スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(天皇に失望した2)

2021-06-27 19:36:02 | 日記
6月27日(日)
 どうも愛国陣営は西村長官の独断発言としたいようである。しかしキャリア官僚とは自分の保身を第一に考える存在である。天皇と打ち合わせすることなく独断で、しかも天皇の意思に反する発言をするとは、西村長官が余程の反日人間でない限り、私には考えられない。そして反日人間なら宮内庁長官になど成れないだろう。
 西村長官は天皇を庇う気持ちから、悩んだ末にあの発言をしたと思う。普通の官僚が、自分が首になるかも知れないリスクを冒して、する話ではない。天皇は「東京五輪を止めたい」との自分の思いが、政治利用されることへの警戒心を、もっと持つべきであったのだ。朝日や立憲は、五輪反対を公約にしているのだから、天皇を利用した倒閣運動に走るだろう。テレビ局が大人しければうやむやに終わるだろうが、騒ぎ立てれば、国民意識の分断は確実に起こる。予断を許さない所である。
 まあ陛下には今回の事を教訓としていただきたい。

スケッチブック30(天皇に失望した)

2021-06-26 09:50:00 | 日記
6月26日(土)
 西村長官が「天皇陛下はオリンピックによるコロナ感染拡大を、懸念しておられると拝察する」と言った。これは天皇が単にコロナ感染拡大を杞憂しているとの意味には留まらない。天皇陛下は、「オリンピックは止めた方が良い」とのお考えだと、人々にとられる。次に、天皇の御意志に反してオリンピックを強行する菅内閣は、許せないとなる。反オリンピック勢力、倒閣運動勢力にとって強力な援軍の到来である。天皇の政治利用である。
 西村長官が反日人間で、天皇を騙ってそう言ったとも考えられるが、まあ天皇陛下御自身がオリンピック中止を考えておられるのだろう。ならば二か月くらい前にそう言えば、第4波が猛威を振るっていた時だから、オリンピック中止に持って行けたように思う。なぜ今なのか。天皇の意思でオリンピックを中止する事態になったらそれはえらい事だから、恐ろしくてできない。しかし感染がもし拡大したら何も発言しなかったとして、天皇に非難が集まるかも知れない。そこで恐らくだがもしオリンピックで感染が拡大した場合、天皇は懸念していましたよとの、アリバイ作りをしておきたかった故の、発言だと思う。天皇は懸念していたが政府の決定は尊重しなければならないから、従っていたのだとの、責任回避作戦である。尾身会長と同じである。まあ天皇陛下御自身の発案か西村長官の画策か分からないが、責任回避は尾身会長はやるだろうが、天皇陛下は絶対にしてはならないことだ。
 天皇制は「わが身はどうなろうとも」とか「戦争の責任は私一人にある」とかの、天皇は絶対に日本人を裏切らないとの、民族的神話に基礎をおいている。それが責任逃れを図っては、天皇制の崩壊である。
 今回のようなことが常態化したら日本に、政府と天皇の二重権力が生じることになる。反政府側は天皇を味方につけて、政府を倒そうとする。国民統合の大元が、国民分断の目となってしまう。天皇陛下にはよく弁えていただきたい。

スケッチブック30(何故公明党は中国非難が出来ないのか)

2021-06-19 10:17:18 | 日記
6月19日(土)
 中国非難の国会決議が公明党の反対でなされなかった。国会決議は全会一致が条件になるので、公明党が反対すれだ出来ないわけだ。一体なぜ公明党は反対したのだろうか。
 創価学会が中国で布教するのに障害となるからではあるまい。韓国に遠慮するのなら、韓国では布教が許されるから、反韓決議は布教の障害になるからと反対するのは分かる。だけど中国ではそもそも布教が許されない。創価学会が対中忖度する意味が分からない。
 ひょっとして公明党としての対中忖度であろうか。与党として活動する内に公明党の縄張りの、中国利権が生じて、それを守りたいからなのだろうか。
 だとしたら党が学会をリードしたことになるが、代作先生の動静が全く途絶えて久しい学会は、党優位に変貌しているのであろうか。しかし公明党なんて学会があって成り立つ政党だから、党優位は一時的なもので、原則的にはあり得ないと思う。今回は何かの行き違いか例外か。
 そこら辺は全く分からないが今回の決議反対は、自民党と公明党が離婚する第一歩であるような気がする。公明党(あるいは創価学会も)対中対決に今後積極的になるとは思えない。それに反して自民党は対中対決を鮮明にしてゆく。そうしないと日本の国家運営が出来ないからだ。だから呉越同舟にならざるを得ない。
 自民党だって選挙協力以外に公明党とくっつく理由はなかろう。ここで勤労大衆の意識が重要となる。自民党は選挙で立憲民主党に負けることを恐れる。だからやむを得ず思想信条の違う公明党と組む。勤労者が、如何に連合の労働貴族から言われようと、自ら考え覚醒して立憲を見限り、立憲への投票を止めれば、自民党は公明と連立を組む必要がなくなる。そうすれば自民党ももっとまともな政策が打ち出せ、国民の福利が増進する。シーラカンスのような労働貴族のいう事を聞いて、奴隷の思考を続けているあなたが、自分で自分の首を絞めているのだと一刻も早く気づけ。

スケッチブック30(オリンピック衣装 なんだあれは)

