スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(続き)

2018-04-30 19:05:54 | 日記
4月30日(月)
 産経新聞の世論調査に依ると10代20代では70%が麻生大臣辞任の必要なしと答え、逆に60代以上では60%が辞任の必要ありと回答したとのことだ。60代以上は新聞テレビをよく見るからその影響かと思われるが、10代20代でもテレビは見るだろう。否テレビは見ても、案外ニュースは見ないのかもしれない。ワイドショーは昼間だからこれも見ないのかもしれない。その差なのかと考える。
 否若者の方が物事の本質を捉えているからだとの説が出そうだが、或いは今の若者は付和雷同せず自分の意見を持っているからだとの解説も聞きそうだが、自分がその年代だった時を回想するにその頃の方が遥かに浅薄な社会知識であった。だから洗脳的な人物とかに接すれば簡単に従った。やはりテレビでニュースを見ないからだと考える。

 シリアが化学兵器を使ったとの理由でアメリカなどから空爆を受けた。シリアは反政府組織に戦闘で勝っているのだから化学兵器など使う必要はない、化学兵器使用はアメリカによる捏造だとの意見を見たが、馬鹿も休み休みに言わないと軽蔑されるだけだろう。シリアの究極的な戦争相手はイスラエルである。核を持つイスラエルに対して化学兵器は絶対に必要だろう。だから空爆覚悟で実戦で使用し、兵器としての完成度を高めているのである。シリア空爆はたった一日である。そこらへんはアサドも読んでいるのではないか。それにしてもシリア内戦は7年になるそうだ。言葉もない。

 中国の退役中将が最小の代償で台湾を攻め落とせるとの論文を出したそうだ。アメリカが手を引けば最小の犠牲もなく落とせるように思う。次は日本の番だが日本はアメリカに手を引かれても、単独で中国と戦うだろう。しかし苦しく、過酷で、日米戦以上に損害の多い戦いになると予想される。日米戦だってどうせやったのだからもっと早く、昭和14年くらいから始めた方が良かった。中国とはどうせ戦いになるのだから孤立無援となってから立ち上がるのではなく、今アメリカの先兵となって行動して、アメリカと共同で戦えるように計るべきなのだ。

 共産党の田村智子議員がした都知事選での鳥越応援演説がネットで話題になっている。50年前の鳥越のセクハラ行動が告発されたのだが、その告発者が匿名だったので、田村議員が鳥越さんは証拠もなしに犯罪者扱いされる、はらわたが煮えくり返ると演説して、聴衆から喝采を浴びたのだ。それがまっとうな人間の感覚というものであろう。それが政局が絡むと正反対の発言となる。野党マスゴミの行動原理はこれだ。馬鹿なのはワイドショーに踊らされて、福田辞めろと叫んで満足感を持つ、無知な大衆である。
 天下りで万死に値すると言われた前川も、今や行政を守った聖人扱いである。防衛省が日報を隠したと非難する人々は、中国漁船体当たりを隠した民主党政権を非難せず、公開した海上保安官を、省内規定に違反した犯罪者として扱う儘である。奴らは自分の都合だけでコロコロ発言を変える厚顔無恥な輩なのである。あなたや我々の為、或いは真実の追及など、欠片も考えていない。

 高橋純子という朝日新聞の論説委員もネットで話題だ。気違いだとの意見が圧倒的だが私は違うと思う。彼女の書く文章は訳が分からず、論理性もなく、ただ安倍が憎い、嫌いだ、危ないというものである。彼女はそのことを隠さずに、巧く論理だてれない安倍憎しの感情を伝えるようにしていると、正直に言っている。これが現代左翼なのである。マルクスの理論は潰れた。社会主義国は自国の経済理論を作れなかった。史的唯物論を言えば笑われる。その中でなお革命家を志すのなら、普通の人には訳の分からない、感情だけの言葉を吐くしか、方法がないではないか。ならば革命家を止めればいいのだが、それが今に続くマルクスの呪縛である。こういう輩は普通は死ぬのだがシーラカンス環境にあっては生存するのだ。マルクスに引導を渡す理論的作業が今なお、必要とされる所以だ。

スケッチブック30(色々なこと)

2018-04-29 22:59:17 | 日記
4月29日(日)
 産経新聞の「中国点描」という記者個人のルポ的記事だがそこに、「米中の報復合戦が過熱する懸念から、欧米市場から中国の工場への注文が最近になって激減している」とあった。アメリカが中国製品に関税を掛けたり、或いは買わない政策を取ったとしてそれが何故、欧米が中国に発注する事の妨げになるのか分からない。むしろ足元を見て買い叩けるではないか。メディアの表面には出ていないが、トランプは西側諸国に中国製品を買うなと、裏の指示を出しているのだろうか。そうするとゾクゾクする気分になるがそんなことはないだろうから、欧米は米中の熱戦を警戒しているということか。或は冷戦を必然視してトランプに忖度をしたのか。分からないがこの記事が本当ならアメリカは欧州に何らかの根回しをしたうえで、中国との本格的対決に乗り出したとみるべきだろう。

