スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(ポリコレ語)

2021-02-27 12:38:24 | 日記
2月27日(土)
 新聞によるとマリナーズの球団社長が岩隈の英語は酷いと言ったことが原因で、首になったとある。岩隈の英語が酷いのは事実だろうが、それを言うと首になるのだ。これが今のアメリカ社会なのかと、驚愕とともに思った。どうもアメリカ社会では英語のほかに、ポリコレ語(ポリティカルコレクトネスの意)を知らないと生きてゆけないようだ。
 この波が日本にも押し寄せている。森さんはポリコレ語を使わなかった為に辞任に追い込まれたのだが、日本ではポリコレ語はまだ世間に普及していないから、その推進者であるマスゴミ連中も単にポリコレ語を使わなかったという理由だけで森さんを叩いたら、世間からは老人苛めをしているように思われて不利である。だから森さんは本当に女性差別主義者であるとの趣旨で、新聞は書きテレビは報道する。勿論これは事実に反するから、白衣の学芸会女性国会議員以外の日本国民は、何か腑に落ちない印象を持って報道を眺めているのが実情である。
 あなたが英語を全く知らずにアメリカへ行ったとして、例えば通りすがりの人にホテルの場所を聞いても教えて貰えないだろう。レストランの食事も意図した料理と違ったものが運ばれてくるかもしれない。しかしそれはあなたが野宿を好むとか変ちくりんな料理を好むという事ではない。英語を知らないからひどい扱いを受けたのであり、森さんもポリコレ語を使わなかったから、ポリコレ信奉者のマスゴミに、叩かれているにすぎないと知るべきだ。
 アメリカではポリコレ語を使わないと上流社会でやってゆけないらしい。日本もそうしようとマスゴミが躍起となって推進している。私はアメリカについて全く知らないが、ポリコレ語が浸透するにはそれなりの相当深い社会事情があったからだと思う。そういう事情が日本にはないから反動マスゴミがいくら煽っても、国民に普及していないのだと思う。だからマスゴミにしてみれば単なるポリコレ用語の不使用さえ、てえ変だてえ変だと物凄く重大な犯罪だと叫ばなければ国民に届かない。だから極めて執拗な森さん叩きとなるのである。まあ万引き犯を死刑にするようなもので、私などから見ると狂っている。マスゴミは仕方ないとしてそれに同調するアスリート、こいつらもマスゴミに取り上げて貰う何らかのメリットを持つのかも知れないから仕方ないとして、馬鹿なのは何時も通り踊らされている普通の国民である。まあまず朝日・毎日・中日は宅配を止めたらどう。

スケッチブック30(昨年は一昨年より約9,000人の減)

2021-02-24 11:16:02 | 日記
2月24日(水)
 厚生労働省の人口動態速報が出てそれによれば、昨年(2020年)の死亡者数は1,384,544人で一昨年(2019年)より9,378人減少したとの事である。前回書いた池田氏の推定(約15,000人の減少)よりは少ないが驚くべきことに違いはない。産経新聞は「減少に転じるのは平成21年以来」とさも自然現象のようにさらっと、新型コロナがぎゃんぎゃん言われているから死亡者数もさぞ増えただろう、それなのに減少したとはどういう事だとの、読者の疑問などないかの如くの書きぶりだ。何か「闇がある」と感じる。
 ただ分からないのは厚労省の別の統計では2019年の死亡者は1,376,000人と出ている。それなのに1,384,544人の死亡者の方が少ないとは、到底理解の行く話ではない。また池田氏も2019年の死亡者を136万人と書いておられるが、どこから持ってきた数字なのだろうか。とにかく統計というものは出しようによって結構数字が変わるものなのだろうが、よく分からない。
 それは置いておくとして私の最大の思いは新型コロナの恐怖をあれほど言うのに、全体の死亡者数が減っている矛盾に、どうしてマスゴミは騒がないのかという、ジャーナリスト蔑視である。産経新聞は私の地方では一日遅れの配信である。厚労省の発表は22日にあったそうだ。マスゴミに普通人の感覚があれば昨日テレビで大々的に報道する筈なのに、まったくそれを見なかった。てえ変だの脅しに差しさわりがあるから、さらっと流すのだろう。
 日経新聞によれば昨年の9月までの死因別の死亡者数を厚労省が発表しているそうで、それによれば一昨年(2019年)と比べて肺炎で約12,000人、インフルエンザで約2,000人の死者数減少だとのこと。日経は新型コロナ対策が他の感染症の対策にもなって全体の死亡者数が減ったのだろうと書いているが、本当だろうか。ではアメリカやヨーロッパは感染症対策をしていないのか。日本よりもっと徹底しているように聞くが。台湾やベトナムなどは新型コロナ対策を徹底していると褒めるが、ではその国で全体の死亡者数が減っているのだろうか。そういう調査をした上でなければ、日経は薄っぺらな記事を書いていると言われる。

スケッチブック30(竹島密約)