2021-06-18 10:15:02 | 日記
6月18日(金)
 10日ごろにオリンピック衣装が発表されたそうだが知らなかった。第一印象は、朝鮮王朝の小間使いが着る衣服、という感覚である。居酒屋の制服で、運ぶ物はメダルではなく、酒と肴が相応しいとの意見もネットで見た。第一サンダル履きが世界中に写されるのだぞ。
日本人はフォーマルの意識がない、つまりは高い倫理観を持ち合わせない、結局はエコノミックアニマルだった(だって自分からその姿を晒しているではないか)と、世界中の人が受け取るだろう。
 第一印象は韓国風衣装だが、よく見るとそうではない工夫の跡が見受けられる。確かに作者は日本らしさを出す努力をしたと思う。しかしそれは大きく言えば中華文化圏の中での、小さな独自性に過ぎない。恐らく作者はアジア的共生というか、アジア的グローバルの中での日本という観点から、デザインを考えたと思う。だから日本らしさの前にアジア的世界の存在が前面に出て、ああ日本は結局文化的には韓国中国の属国なのだなあとの印象を、世界に与えるものとなってしまうのだ。
 韓国の物真似というより、居酒屋の制服という方が、あっているかも知れない。
 作者は「ジャップ」というブランドを立ち上げているそうだ。「ウップ」という俗語があってこれは「うんこ」という意味である。うんこは黄色いだろう。日本人の肌の黄色にかけて、「黄色いうんこ野郎」すなわち「ジャップ」というのだ。作者はここまでの蔑称だと知らずに、何か逆手に取るという感覚で使っているのだろうが、つまりはそれくらい底の浅い思考の人間だ。オリンピックというフォーマルな場で日本をいかに優れた姿で見せるか、そういった観点がないのであろう。居酒屋の制服を見せるのが日本らしさだとしか、思えない人間なのだろう。
 こんな人物にいくら金を使ったか知らないが、わざわざ属国的な衣装を作らせるとは、オリンピックなんか見る気もしなくなった。コロナに打ち勝った新しい世界出現の記念大会が、韓国の属国的な姿を自ら世界中にばら撒くことになるなんて、なんて話だ。

スケッチブック30(新型コロナと子宮頸癌ワクチンの違いの不思議)

2021-06-17 13:15:18 | 日記
6月17日(木)
 今のところ新型コロナワクチンと子宮頸癌ワクチンに対する世間の扱いが極端に違う。不思議に感じたので少し考察してみた。
 子宮頸癌ワクチンは2013年に国が定期接種を始めたが、翌年くらい(はっきり調べられなかった)に接種の奨励が中止された。ただ、今でも接種費用は無料で、希望者には行われているが、接種の奨励がされていないので適齢になっても自治体から通知を受けず、機会を逸する女子も多いそうである。2013年が約70%の接種率、現在が1%であるとのことだ。
 まあ副作用の凄まじい映像がテレビ新聞で報じられたのでこうなったのだろうが、そういう症例の人は子宮頸癌ワクチンが登場する前から沢山いたとは、精神科医の多くが言う所である。私は昔フロイトに関する本を読んだことがあって、当時のヨーロッパの婦人にはヒステリーを起こす人がめちゃめちゃ多かったと知って、驚いた覚えがある。もっと子供の頃だったか、こっくりさん遊びとか自動書記に似た経験をしたこともある。村中璃子という人が副作用と称するものの多くは心因性のもので、今までそういう症状の人を国民が知らなかったので、吃驚してワクチンの副作用に結びつけてしまったというのが、真相だとの趣旨の事を書いている。
 だいたいワクチンに限らずだが或る種の事物が国民的排斥の対象になるには、三つの要素が要ると思う。一つは被害者のパワーである。パワーと書いたのは被害者が存在するというだけでは足りない、被害を強力に訴える事のできる、技術集団(市民団体、政治家等)の応援が必要だからだ。二つ目が有名な専門家が副作用だと断定してくれることである。子宮頸癌の場合は信州大学の池田教授が政府の委託を受けて研究し、ワクチンの副作用だとの結論を出した。これはその後研究課程に手落ちがあったとして信州大学から取り消されているが、結論の部分だけが独り歩きした。また西岡久寿樹とか横田俊平という学会の偉い先生が副作用説に賛同したらしい。そして三番目の仕上げが、マスコミの扇動報道である。
 今の新型コロナワクチンを見ると三つの要素は、萌芽として、揃っている。ワクチン接種後の死者200人は確かに存在している。有名教授かどうか知らないがワクチンに警鐘を鳴らす専門家はいる。マスコミもぼつぼつ取り上げ始めて、手ぐすね引いているという所だ。しかし炎上していないのは、子宮頸癌ワクチンとは大きな違いが一つ、あるからだと思う。
 それは新型コロナの場合ワクチンの効果を無視できないという点だ。欧米諸国のニュースを見れば効果を否定する事は出来ない。つまり新型コロナワクチンのメリットとデメリットを比べて、デメリットばかりだと言えない状況にあるのだ。
 これに対して子宮頸癌の場合、ワクチンの効果が立証されるのは、10年後くらいの、先の話であった。だから当時、メリットを無視した議論が成り立ったのだ。
 子宮頸癌は現在毎年約1万人がかかり、そのうち3千人が死んでいると言う。そこでだが1年か2年間にしても、10年近く前に70%の人が打った時があるのだ。ちょうどその人たちが発病期に入っている。年齢別に統計を取って、その年齢の人は前後の年齢の人に比べて、発病率も死亡率も目に見えて低かったとしたら、ワクチンの有効性が立証できたことになる。厚労省は是非この統計を取るべきである。