スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(健康保険証の不思議)

2023-07-31 13:29:47 | 日記
7月31日(月)
 健康保険証への紐付けにエラーがあるとして、マイナンバーカードに反対する動きがある。マイナンバーカードで健康保険証を使うと、当然カードには顔写真が添付されているから、本人以外の人間が使う事は難しい。政府は現在本人以外の不正利用が年間500万件に及ぶとして、カードへの紐つけの推進を図る理由の一つに挙げている。しかし分からない話である。
 現行の健康保険証には顔写真がないから、他人が成りすまして利用する事は可能だろう。だがそれが年間500万件もあるだろうか。私の聞き間違いのように思えてならない。年間5万件ならあるように思うが。
 政府はこの是正になると言っているようだが、疑問なのは、それならなぜ健康保険証に顔写真を貼るように、今まで改善をしてこなかったのかという事だ。子供の頃から現行の保険証を使っている所為か、私は顔写真のない事に全く違和感を覚えなかった。また当然ながら他人に使わせたりしたことなどないので、そんな問題が存在していることも知らなかった。
 年間500万件は凄い数字である。これが本当なら、なぜ今まで問題にしなかったのか。その不作為が実に不思議なのである。考えるに、恐らく改善を阻む大きな力が立ちふさがっていたのだろう。そう考えなければ今まで問題を放置してきた事の理解が付かない。
 閃くのは、在日だったか同和だったかの税務申告を、彼らの協会が代理してすることを税務署が認めた暗黙の協定が、かって存在していたと聞いた覚えがある。この種の暗黙の協定が、厚労省と何処かの団体で結ばれていたのではないか、だから健康保険証に顔写真が貼れなかったのではないかと、根拠は全く持っていないが、そうならば今までの不作為に理解が行くとの、邪推が起こる。

スケッチブック30(維新は偉い)

2023-07-30 10:36:56 | 日記
7月30日(日)
 馬場代表は共産党を「日本に要らない党」立憲を「あってもなくても同じ党」との趣旨の発言をした。これにはスカッとした。大多数の国民が同じ思いをした事であろう。皆の胸の内を代弁したとは、まさにこの事だ。
 こんな事はマスゴミ評論家はよう口にしない。自民党も口に出来ない。まさに日本の閉ざされた言語空間を破った発言だ。拍手喝采だけでなく今度の衆院選では維新に入れようと思う。
 こう言うと橋下は中国に篭絡されている云々の批判が必ず出るだろう。以前は私もそういう点に潔癖であった。しかし政治に限らず世の中全てが生き物である、生き物は時に悪人になったり善人になったり、時宜を得た行動をしたり時節になじまない行動をしたりもするものだと、最近は考えるようになった。今回の馬場代表の発言は時宜にかなったものだと思う。共産党と立憲を潰すことは、日本の政治の大きな前進である。共産党と立憲を潰せば憲法改正は確実に視野に入る。日本の政治をワンステージ上昇させるものである。ステージが上がれば対中国の問題もまた別の展開が始まるだろうと私は考える。

スケッチブック30(集中と分散というか)

