スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(産経 何故岸田擁護?)

2021-12-31 09:23:27 | 日記
12月31日(金)
 産経抄が岸田首相による、文科省が出したオミクロン株濃厚接触者の大学受験不許可通知を、撤回する指示について、首相を持ち上げるような書き方で結構な事だと述べている。なぜ持ち上げるのだ。最初から不許可通知など文科省に出させなかったら、良かったではないか。今回の騒動は、岸田首相自身が大学受験が不許可になっても良い(追試をするのだから)と軽く考えていたか、文科省が官邸に相談することなく独走したかの、どちらかであろう。
 だが報道によると文科省は昨年も一旦不許可を考えたが、周囲の反発を受けて、受験生のPCR検査の陰性と無症状を確認する条件で、別室での受験方式に切り替えたとある。ならば今回その従来方針を文科省だけの判断でわざわざ変更して、不許可通知を出すような事をしたとは思えない。小役人どもが岸田首相の素早い(と言われている)コロナ対策姿勢に忖度して、今回受験を不許可にすれば首相の厳しい姿勢が更に評価を受けると思い違いをして、やった事のように思う。勿論官邸が知らなかったなどというのは嘘だと思う。「ああそれでいい」と軽く返事をしたのだろう。
 所が予想外の反発を受けたので慌てて撤回をしたのだ。そんな岸田首相をなぜ持ち上げるのだ。
 客観的に見ても一旦出した通知の撤回は、官邸の意思疎通不足とか統治能力不足を、表すものである。決して訂正したからといって評価できる話ではない。
 菅前首相はワクチンを確保したが打ち手の不足に気が付いた。医師法か何かで医師と看護師しか注射できないと明示されているのだ。そこでどの様な超法規的措置を取ったのか分からないのだが、歯科医と検査技師も打てることにした。それに医師会が慌てて急に協力的になってワクチン接種が出来たのだ。もしこれが岸田だったら、打ち手不足で数か月が経ち、国民の苛立ちが昂じてようやく何らかの指示を出すという所であろう。恐らく半年は接種の進行が遅れたと思う。
 しかし菅さんはスムーズに事を運んだから、国民には評価されない。それに反して岸田は進行を遅らせたのに、土壇場で指示を出す露出をすることで、産経抄からよくやったと評価されるであろう。本当は熟慮に欠けた行為が、さもリーダーシップ溢れる人のように見えてしまうのだ。岸田政権は10万円給付でも右往左往した。幼稚な発想をする政権(或いは官邸と役所の中だけ見て、国民の思いを見ない政権)と言ったら、言い過ぎか。

スケッチブック30(世界のワクチン接種率を見て)

2021-12-30 14:22:20 | 日記
12月30日(木)
 新型コロナについて思う事は、何一つ確かなものがないという、感慨である。
 私はワクチンを接種すればコロナは収まると思っていた。所が91.6%の世界一の接種率(以下全て接種率は二回目を指す)を誇るアラブ首長国連邦が、100万人当たり85.9人の感染者・0.1人の死者を出している惨状である。日本の人口に換算すれば毎日、感染者1万人・死者12人が出ている数字となる。イタリア・フランス・ドイツ・イギリスは、接種率は70~75%で、感染者死者共にだいたい、アラブ首長国連邦の10倍である。ではこれらの国が接種率を上げれば感染者と死者が減るのかというと、11月20日で見たとおり、ワクチン接種率と感染者死者数には相関関係がないとの結果なのだ。
 ポルトガルは当初感染者が少なかった。だからBCG効果があるのではないかと思われたが、現在接種率88.1%で感染者は100万人当たり773.6人・死者1.5人である。これではBCG効果も言えない。
 日本だけが不思議にも感染者・死者共に少ない。接種率77.8%で感染者は100万人当たり1.7人で死者ゼロである。尤もこれは7日間の移動平均であるから、昨日の感染者は500人を超えたというから、一週間後にはどうなっているかは分からない。何で感染者が減ったのか理由が分からないのだから、又増えたって不思議ではない筈だ。ファクターXが見つかったかも知れないという話と、オミクロン株は軽症らしいという話が、来年に向けての希望である。
 ところでブースター接種(3回目の接種を言う)であるが、日本は0.4%の接種率である。日本の接種率は先ほどの77.8%である。日本は12歳以上の人に接種していて全人口に占める割合は、約90%である。だから77.8%と0.4%の意味は、はほぼ全員に打ったから次にブースター接種に向かい始めたと、いう事だと考える。アレルギーとか疾患で、そして又、ワクチンは毒だという拒否感を持つ人は必ずいるから、接種率90%とはならないがブースター接種とともに上がってゆくと思われる。だから日本は公平に全員に打ち、次に3回目の接種にかかっている時点だと思われる。
 所が諸外国はそうとは思われないのだ。例えばドイツはブースター接種率が35.9%、イギリスは48.1%と進んでいるが、接種率は70.7%と70.4%である。アメリカはブースター接種率19.5%で、接種率は60.9%である。アメリカと同等のブースター及び接種率の国は沢山ある。ほとんどの国が12歳以上の人に打っており、その人口に占める割合は日本と大差ないだろう。それでいて、日本より接種率が低いのに、ブースター接種は進んでいるのだ。考えられるのはそれらの国では、もう接種率が上がらないのであろう。つまりワクチン拒否派が多いのである。だからワクチンを受け入れる人の間ではブースター接種が進むが、拒否する人が多いのでもう接種率は上がらないのだ。日本は国民が均質な国だが、外国はそうではない、色々な人が混在しているのだと考えさせられた。
 余談になるがイスラエルはワクチン接種がすごく進んでいる、先見性がある、それに比べて日本はと、少し前にマスゴミで持て囃されたものだ。所が今のイスラエルのブースター接種は45.5%、接種率が63.8%である。つまり国を挙げて国民の大多数が接種をした訳ではないのである。ユダヤ教の教義が関係して接種率が進まないのかも知れないが、イスラエルは凄い、政策が速い、国民が一致しているなどとの囃し立ては、何だったろうかとの思いだ。

