スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30

2018-03-31 15:14:15 | 日記
3月31日(土)
 財務省の改竄について識者とかマスゴミの論調は、佐川が単独でやるはずがない、少なくとも官房長や事務次官と打ち合わせをしたはずだというものである。しかし普通に考えて、悪い事は人に隠れてするものだろう。佐川氏の単独犯の可能性だって十分あると思う。
 麻生財務大臣が森友騒ぎの影でTPP署名を取り上げない新聞の姿勢を批判した。すると猛反発である。テレビでは美形だが頭が空っぽの女が、暗い顔と声で、「麻生大臣がよりによってこんな発言をしました」と、この世の終わりだとの雰囲気で口火を切る。マスゴミの様は水を嫌う犬の反応そのものだ。批判を受けるととにかく頭に血が昇る質らしい。御用達の評論家と野党議員を動員して、魔女狩りに狂う中世の民衆そのままに、咆哮する。まさに動物の体である。
 麻生大臣もだらしない。確かに新聞は一行も報じなかったと言うのは間違いだが、扱いが小さいと批判したのは信念に基づいてのものだったろうに、野党議員に追及されると例によって、誤解を招いたことは云々と謝罪してしまった。「一面トップの価値がある」「新聞批判をするとどうして森友問題に真剣でない事になるのだ、お前は一つの事しかできない単細胞人間か」「財務大臣として成果を誇るのは当然だ」、トランプなら野党議員をそう怒鳴りつけるところだろうに。
 新聞批判を公的な場所でも当然としなければ日本はまともになれない。放送法改正でやがてそうなると、深慮遠謀をしているのか。

 私がサラリーマンの頃の昔話だが、家から朝日新聞を持ってきて昼休みに読んだ後、それを私たちの机の上に置いてゆく上司がいた。私の勤めていた会社は田舎会社である。上司は明治大学の卒業だそうだ。六大学出身を鼻に掛けたい思いから、都会の新聞を田舎者に見せてやるとの趣旨でそうしていたのだろうが、それにしても朝日新聞とは。その頃でもネットの世界では、ウキで朝日新聞と検索してひょっとして捏造新聞?と出る、パロディが流行っていた。俺は馬鹿だと自ら述べているような上司の行為に、腹の中で笑ったものだ。まあしかしこれが大衆の実像だろう。

 金正恩が中国を訪問した途端、日本は蚊帳の外に置かれる云々を述べる、マスゴミと識者の声が満ち満ちている。いったい軍事力もなく、自国民が拉致されたことが明白なのに取り返しも出来ずにいる国が、そもそも蚊帳の中に居たとでも言うのか。日本が蚊帳の中に入る手段は、憲法を改正してアメリカと同盟軍を構成する、これしかない。そんな覚悟もなく、良い所取りを願う、引篭もり人間の戯言を言うなと叱りたい。韓国は自国の安全保証から、北が崩壊することだけは無いように、アメリカに働きかけるだろう。アメリカも北を占領して統治するまでの考えはないだろう。当面北に核を放棄させて金体制は残すが、その後は朝鮮半島に核さえ持ち込まねば中国の思うようにしろ、そんな結果になる気がする。金正恩も明後日死ぬかもしれないが、今死ぬよりはよいと、核放棄をすると予想する。

 東芝の半導体部門の売却が、中国の独占禁止法審査が通らない為に、破談になりそうである。グローバルな経済主体は合併や統合の影響が世界に及ぶから、関係各国の審査を要するとの考え方は理解できるが、中国は国家資本主義とでもいうべき国である。否国家ではなく、中国共産党資本主義という存在だ。そんな国がする審査など、経済的観点からではなく政治的観点からなされると、分かっている話ではないか。もし今後も中国の審査が必要だとするならば、世界の企業は中国共産党、否習近平の意向に左右される、そんな事態になるではないか。アメリカは航空機産業が合併を繰り返しているが、その時にはまだ関係国の承認はいらなかったのだろうか。よく分からない話だ。誰か教えてくれないか。