2023-07-29 11:05:43 | 日記
7月29日(土)
 少し前まで世の中はマルクス主義と資本主義の戦いのように思っていた。そしてマルクス主義は負けて、これから正常な世界が出現すると、思っていた。しかしどうもそうではないようである。ソ連が潰れて30年経つのにマルクス主義はコロナウイルスのように種々に形を変えて、現代社会に蔓延っている。山本太郎とかラサール石井はマルクス主義断末魔の、最後のあがきの出現形式のように捉えていたが、どうもそうではなく、彼らは新たな栄養素をどこからか取り入れていて、何時まで経っても死なない存在なのかも知れないと思い始めた。
 だいたいソ連は潰れキューバは破産し、中国に社会主義を期待する人は誰もいないという状況にあって、なおかつマルクス主義に魅力を感じる人などいない筈である。それでも亜流のマルクス主義者は、例えばBLMのように世界中に健在である。だからこれはどうもマルクス対資本主義と考るのではなく、別の捉え方をするのが正解だろうと考えるようになった。
 私が思うにこれは、集中対分散というか、建設対破壊というか、物事を作り上げる人間の本質から来るところの、対立のように思える。人間は社会を作り文化を作りして、己の生存を果たして行く存在である。例えば稲作にしても田を耕し水を張り稲を植えるなどの労力の集中をしなければ稲は出来ない。そして出来た米を食べて、生きてゆける。しかしこの人間の営みに本質的に付随してくるものがあるのだ。それは稲作などやめようという衝動である。昔は稲作をやめたら食べてゆけないので、その衝動は抑えられていた。だが工場に勤めて現金収入が見込めるとか、米など作っても食べてゆけないとなれば、衝動の方が勝つ。同じように例えばトランスジェンダーの人は昔から居たと思うが、昔の社会は今より窮屈だったので、自分の生物学的性に自分の意識を合わせるように努力してきた。当然苦痛は有ったろうがそれを克服してこそ人間だとの考えが勝っていた。今は社会が緩やかになって生きたので、無理に合わせるのは止めようとの意識が、勝ってきたのである。
 上手く書けないが物を作る事とそれを止めようとする意識とは、表裏一体のもののように思える。運動の法則の作用反作用の法則の如くに思える。だからどんなに社会が昔と比べて良いものとなっても、それを壊そうとする山本太郎のような人間は、出現するのだ。マルクス主義もそういう社会を壊そうとする衝動が、共産主義という形式をとったものと見るべきなのかも知れない。物を壊そうとする衝動は非現実的な思想とか、およそ間違った世界認識を伴っているものである。だから建設的な人から見ると、とてもまともな考えには写らない。よくあんなものを信じるなあと呆れる訳だが、侮ってはいけない。破壊衝動の栄養源は正しい世界認識とかそういった所から来ているのではないのだ。上手く言えないが創造の反作用から来ているのだから、多分理性など関係ないのであろう。例えばBLMは設立時に誰が寄付をしたのか知らないが90億円金を集めたそうだ。それを幹部連中が猫ばばして今はすってんてんらしい。これを見て誰もがもう騙されないと考えるだろうと思う所だが、時と場所を変えて繰り返されると私は考える。反作用という人間の本質に根差しているからだ。
 社会を作る側とそれを破壊する側の戦いがずっと続くと考えると、現代社会が見えてくるように感じる。そして破壊する側が偶に勝ったりすると、無法地帯が出現してしまう。だから良識ある人間は常に戦いを続けて、建設者側を支えなければならない。そんな風に考えるようになってきた。

スケッチブック30(士農工商)

2023-07-24 10:49:02 | 日記
7月24日(月)
 「江戸時代天国」というユーチューブ番組がある。たまたま見たが今の教科書には「士農工商」が載っていないと言っていた。吃驚してネットで検索してみると、どうもそうらしい。
 理由は「士」と「農工商」間には身分差があるが、「農工商」の間にそういう身分差は認められないからだとあった。この事が1990年代に実証されたともあった。まあ日本史も進歩しているという事か。
 確かに時代劇やテレビドラマを見ても、「士」が隔絶した身分であることは描かれているが、「農工商」間に身分差があったとの描写は、見た事がない。ずっと不思議に思っていたが、学校で習ったことが嘘だったのか。
 「士農工商」は単純に職業分類を言ったものらしい。考えてみれば明治政府は江戸幕府を倒して成立したものである。倒した相手を悪く書くのは必然ではないか。

スケッチブック30(横井庄一さん 余分)

2023-07-15 10:58:55 | 日記
7月15日(土)
 ついでだが当時の新幹線の窓ガラスは、現行の大部分の列車のように、外が良く見える、大きな造りのものであった。私にもその記憶がある。今の、飛行機のような小さなガラス窓になったのは、何時頃からだろうか。
 中国新幹線に乗った事があるが、記憶では、大きな窓だったように覚えている。
 風圧とか何かが当たって破損する恐れなど色々あるのだろうが、あの窓は頂けないと、ずっと思っている。日本の新幹線が海外で売れない原因の一つに、あの乗客の視界を奪って旅の醍醐味を減じさせている、小さな窓にあるような気がしてならない。
 中国だってそのうち大きな窓のままで、まともな新幹線を作るかもしれない。JRは気にしていないのだろうか。