスやオイル仕上げというわけには行きません。
まだまだ塗装は練習が必要なようです。