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2018-03-28 14:25:38 | 日記
3月28日(水)
 金正恩が中国を訪問して習近平と会談した。腹が減れば熊も山を下りる、といったところだろう。或は北朝鮮カードをまだ持っているとトランプに見せたい、習近平の誘いがあったのかもしれない。トランプの中国敵視政策は本物に育ったようだから、もし中国と北が連合して当たる姿勢を示せば、中国もろとも粉砕する動きに出ることだろう。だからトランプが威嚇すれば、中国は北を助けないどころか、アメリカから何らかの見返りを得る条件に、北を締め付ける動きさえするかもしれない。今回の訪中は金委員長には気休めにもならないと考える。
 中国の見返りだがまさか尖閣はないと思う。北朝鮮に対する何らかの利権設定で終わると思うが、キューバ危機の最中にインドに侵攻した前歴があるだけに、気は配るべきではあろう。
 山本太郎が国会で首相はいつ辞めるのかと迫ったそうだ。反安倍デモなどに出る人の事を考えるに不思議でならないのは、あの人たちは一体何が不満なのだろうかということだ。年金に恵まれ平和な暮らしをしているというのに。左翼確信犯ばかりが参加しているとも思えないから、いわゆる役に立つ馬鹿なのだろうが、あまりにも現状認識に欠けている。山本太郎などの確信犯にしても、彼らの言動は全て自分たちで考えてしていることなのだろうか。外国から示唆を受けてやっているのではないかと疑う。昔、自民党も含めて全ての国会議員に金を配った、古武士然とした堅物議員も最後には受け取ったと告白する、北朝鮮工作員の回顧本を読んだことがある。中国や北朝鮮、或いは韓国も日米離間を所望している筈だ。少なくとも米国が軍事的に日本を頼りにする、そういう事態にならないように、日本を専守防衛圏下に留めておきたいはずだ。筋の通らない、執拗な反安倍運動を見るに、山本太郎のような確信犯も外国に踊らされる、役に立つ馬鹿なのかもしれない。朝日なども中国と北朝鮮の指示を受けて反安倍をやっている、もう少し強い、役に立つ馬鹿なのかもしれない。
 いずれにしても野党やマスコミは国内政治の力学だけで動いているのではない。外国(主として中国・北朝鮮・韓国)の力が作用して動いていると考えると、その幼稚な思想、現状認識の欠如、あきれる執拗さが理解できるのだ。

 プチデモン前カタルーニャ州知事がドイツで逮捕された。ドイツは身柄をスペインに送還するかどうか。送還を躊躇えばプチデモン一派に勝機も出るが、送還したらプチデモンは潰され、ドイツは非民主的だとマスコミから叩かれるだろう。恐らくプチデモンが政治亡命を希望し、ドイツが認めることに落ち着くのではないか。選挙をすれば勝つが、政府に弾圧される、何かタイのタクシン派に似ている。政府が強権を振るわざるを得ないような対立のエスカレートはプチデモンも避けるべきだと思うが、それが長い目で見た場合カタルーニャの独立を達成する賢いやり方だと思うが、人は急進派に引きずられるのが世の常である。

 アメリカのように完全な移民国家ならいいが、少数民族の存在は国を危うくする。民族のアイデンティティーとか言って分離運動に走るからだ。いやアメリカだって南部独立を北部は軍事力で阻止した。国家分離は近隣国の望むところであり、当の国は武力を使ってでも阻止しなければならぬ大命題である。武力行使は国民の心に大きな傷を残す。それも近隣国の望むところである。日本でも在日とかアイヌなどの少数民族運動に外国の使嗾があるのではないかと疑っている。

 ロシアの暗殺事件はナトー諸国のサッカーワールドカップボイコットに発展すると、或る軍事評論家が言っている。ロシア外交官の追放は100人以上に上るし、数カ国の首脳は開会式に出席しないと述べている。だが競技をボイコットして国民が納得するだろうか。私はそれは無いように思うのだが。

