スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(総選挙)

2021-10-31 09:54:57 | 日記
10月31日(日)
 今日は開票日である。どんな結果になるであろうか。つらつら考えるに今回の総選挙は従来に比べて、かなり問題の焦点が鮮明になってきた選挙だと感じる。その問題とはオールド左翼がオールド左翼としての正体を現さざるを得ない、状況になっているという事である。
 第1が、立憲民主党が、共産党と手を組んだという事である。立憲民主党はリベラルの皮をかぶって数年の世を過ごしてきたが、リベラルの皮が通用しなくなってきて、本家の共産主義の顔を見せ始めたという事である。つまり見せかけのリベラル政策がまさに張子の虎だと国民に気付かれ始めたので、本性を出して開き直っているのである。今回の総選挙は自由主義対共産主義の戦いだと言ってよい。
 第2が立憲共産党などが言うスローガンである。”安倍政治を許さない”がそのスローガンの基調にある。安倍さんは戦後レジュームを終わらせる政策を実施した。彼らはそれに反対しているのだ。つまり日本を昭和40年代くらいの儘にしておきたいのだ。だから”安倍政治を許さない”のだ。昭和40年の昔なら自分たちは生きられるが、令和の新時代にはついて行けない、だから安倍が憎いと叫ぶのである。息が詰まって、オールド左翼丸出しになってきたのだ。
 自由主義対共産主義は別の面から見れば、現実対お花畑、今そこにある課題対幻想の中のお遊び、でもある。誰が見ても勝負は明らかだが、そうならないのが民主主義の選挙というものである。マルクスの政治論が現実には全く適用できないものであることは、何千万人という人の犠牲によって、明確にされた。それよりもっと明確にマルクスの労働価値説も、現実には全く通用しないものであると、明確に、明確にされている。それでもマルクス信者が絶えないのも、民主主義の欠陥と言えば欠陥であると思う。

スケッチブック30(真子さんの不思議)

2021-10-28 11:21:10 | 日記
10月28日(木)
 会見はニュースでダイジェスト的に見ただけなのだが、真子さんが、「すべて私のお願いでした」と発言したのには驚いた。ひょとして小室さんの留学費用と滞在費も、真子さんが出したか裏書をしていたのではないか。
 となると400万円は貰った金だと突っ張れとの指示も、小室母子に出していたのではないかと、疑う。この騒動の発端は400万円を貰った金だと言い張った所にあると思う。あの時出世払いにしてくれとか言っておけば、国民は納得して、こんな騒動に発展はしなかったと思う。なぜ小室は男気を出さないのかと不思議に思っていたが、真子さんの指示だったとなれば納得がゆく。
 だがそれならなぜ真子さんは国民感情と乖離した指示を出したのか。皇室という特殊環境の中で育ったゆえの、特殊な思考回路によると、考えるしかない。

スケッチブック30(一年前の予想)

2021-10-24 19:34:27 | 日記
10月24日(日)
 GOOブログは一年前の自分の記事を自動再生してくれる。すっかり忘れていた事を思い出させて呉れる訳だ。アメリカ大統領選について私はトランプの圧勝だと、間違えた予測をしていた。しかし予測の途中までの考察は結構よいものだった。アメリカ人は口ではバイデン支持を言うが、では今回の大統領選で実際にあなたは投票するかと聞き、投票すると答えた人の集計では、トランプとバイデンは伯仲しているとの世論調査結果を、考察に持ち出していた。ここから私はアメリカ人の深層心理は、ポリティカルコレクトネスに毒された表層意識とは違っている、従ってトランプ圧勝だと短絡させてしまったようだ。しかし世論調査は伯仲と言っていたのだ。事実はその通りでバイデンジャンプなる不可解な事があってバイデンが勝利したが、僅差である。
 アメリカ人の深い深層心理は私の想定通りなのかも知れないが、選挙はやはり表層心理に従って投票する人も、多いのだ。だから世論調査は馬鹿に出来ない。
 今回の衆院選でも同じ結果が現れるような気がする。立民に入れる人はマスゴミが醸す表層意識に毒されている人たちだ。ちょっと考えれば立民の言う事などお花畑だと分かるのだが、表層意識に従う人はそのちょっと考える手間を惜しむ。共産党は命を大切にする政治とか何とか言うが、マルクスが夢想した共産主義が実現した社会ならそうかも知れないが、現実の共産党は、思うに永遠の途上にあって、民主集中の美名のもとの独裁と粛清を繰り返す政党だと、ちょっと現実を見れば分かるのだが、その手間を惜しんで表層意識に従う人が多いのが事実だ。
 まあ自民党は30議席くらいを失う。立民が10、維新が10くらい延ばすのではないか。あとの10議席が色々な政党に分散されるか。
 国民の大多数が自民党に勝たせすぎると危ない、立民に入れてバランスを取らせないといけないと、実に馬鹿な事を考えているからだ。だから自民党は現状維持の政策に留まらざるを得ないのだ。自民党に大勝させて思い切った政策を取らせ、その結果自民党内で二つに割れて、二大政党が出来るくらいの衝撃的な事をしないと、あなたは、ぬるま湯の茹でガエルで終わると、言ってやりたい。その前に寿命で死ぬから、あなたは、それでも良いか。