スケッチブック30(ボクシング これが中国だ)

2021-12-29 09:29:37 | 日記
12月29日(水)
 今月初めボクシングの木村選手が中国で試合をして、相手選手から重傷を負いかねない危険な投げを食らったとの、報道を聞いていた。ネットでその映像を見たが、相手も、何でこんな事(ボクシングのルールから外れたファイト)をしたのだろうかと疑問だった。当然相手選手のライセンス永久剝奪などの処置がとられると思っていたが、そんな続報はなかった。日本ボクシング協会も中国に抗議するようでもない。木村選手もマスゴミも相手の反則行為と言うばかりで、では何故そんな反則をしても処分されないのかという所には、一切触れていない。まことによく分からない事件である。
 報道を聞く限り中国側は、これはボクシング対カンフーの試合であり、その事は開始30分前に木村側に伝えたと言っているとの事である。木村側は突然中国語で言われたので意味が分からず、普通のボクシングの試合だと思っていた、と書かれている。
 まあ人を馬鹿にした報道である。そんな大事な事を普通30分前に言って済むのか。もし本当にそうなら日本ボクシング協会だって黙ってはいないだろう。報道では木村側は、普通のボクシングの試合として契約書にサインしたとあるが、ならばその原本を見せてもらいたいものだ。恐らくそんな事は書かれていないと思う。
 私の想像ではこれは木村側が甘ちゃんで、(木村側から言うと)中国に一杯食わされた事件である。契約書には多分どうとでも取れる曖昧な書き方がされているだろう。そして口頭では普通の試合だと木村側に言っていたのだろう。或いは興行的に多少のカンフー要素が入るかも知れないとくらい、言われていたのだろう。というのはこの試合はエキビジションで、木村選手は中国では有名人で、興行収入を狙ったものらしいからである。当然木村側は多額のファイトマネーに釣られて試合をしたのだろう。
 中国は純興業、木村側は割のいい余興として捉えていたというのが、本当の所ではないか。所が中国人選手が頑張ってファイトをしてしまってお互いに困っているというのが、真相だと想像する。
 木村側は日本人的な常識(興行だからカンフーでも危険な事はしないだろう)から美味しい話だと乗ったが、中国側はあくまで金儲け主義から、有名な日本人を華々しく負かして喝采を浴びようと、木村選手の選手生命とかなんて全く配慮せず、地のままで試合を行ったという事である。中国とは日本人が儲けれるような国などではないとの認識が、今になってもまだ普及していない。
 
 

スケッチブック30(韓国人の日本を卑下する心理)