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2018-03-26 12:52:48 | 日記
3月26日(月)
 明日は佐川氏の証人喚問の日である。決裁書改竄の真相が明らかになるとは毛頭思わないが、これからも延々と野党が疑惑を引っ張る口実だけは得られると考える。佐川氏の答弁であるが、自分が改竄の指示を出したか否か、自分が改竄の事実を知っていたかどうか等々の質問には、自らの刑事訴追の可能性を上げて、証言拒否に出るのではないか。そして値引きについては前任者がしたことで、自分は知らないと答えるように思う。となると野党は佐川氏から聞けないのなら、刑事訴追の恐れのない昭恵夫人を、証人喚問すべきだと進むだろう。また前任者の理財局長も呼ぶべきだとなるだろう。これで昭恵夫人を晒し者にする政局的目論見は達成される。或は可能性は低いが、佐川氏は多少のリップサービスをして、自分は辞めるとの安倍首相の発言が財務省全体に心理的負担を強いていたことは事実だとかの証言をするのではないか。そうなれば野党万々歳である。
 野党の目的は昭恵夫人の証人喚問実現だけである。だから佐川氏の証言拒否を責めないとかの、裏取引が財務省となされているのではないか。昭恵夫人が晒し者となって安倍首相の退陣があるのなら、財務省にとってもそれは了となる事項である。27日は佐川氏の証人喚問では不十分だとの雰囲気作りで終わるような気がする。
 それにしても詐欺男が言う「嘘はあかん」を、鬼の首でも取ったかに吹聴する福島などのバカ女たちは、自分たちは無知性な存在だと世間に自ら公表している事実に、気が付かないのであろう。気が付いているのならあんな恥ずかしい事はしまい。それを流すテレビ局も同じである。
 森友問題には三つの不明点があると思う。一つは、何故検察は森友学園への払下げだけを不当に安い売却だと捜査して、隣の公園については問題視しないのかという点である。二つ目は、近畿財務局は何故担当者控えとも言うべき類の資料を、公文書として決裁書に添付したのかということである。これは通例から極めて外れている事らしい。だから財務省は通例の書き方に直しただけとの思いで、改竄したとの意識は実はないのかもしれない。最後は、何故異例づくめの払い下げをしたのかという問題である。私は安倍首相への忖度ではなく、財務省に売りたい切実な事情があったからすべてが起こっている出来事だと思うが、そこの解明が全く手つかずである。とにかく安倍退陣へ持ってゆきたい野党とマスゴミが、真実に至る道を塞いでいる。どうしてこんな国賊が高所得を得られているのだろうか。

 政府が放送制度改革を進めているとのことだ。詳細は分からないが基本的には民放に対して、放送法順守義務と諸規制を撤廃し、インターネットと同列にするものらしい。自由を与えますが権威も与えませんというものになれば、これまで通り似非公共面をしてフェイクニュースを流せば視聴率が下がるだけになって、国民全体の知的レベルはぐっと上昇する事態になろう。まさに民放にとってシーラカンス環境の破壊である。国民の知的レベルが上がれば野党議員など当選できない。朝日新聞も潰れるだろう。国民の無知に付け込んだシーラカンス環境もなくなるわけだ。そうなれば今回憲法改正が仮に挫折しようと、すぐできるようになろう。

 
 

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2018-03-19 22:54:31 | 日記
3月20日(火)
 李元大統領への逮捕状が裁判所に提出された。許可は間違いあるまい。

 イギリスの元スパイ暗殺事件はロシアの仕業だろうが、娘のスーツケースに毒物が仕込まれていたというのだから、毒物に触れた可能性がある人は130人に上ると言われている。ロシアという国は一体どういう国なのだろうか。また関連性は今のところ分からないが亡命ロシア人実業家も殺されたとのこと。日本人には彼の国も理解不可能である。

 ドイツの教育制度も聞くところではかなり日本とかけ離れたものらしい。10歳で高等教育を受ける者、職業教育を受ける者、全くの労働者になる者と、進路が決まるのだそうだ。ドイツ人には人間を選別する思想が強くあるとしか思えず、だからこそユダヤ人を選別するようなことが出来たのではないかと、思ってしまう。

 前川喜平前事務次官が財務省の改竄について、「行政的に無理なことは、役人は自発的にやるはずがない。どうしても何らかの政治の力が働いているから、こういうことが起こる」と講演で述べたそうだ。ではご自身も直接関与した文科省の天下り斡旋という、国家公務員法違反であるとても無理なことは、政治の圧力があったからやった事なのでしょうか。自分たちの利益があるからやった事でしょう。人間ここまで支離滅裂というか、破廉恥になれるものかと呆れる。
 前川が名古屋市の中学で授業の一環として講演し、それを問題視した文科省が学校と教育委員会に問い合わせをした。新聞やテレビは文科省による言論弾圧、教育委員会への締め付けという風に報じているが、見当違いも甚だしい。前川は先にも書いた通り国家公務員法違反をした人間である。辞任の陰に隠れているが停職相当という公的処分が下された身なのだ。そういう存在が学校教育の現場で話をするのだから、教育を害する話をしたかもしれないと危惧して、文科省がその内容を確認することは、むしろ文科省の義務というべき事項なのではないか。もし犯罪者が授業の一環として学校で講演をして、それに対して何の対処もしなかったとしたら、新聞テレビは文科省の不作為を批判するだろう。テレビはいい話だったと印象を述べる、講演を聞いた父兄を画面に出ていたが、詐欺師だって初めはいい話をするものだ。問題の本質を暈してはいけない。河村市長も勘違いをしている。