スケッチブック30(反ワクチンの国柄違い)

2021-10-20 14:31:06 | 日記
10月20日(水)
 日本の人口に対する感染者の数は、1.3%である。100人いたら98人はコロナに罹ていないのだ。だからワクチンは毒だとか何とか言っておられる。
 所が欧米はこれが13%である。身の回りの10人に1人以上がコロナ患者なのである。コロナの恐怖は日本の10倍だと思う。それでいて反ワクチン運動が日本以上に盛んな理由が、分からない。
 欧米人は我が強く、周囲の意見に耳を傾けず、信じ込んだら命がけという気質が、日本人の10倍あるのだと思うしかない。そういう気質が強い集団では、SNSへの数人の繰り返し投稿が巨大な流行となってしまったり、流行に乗じた本とかインチキ薬などの販売機会がぐっと増えて、ますます反ワクチンが燃え盛るのかも知れない。
 この先ワクチン以外にも治療薬が出てくるだろうから、ワクチンに対する評価がぼやけてくるだろうが、日本で人口の3%、欧米で30%くらいまで感染者数が増加すると、反ワクチンなんて言ってられないと改心する動きが強くなるのではないか。或いは4と40%かも知れない。その辺が見極めれたら面白いと思っている。

スケッチブック30(岸田は財務省のポチ)

2021-10-16 11:11:55 | 日記
10月16日(土)
 財務省の次官が与野党ともバラマキ政策だ、日本はタイタニック号のように氷山に向かっていると、文藝春秋に書いたそうだ。私は本文を読んでいないので所謂評論家的な物言いしか出来ないが、岸田の指示で書いたことは間違いないだろう。
 文藝春秋の発売日は10月8日である。私は雑誌に原稿など書いたことがないので分からないのだが、まあ一週間前くらいが締め切りだろうと思う。そうするとその一週間前、即ち総裁選の決着がつく前に、矢野次官は原稿の構想に取り掛かっていたと想定する。つまり岸田は自分が総理になることを確信していたのであろう。そして総理になると真っ先に直面するのが、財政出動を要求する与野党と国民の、大合唱である。財政出動を渋る公約では選挙に勝てない。しかし財務省の立場はそれを大きな波にはしたくない。そこで防波堤の布石を打つために、総裁選の前に岸田が、財務官僚に指示しておいたという次第であろう。
 国民よ、バラマキは困窮者への10万円で、こらえてくれ、でないと国が破綻するぞという訳である。
 財務省は日本は債務超過だというし、IMFは債務超過ではないと言っているという人もいて、よく分からない。しかし債務超過なら国債の利率は上がり、価格も下がるはずだと思うが、そうなっていないという事は、日本は債務超過ではない様な気がするが。しかしそうなら何故財務省は嘘を言うのだ。
 その辺は分からないが事前に用意周到な手を打つあたり、岸田が財務省派であることは、はっきりした。という事は、いずれの分野においても、目を見張るような変革は期待できないという事だ。自民党的慣習というような曖昧な言葉でイメージされる、あまり変化のない政治になるのではないか。勿論憲法改正など蚊帳の外になる。
 新しい資本主義なるものも全く分からない。予想するに、社会主義的政策を、メインにしてゆくことかと思うが。