 アメリカのシリア攻撃に関して米統合参謀本部のマッケンジーという中将が、当初説明されたJASSMーERではなく実際に使われたのはJASSMだったと修正したとのこと。なんでそんな間違った説明がされたのか書いてないから分からない。JASSMはジャズㇺと呼ぶらしいがAはエアー(空)最初のSはサーフェイス(地面)の頭文字で、つまり空対地ミサイルの事である。ERは伸長した距離の意味である。つまり新兵器を使ったと説明したが実際は旧来のミサイルだったというのだが、この間違いには何か意味があるのだろうか。

 産経新聞の古森記者が「日本のトランプ誤認症候群」として日本メディアと評論家を批判している。中国製品への高関税や日本への貿易不均衡是正要求などの政策は、中間選挙で共和党を優位にするための人気取り政策だとするマスゴミ論調を、米国の反トランプメディアや評論家の主張だけしか見ていないことからくる誤解だと論じている。ニューヨークタイムスやワシントンポストを読むことが特派員の仕事だと考えているマスゴミ人種が、トランプ当選を間違えたと同じ事を、今も繰り返していると言いたいのだろう。ミッドウエーで負けた山本に指揮を続けさせるのだからソロモンで負けるのも当然だが、同じことをマスゴミもしているのだ。本来ならトランプ当選を聞いて間違えた特派員を全員更迭するくらいのことをしてこそ、報道機関だと言えるのに。中国への高関税や日本への是正要求は選挙戦冒頭からのトランプの主要公約であり、保護主義は共和党内にも反対論があり、対中関税は中国の報復で被害を受ける米国農業界からも批判のあるもので、中間選挙の票集めにはならないものなのだそうだ。

スケッチブック30(学芸会)

2018-04-27 19:01:52 | 日記
4月27日(金)
 テレビはどのチャンネルを回しても南北首脳会談の映像ばかりだ。真剣に見る気はないので言葉は忘れたが、アナウンサーが絶叫する様は何処の局も同じだ。民主主義でアメリカの支援を受ける韓国と、独裁政治で中国を後ろ盾とする北朝鮮が、両方の親分が潰れないのに一体どうやったら統一できるというのか。金正恩は本番の米朝会談を前に韓国を取り込んでおきたいのだろう。トランプにあんまり酷い事は言わないでくれと、文に頼ませるつもりなのだろう。文はこれで北に金を送り、北が持ち堪えれば、北崩壊という悪夢が遅らせられると、ホットしているのだろう。文は4年後朴派に復讐されて、今回の北送金が炙り出され、牢屋に入る心配はしていないのだろうか。
 南北首脳会談など茶番である。小学校の学芸会のように幼稚な演技ごっこのものだ。だからだろう時代劇に登場するような取り巻きたちの、なんとも学芸会的な衣装は。李朝か高麗でもよいが本物の甲冑と装束をして来いと言いたい。南北会談は作りものですよと自ら自白しているに等しい演出だ。
 注目すべきはトランプとの会談だ。私はトランプは、文など歯牙にもかけず習近平にも気を遣わず、核の完全な放棄とその検証を、金正恩にイエスかノーかで迫ると思う。うまくゆけば拉致被害者全員の帰国が実現するかもしれない。勿論北に渡す多額の金が必要となろうが。そして一層の対米譲歩も必要となろうが。

スケッチブック30(マルクス)