 日本には前川と彼を擁護する新聞テレビ、果ては教育委員会の何とか室長、中学の何とか校長に見るように、韓国の従北勢力にとてもよく似た、従左翼というか従リベラルというか、もしくは反日勢力というか、的確に言い表せる言葉を知らないが、およそ非現実的で頭の構造を疑う存在がたくさんいる。彼らはシーラカンスなのである。故に、之れ新たなりという現実に合わせた作為に対して、本能的に敵対するのである。シーラカンスは古代的環境の中でしか生存し得ない。そういう環境が日本には多いということである。アメリカ人、ロシア人、ドイツ人などには、恐らく理解不能であろう。

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2018-03-18 16:29:08 | 日記
3月18日(日)
 森友問題は佐川氏の国会招致が決まりそうだから、なにがしかの展開が進むことであろう。安倍首相追い落としだけの野党やマスゴミとは違った、事実の真相解明が進まないかとの淡い望みを持って、見てゆこう。
 北朝鮮は5月のトランプとの会談で、一挙に金王朝終焉に向かうと思う。アメリカの軍事行動開始におののく金正恩は核とミサイルの放棄をせざるを得ないだろう。北朝鮮という国は残るにしても、威信を失った金王朝は長続きしまい。
 
 それにしてもアメリカという国は理解不可能だ。国務長官が電撃的に解任された。その上駐韓大使も決まっておらず、更に国務省の重要ポストが20も決まっていないそうだ。国務省以外の省の重要ポストもまだかなりの数が決まっていないらしい。また大統領補佐官などの重要人物が次々と辞任や更迭されてゆく。日本の政治では考えられない事だ。

 中国の全人代で憲法改正がなされて国家主席の任期が撤廃された。その改正案の採決で約三千票の投票のうち、反対が2票、棄権が3票あった。私はこの5票は中国にも民主主義があるとのカムフラージュで、習近平が演出したものかと思ったが、中国通の人に言わせるとそんなものではないとのことだ。産経新聞の矢板という人の記事によると、全会一致でなかったのは習近平にとっては晴れ舞台で泥を塗られたに等しい、屈辱的な結果なのだそうだ。この投票をした5人の人はやがて探し出されて粛清されないかと、今後の運命が気がかりだと記されている。全人代はこの六日後に習近平を国家主席と中央軍事委員会主席に選出したが、この時の採決ではなんと、2970票の投票総数全てが賛成票で、棄権や反対はゼロであったとのことだ。中国人の感覚というものは日本人とは全く違ってるのだろう。
 米中国交回復はニクソンがやったものだが、ニクソンは晩年「私たちはフランケンシュタインを作り出してしまった」と、述懐したそうだ。ニクソンはソ連を潰すために苦労して中国を自陣に引き込んだのだが、ソ連の代わりに中国という強敵を作り出しただけだったと、むなしい気持ちになったのだろう。プラグマティズムはアメリカのお家芸なのかもしれないが、偏見がある上に思慮がなさすぎる。戦前は中国を善、日本を悪とする偏見から、思慮なく日米戦を起こして、目指した中国大陸の機会均等を失った。最近ではフジモリ大統領を非民主主義者だとして失脚させて、ペルー国家の発展を阻害する愚を犯した。米兵の血で贖ったアフガニスタンの開放でも、アメリカ的民主主義が全てに勝るとの偏見から土着のアフガン人を追い出した結果、再びタリバンの跳梁を招いている。今でも日本人を悪とする偏見から、韓国や中国の日本非難を助長して、日本人にアメリカを疑わせ、芯からの日米同盟締結を、日本人に躊躇わせている。

 韓国では李明博元大統領に検察への出頭命令が出た。その儘か、日をおいてか分からないが、逮捕されるだろう。師を殺されたと考える、文の復讐だ。こんな国をどうしてアメリカ人は、全員ではないにしても、日本より優れていると感じるのだろうか。京城帝国大学にもなかった水洗トイレ付きの小学校を朝鮮人児童の為に新築した日本の統治を、どうしてアメリ人歴史学者は史上最悪の植民地支配だったと、韓国人学者の口真似をして済ますのだろうか。

 イギリスも偉そうにしているが、50年間の民主社会維持という国際公約を中国に反故にされかかっているのに、何の抗議も起こさないで知らぬ振りをしている。大英帝国の心意気は本当に消えて、ただの国になったと考える。