2021-12-28 13:33:19 | 日記
12月28日(火)
 韓国の中央日報が紅白歌合戦にBTS が選出されなかったことに、苦言を呈している。理由はBTSは今年、日本での年間アルバム売上第一位なのに紅白に選ばれないのは、NHKにBTSに熱狂する日本民衆の民意が、無視されているというものだ。そんな事では紅白はオワコンになるぞと、脅迫とも警告ともつかぬご宣託を下してくれている。
 紅白出場者の選考基準など知らないがBTSなんか出したら、間違いなく紅白は瞬時にオワコンになるだろう。勘でしかないがBTSに熱狂する日本人より嫌悪する日本人の方が、圧倒的に多いと考える。確かにBTSは今年100万枚くらい売ったそうだから、一定数の日本人ファンが居ることはあり得るだろうが、在留韓国人も45万人くらいいる。また一時的な訪日韓国人もいるだろう。彼らの多くがアルバムを買って100万枚になったのが実際の所ではないかと、私は疑う。間違いなく言えることは、原爆BTSを嫌う日本人の方が世代としては、遥かに多いだろうという事だ。NHKだってミーハー世代に限られた人気グループより、原爆の惨禍を日本嘲笑のネタにしたBTSを許せないと思う世代の人々の方に、配慮せざるを得ないのだ。
 こんな事情は少し考えれば分かることで、中央日報が記事にするレベルの話ではないのに、彼らはそれをやる。その無神経というか無思慮ぶりが私には理解できなかったが、鈴置高史という人の記事を読んで韓国人のそれをする心理が良く納得できた。デイリー新潮の12月28日付の記事でネットに出ているから、ぜひお読み頂きたい。
 一口で言うと韓国人は、自分たちは日本人より上だとの意識を、強く持っている。若い世代は生まれた時から学校と社会から植え付けられて来ているので、骨がらみの意識となっている。年配者は意識的そう思い込んでいる。ただ韓国人が日本人より上だとの意識を、芯から実感する為には、日本人の方から日本人は韓国人より下だと表明することが、不可欠なのだそうなのだ。そうならないと日本人より上だとの意識が本当には実感できないのだそうだ。だから事あるごとに、日本人は俺たちより劣る、韓国の方が進んでいると、日本人に教え込まそうとして、言うのだそうである。
 だから日本人の基準で選んだ紅白出場者にも、日本人の民意を反映していないと咬みついて、上から目線で批評し、ますます日本人から嫌われるのであるが、ならばこれからも、あらゆる分野での日本人卑下の口出しが、止むことはないであろう。自分で日本人より上だと妄想し、しかもそれで満足せず、日本人にもその妄想を押し付けないと満足できないとは、なんと迷惑な隣人であることか。
 
 

スケッチブック30(左翼の真意 日本はいけない他国は良い)

2021-12-27 10:57:54 | 日記
12月27日(月)
 今年良かったのは左翼の化けの皮が剝がれた事態が生じた事だ。勿論それで国民の過半数が目覚めたという迄の、効果が出たわけではないが、こういう化けの皮剥がれが重なればいずれそうなるだろうという、喜ばしい出来事だ。それは左翼(マスゴミと野党)の、東京オリンピック中止大合唱と、北京オリンピックへの沈黙である。
 東京オリンピック後はコロナ新型株の万国博覧会状態となる、当然中止だと馬鹿東大教授が叫んだが、彼は北京オリンピックについては何も言わない。西安市がロックダウンになってもだぞ。北京でもどこかの区がロックダウンになっていると、前にテレビで報道されていた。まあ彼は中国は強制的に抑え込むからオリンピックをやっても良いのだと、開き直るであろう。
 このように左翼の真意は、日本はやってはいけないが他の国なら良い、というものだ。彼らが挙げる感染防止とかのもっともな名目は、単なるお題目に過ぎないという真実を、さらけ出したのである。錯覚絵画さながらに、日本に対してはこれは向き合った女性の顔だと言い、他の国なら壷だと述べる、二重規範をさらけ出したのである。だから彼らのお題目など信用できなくなってきたのだ。
 日本人が韓国人の悪口を言うとヘイトであり、韓国人が日本人を悪罵するのは普通の事となる。ここから進んで、コロナ自粛期間中の、総理大臣の会食はいけない事と批判されるが、マスゴミの深夜カラオケ店落下は、まあ視聴者が五月蠅いから謝って置こうという、普通の事となる。更に進んで日本だけは軍備を持ってはいけないとなる。
 左翼は理想的な事を言って自民党と日本を縛るが、その基準は自分たちと他国には適用されない。他国はやり放題、しかし日本はいけないというのが、左翼の真理なのである。半数以上の日本人がまだ左翼の理想論だけを見て同意しているが、もうそろそろ片手落ちの基準であると、気付いてほしいものだ。