2018-04-26 16:47:37 | 日記
4月26日(木)
 マスゴミや野党それの御用学者たちは、大きな目で見れば中国と韓国の御用聞きを務めているのだが、彼らがそれに甘んじている理由が二つある。一つはそれで食っているという経済的理由だ。今更転職して、よい食い扶持にありつけるとは思えない。
 二つ目が精神的理由で、俺は人類の為になる方向に向かって運動しているという、自分への言い聞かせである。その根拠がマルクス主義に沿っているという、最早彼ら自身も本当には信じていないだろう表看板である。ソ連が崩壊しキューバもアメリカの軍門に下り、中国は国家資本主義とも言うべき姿に変身をしてしまった。マルクス主義は現実的に破綻したが、どっこいしぶとく、二つの形で現在に生き延びている。
 一つは、歴史はマルクスの言う通りには進まなかったが、資本主義を解剖し階級を洗い出し、その帰結として共産主義社会を唱道したことは正しい。計算機だって初期のものは重すぎて今のように掌サイズで使うことは出来なかったではないか。共産主義社会への移行も、同じように試行錯誤を繰り返して見つけてゆくものであって、マルクスは当時の歴史段階にあって間違えたに過ぎない、そういう負け惜しみである。
 二つ目はこれを簡便化した、人間は理想に向かって突き進むべきものだとの、弁解的な自己満足感である。ならばマルクス主義でもなくどんな主義でも、新興宗教だって理想に突き進むことを掲げているのだから、何でもいい事になるのだが、理想と言葉では言っても実際には共産主義であるのだ。この二つの違いは多少とも学問的体裁をとるか、無頓着に今経済的利益があるのだからやって行こうという感覚との、差である。
 こう書くとマルクス主義など惨めなものに見えるが、人々はそこまで突き詰めて考えていない。ぼんやりと、マルクスの名を出すのは憚れるが、捨て難いものがある、そんな朦朧とした感情の中に居るのだ。だからソ連が崩壊して四半世紀以上たっても思考が進歩しないのだ。だからマルクス主義に引導を渡すことはやはり、まだ、重要なのである。
 マルクス経済学はアダム・スミスと同じ古典派経済学に過ぎないと、はっきり断定すべきものである。マルクスの価値論は商品が希少であった時代に通用した理論である。今や価値とは使用価値だけとなり、価値の産出は労働時間の長さなどとは関係のない、創意工夫と技術の蓄積に依っている。そうなると労働による価値の産出と資本財の所有によって区別されていた階級概念も怪しくなる。プロレタリアートとは別の価値産出層が出現し、彼らの動向こそが社会変革の主要なパワーとなっている。歴史がさらに進めば別の層に属する人々が出現するかもしれない。だから旧態依然として組合員をプロレタリアートとしか見なさない連合は、組織率を大きく減らしている。だから連合は社会主義を標榜する野党を支持して、小西などのシーラカンスを生きさせている。しかし人々がもう少し真面目に考えれば、連合は消滅するだろう。
 理想社会は追及すべきものだが最早弱小階級となったプロレタリアートが権力を握って、実現できるとはとても考えられない。階級闘争とかまず国家権力を倒してとかの方法論は、鉄器時代に石器の斧を持ち出すようなものだ。理想社会はそんな古びた方法で実現出来るものではない。マルクスは博物館において、現実に向き合って、深い思考を巡らさなければならないものだ。

スケッチブック30(文化大革命もどき2)

2018-04-25 17:36:04 | 日記
4月25日(水)
 麻生大臣が週刊誌報道だけでは女性記者の策謀とも疑われると言ったり、下村議員が無断で録音しておいて他社に売るのはある意味犯罪行為だとかの発言に対して、マスゴミは尻尾に火をつけられた犬かの如くに、きゃんきゃん騒ぎ立てている。その血相の変え振りから見るに相当痛い所を突かれたと思う。
 進優子については行状がネットに出ていないが、その上司である松原文枝は有名な反安倍人間だ。古賀元馬鹿官僚の放送事故で更迭されたと思っていたのだが、なんと経済だったか政治だったかの部長様に納まっていらっしゃるそうだ。その旦那が朝日新聞の幹部で「森友・加計」キャンペーンの指揮官であるそうだ。この人脈を見るに単なるセクハラ事件とはとても思えない。福田次官は安倍引き摺り落としの道具にされたとも思える。
 松原と立松が共謀して進にセクハラ被害者を演じさせたのではないかと十分考えられる。或は進が言う通り身を守る為のものだったとしても、無断録音のテープを新潮に流させる事くらいは、やらせたのではないか。何故テレビ朝日か朝日新聞かで、セクハラスクープを報道しなかったのかは、やはり無断録音という手法が両社の障害になったのだと考える。マスゴミ各社に明文規定はないらしいのだが、無断録音と公表は取材方法として取ってはいけないものになっているようだ。天下の朝日がそれをしたとは恥ずべきことだが、週刊誌ならそんな程度の媒体だと見下した考えが松原と立松にあって、進にテープを流すように命じたのではないか。取材方法の非倫理性はマスゴミといえど、まだ持っているから、そこを突かれてきゃんきゃん吠えるのではないか。
 しかしテレビは「被害者を犯罪者扱い」とか「セクハラが分かってない」とか、出演者全員に政権糾弾をきゃんきゃん叫ばせる。新聞は勿論松原立松関係を報じない。だから騙される人間は続出するだろう。
 しかしである。人間いい年こいてある程度は物事を見通しても良いものだ。林大臣のヨガ通いが、またしても週刊誌によって、エロヨガ通いとして報道された。第一次安倍内閣時の、絆創膏を張っても失格だとされた、文化大革命もどきの嵐を思い出すべきである。あの再現をしようと、ある事無い事なんでも安倍を貶めることにつながる報道を、テレビはしているのだ。国民よ、もう一度それに乗せられるほど、君は馬鹿なのか。
 民主党政権のお陰で日米同盟は破断寸前になり、日本は中国と韓国の食い物になる所だった。若者が自民党支持で、民進党の支持率が1%なのもよく分かるが、団塊の世代のお前たちだって、再び民主党崩れの政権になったら日本が潰れて、当てにしていた年金がふいになるかも知れないと、少しは考えるべきだ。