スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(週刊誌の情けなさ)

2019-11-30 13:37:03 | 日記
11月30日(土)
 文春とか新潮は大新聞が記事に出来ない事を書いて我々に情報を与えてくれる、一面では立派にジャーナリズムの責を果たす存在だと思っていたが、何故香港の取材をしないのか。中国本土とは違うから取材はできる筈だろう。多少でも記者に危害が及ぶ取材はしないという方針なのだろうか。その内フリーランスの持ち込みがあるだろうから、それを使えばいいやと考えているのだろうか。週刊誌の見出しを見ると何処も桜を見る会を追及する特集ばかりで、回収した後のごみ置き場をつつくカラスを見るような、あさましい気分だ。
 世界の耳目が香港に集中している。そこへ行かなくて何がジャーナリストだ。文春も新潮も世界に、日本に週刊誌ありと名を売るチャンスだぞ。所詮日本のメディアというものは、国内の出来事を魚のアラを啜るようにしか、書けないものなのであろうか。週刊誌には多少期待があっただけに残念だ。ゴシップ記事で稼いだお金を時には公益的な取材に使う事をしないと、単なるイエローペーパーと蔑まれて終わるだろう。

スケッチブック30(GSOMIA再破棄?)

2019-11-29 19:59:25 | 日記
11月29日(金)
 韓国が1~2ヶ月でホワイト国への復帰がなされなければ直ちに再破棄すると息巻いているようだ。私はどうも日本は密約をしたように思えてならない。何としても破棄を撤回させたいアメリカが日本にも圧力をかけたとして、おかしくない話だ。韓国の輸出管理の実態は経産省の役人でなければ本当の所は分からないだろう。役人が韓国の輸出管理が改善されたからホワイト国に戻したと言えば、我々は信じるしかない。そんなところで手を打つ内意を韓国に示したのではないか。韓国は馬鹿だから黙っていればいいものを、そうすれば事は巧く運ぶのに、民族性から言質があるとぎゃあぎゃあ言い立てて、日本側を硬化させているのではないか。
 だとすると日本はまた愚かな交渉をしたと言える。日本国内で、日本人相手にするやり方をして、善意の発揮が窮地に陥るという国民習性を曝したのだ。韓国は上げ足を取る作戦一本で来ている事が、日本エリートには永遠に分からないのだろう。
 しかし韓国は本当に無知な人種だと思う。GSOMIAを延期したのなら条文に従って1年間は破棄が出来ない。来年の終了期限の何か月か前に破棄を通告するしか手はない。それが直ちに破棄できると政府が言う所に、限りない知的不信感を抱く。彼らの論理では破棄は通告した、ただしその効力を延期しただけだから、それは韓国の一方的意思で効力を復活させ得る、だからいつでも破棄できるというのだろう。しかし通告には期限がある。11月22日という期限があり、その期限を超えたら最早通告できないというのが、人間がする解釈だ。それをいや通告はした、通告の効力だけ止めたというのは、猿の言う話である。人間の言葉が解し得ない相手と、どうして対話できよう。どうしてそれが重要な国なのか。

スケッチブック30(首里城より江戸城再建を)

2019-11-28 10:46:31 | 日記
11月28日(木)
 首里城再建が政府やマスゴミで叫ばれているが、一般国民は冷ややかなのではないか。私も全く関心がない。散々日本国家にたてついておきながら、困った時に国に金を出せでは、得手勝手すぎるとの思いだ。玉城が本土からは一銭も金を貰わない、沖縄住民だけで再建すると言うのなら、天晴な奴と褒めてやるところだが。私は琉球の歴史に詳しくはないが消失前の首里城は、中国に支配されていた時の姿のものなのではないか。もしそうなら金などびた一文出したくない。万一にも日本政府の金で再建されて、そこで中国の冊封式が繰り返されたとしたら、全くの茶番だ。
 それより江戸城を再建することだ。東京に素晴らしい観光資源がもう一つ誕生することになる。首里城は有り体に言えば琉球政府の圧政の象徴である。江戸城は300年の平和の象徴である。世界に冠たる庶民文化を輝かせた大本である。人類にとって首里城よりよほど価値がある。

スケッチブック30(何故韓国を罵倒しない)

2019-11-27 13:00:50 | 日記
11月27日(水)
 韓国がGSOMIA破棄撤回を巡って、合意内容を日本が歪曲して発表したので抗議し、日本政府が謝罪をしたと言っている。日本は例によって「謝罪の事実は無い」「韓国側の発信の一つ一つにコメントすることは生産的でない」と言うばかりである。日本政府の対応は全く理解できない。「コメントすることは生産的でない」としたばかりに、慰安婦の嘘が世界に通り今また徴用工の嘘が通りかけているのではないか。
 国が貶められたのだ。謝罪したという事が嘘なら、お前は嘘つきだと真剣に罵倒しなければならない。私などは日本政府の対応を見ると、本当は謝罪したのではないか?、謝罪しないまでも輸出管理緩和の秘密の約束をしたのではないか?、と疑ってしまう。多くの人もそうだと思う。外国人は特にそうだ。
 韓国が嘘を言ったのなら世界中の人は(日本政府以外は)、真剣に韓国を詰問するだろう。なぜ日本はこんなに弱いのだろう。

スケッチブック30(再びローマ法王)

2019-11-26 09:23:40 | 日記
11月26日(火)
 ローマ法王の演説を聞いて(ただしテレビと新聞記事だが)非現実的な世界観に呆れたが、同時にこういう非現実的世界観でなければ、現実の世界の矛盾とか不合理を見過ごすことが出来ないのだと、よく分かった。
 法王は核なき世界の実現は可能だとこくが、核兵器保有者でもないのにどうやって実現するのだ。全くの現実無視の発想である。
 核の脅威を使って平和について話せるかとこくが、過去世界はそれでやってきた。
 戦争はもういらないとこくが、まるで進歩的文化人に洗脳されたお人好しの日本人である。つまりは法王ははるばる広島まで来てお花畑を語ったのである。能天気という言葉があるが、意味は外で雨が降っているのに自分の脳の中では晴れだと思ってい居るというような事だと考えるが、まさにローマ法王は能天気そのものである。
 宗教者とはそのような存在だともいえるが、ローマ法王はカトリックという巨大集団のトップである。単なる宗教者を超えた、超大国の元首に比すべき、現実的存在という面を持つ。トランプやプーチンや習近平がお花畑を語ったら、世界の人々は明日の不安に震撼するであろう。
 そんな事は法王だってわ分かっていよう。一党独裁でウイグル人等を弾圧し国民に自由を許さない中国を取り込みたいが為に、(これは実に馬鹿げた期待で法王は中国人の数の多さに幻惑されているが、習近平は決して国民がカトリックになることを許さない、偽装のカトリック信者を生み出すだけだ)、悪の中国と付き合う為に現実とは次元の異なる空想の世界を作り、そこに入ることで、悪の中国の現実から逃げているのだ。
 法王は香港について何も言及しなかった。言える筈がない。こういうやり方はグレ子そっくりだ。欧州ではこういう空想論が流行しているのだろうか。