2021-02-23 11:39:06 | 日記
2月23日(火)
 竹島密約なるものがあることを、恥ずかしながら初めて知った。昭和40年の日韓基本条約調印直前に、時の佐藤首相と朴大統領が認め合ったというものだ。実際に動いたのは河野一郎とか宇野崇佑だと言われている。内容はまず韓国による竹島の占拠状態を現状維持し(だから施設の増強とかは認めていない)、次いで日韓双方が竹島の領有権を主張するが、同時に双方がそれに異議を言うことも認める、というものである。つまり日本はここは俺のものだと呟く事しかしないと、韓国に約束した訳である。これが本当なら今に続く日本政府の弱腰な対応も理解できよう。
 竹島は日本がアメリカの占領下にあるときに、韓国によって武力で奪われた島である。しかもサンフランシスコ条約の発効(昭和27年4月28日)を目前にした、同年1月になされたものだ。つまりサンフランシスコ条約が発効した後の竹島奪取は、独立国の日本に対する韓国の侵略となってしまうから、その発効前の占領下の状況の時に李承晩ラインを引いて、日韓の国境を不確かなものにするという陰謀に紛れて奪ったものなのだ。裏で韓国はアメリカの了承を取っていたのだろうが、この時の悔しさを日本人は忘れていなかったろうに、その約10年後にこんな屈辱的な密約をするとは、今の時点からする感想ではあるが理解できない。こんな屈辱的な密約をしてまで、日韓条約を結ぶ必要があったのだろうか。
 日韓条約は韓国が戦勝国としてサンフランシスコ条約に加わるという世界中から呆れられる要求をして、当然ながらそれが拒否され、ならばと日韓二国間条約を結ぼうと韓国が計って結ばれたものだ。当初韓国はここで妥結した5億ドルではなくて21億ドルの賠償金を要求したようだ。韓国にしてみれば16億ドルも取り損なったから竹島くらいはと、頑強に交渉したのだろうが、なんで日本はそこを譲歩する必要があったのか分からない。竹島を返さない国とは信頼関係が結べないから条約も結べないと言えば済んだと思う。今になって破棄を言うような国なのだから、譲歩して纏める意味などなかったろうに。それとも日韓条約を結ばないと日本に何か不都合なことがあったのだろうか。

スケッチブック30(去年は一昨年より、15,000人も死者が減っただと!)

2021-02-21 14:49:39 | 日記
2月21日(日)
 吃驚した記事を読んだ。去年は一昨年に比べて、日本では1万5千人も死者が減ったというのだ。2月5日のJPpressというネットに、池田信夫という人が書いている。
 池田氏によると、日本の死者数は「2020年の11月まで」前年同時期に比べて、15,322人のマイナスであるとのこと。「11月まで」が11月末を指すのか11月の何日を指すのか判然としないが、その後厚労省は死者数の発表を取り止めているとの事である。で推計するに2019年の死者数は136万人で、高齢化が原因で毎年18,000人くらい死者数が増加しているので、2020年は138万人程度の死亡者数を予測(厚労省が?)していたので、それから考えると約4万人の減少となると言っておられる。池田氏はまた厚労省が発表をしないのは、予測値と実際の死者数との違いの説明が出来ない為だろうと言われる。
 アメリカでは約40万人が新型コロナで死んだが、その分はちょうどアメリカ全国の死亡者数の増加と、一致しているとの事である。日本では6,000人くらいの死亡者であったと思うが、持病でいずれ死んだ人とか、去年はインフルエンザの流行がなかったので一昨年ならそれで死んだであろう人などをマイナスすれば、全体の死亡者数は変わらないかも知れないと思っていたのだが、まさか15,000人以上も減っていたとは吃驚である。これは確かに不可解な話である。
 お側用人様はてえ変だてえ変だと私たちを脅すのがご趣味だから、この情報はほんのちょっとしか紙面に載せなかったようだ。だから私は全く知らなかった。厚労省の統計はだいたい二か月後くらいに出るものらしい。役人の貧弱な頭で考えたって原因が分かるものではないのだから、3月初めには正直に前年の死亡者数を出せと言っておく。

スケッチブック30(日本人よ!これがお側用人の実例じゃ)

2021-02-20 10:18:46 | 日記
2月20日(土)
 2月16日にミルウォーキーでバイデンが出席してタウンミーティングなるものが開かれた。CNNが生中継をした。どうも前半は司会者が予め決められたストーリーに沿ってバイデンと会話し、後半は参加した記者からの質問に答えるという形式だったらしい。
 そこでだが、翌日ロイターは、バイデンが中国のしている人権弾圧について、「中国に悪影響を及ぼす」とか「国際社会と協力して中国に人権を守らせる」と述べたと、報道した。所がネット情報はこれと正反対のものなのである。記者の質問(多分後半部分の時だろう)に対してバイデンは、「ウイグル、香港、台湾に対する中国の政策は、我々とは異なった中国の文化に依るものであり、アメリカはそれに干渉しない」と述べたと、言うのだ。
 これはCNNによってアメリカ全土に流されていて、それを見た人がネットに挙げているのだから、本当の話に違いない。まあ一種の放送事故といえる。それでロイターは後半部分を切り捨てて報道をしたのだ。まさに真実を隠して暗愚な君主(国民)を操るお側用人、君側の奸そのものではないか。ロイターにしてこうなのだ。日本人よ、我々は盲にされていると、心底から覚悟して掛からなければ世の中の判断を間違うぞ。
 バイデンに対して世界中の人が懸念していることは中国の言いなりにならないかという点である。どうも世界中のマスゴミが、いや大丈夫だ、中国に対する政策は共和党も民主党も一緒だから変な妥協をすることはないと、躍起になって人々の懸念を打ち消そうとしているように見える。その身近な例が池上彰であろう。ロイターもそれに倣っているのだが、バイデン擁護が世界のマスゴミの潮流だとすると、世界中のマスゴミが既に中国に篭絡されているのかとも思えて、背筋が寒くなる。
 バイデンに関して言えば「中国に人権を守らせる」も「アメリカは干渉しない」も、両方とも本心であろう。彼の頭は恍惚としていて現実を離れているから、矛盾する理念が両立し得るのである。