スケッチブック３０（光復節）

8月30日（木）
　文大統領が8・15記念式典で、光復は「自分たちの手で勝ち取った」ということだけを強調した、演説を行ったとのことだ。かって全斗煥大統領は光復について連合国の対日勝利という「民族外的要因」を指摘し、「過去を真実以上に美化することによって空虚な自尊妄大に陥ってはなりません」と、自戒を述べたと産経新聞の黒田氏は書いている。それから30年以上も経つが、真実以上に美化し自尊妄大に陥る道を、韓国はひた走っているようだ。時が熱狂と偏見を和らげるという話は、全ての国と国民に当てはまるものではないようだ。
　まあ韓国人の心情から行けばウリナラは世界トップテンに入る先進国だ、過去を真実以上に美化してきた結果国の発展を見た、なにが間違っているという所だろう。神谷という人が産経新聞に、いくら中国の独裁体制を言っても北京や上海の繁栄を見た人が、圧倒されて中国に靡くのも仕方がないと書いているのと、同じ事柄であろう。プラグマティズムを徹底すれば、嘘を言おうが幻想を見ようが、金が儲かるなら良いではないかということである。人間としての高尚さとか気高さとかそんなものは糞食らえとなれば、批判の言葉を失う。
　恐らく中国と韓国は金が儲かることが唯一の価値基準の国なのであろう。経済が順調ならば、中国はそのうち南京100万人に膨れるであろうし、韓国は北の禿山も日帝のせいだとの論を真面目に世界に広めるだろう。トランプの中国制裁を支持したくなる所以だ。

　関西生コントップ逮捕の記事を見た。ヤクザ、在日、などの蠢きが背後にあるように想像される。その詳細が新聞で分かるとは思えないから、やがて私の記憶からも消えるか。

　

スケッチブック３０（韓国、その他）

８月１５日（水）
　西岡力さんによると、近々韓国最高裁が徴用工裁判で、日本企業敗訴の判決を出すそうだ。私もこの裁判は気になってどうなるのだろうかと関心を寄せていたのだが、一向に確定判決が出なかった覚えがある。その内忘れてしまったのだが、どうも朴槿恵前大統領が判決を５年にわたって意図的に遅延させていたらしい。理由を推測するに、もし日本企業敗訴となれば、日韓関係が戦争状態になると予測したからだと、思う。それをいよいよ文は行うらしい。
　日本企業敗訴となれば原告は該当日本企業の韓国内にある資産の差し押さえに出るだろう。さらに日本企業敗訴の理由が、「違法な朝鮮統治の救済は、その後の日韓間で締結した全条約に優先するから」なるものによるとなれば、日本と韓国は無条約状態となる。日本としては、よほど腰砕けの政権でないかぎり、当然日本国内にある韓国の資産凍結に出ざるを得なくなる。昔なら戦争である。戦争にはならないとしても日韓の貿易は途絶しよう。それは日本よりも韓国経済にとって、大打撃となる。恐らく韓国はＧＤＰトップテンの位置から滑り落ちるであろう。朴槿恵はそれを恐れたと思うが、文は気にしないのだろう。或いは日本はやはり東アジアの安定との大局観から、断絶は不味いと、ここは最後の堪忍と、日本企業に犠牲を強いて、事を受け入れるか。しかし国民感情がもう許さないと思うのだが。

　韓国についての疑問は、ディスカウント日本は、それは韓国の利益になると思ってやっているのだから、苦々しく憎たらしいが、一応分かる。分からないのは北朝鮮への異様な傾斜である。私は従来、韓国が言う統一とかは政治的スローガンに過ぎなくて実質は、北を敬遠していると思っていたのだが、最近違うのではないかと考えるようになってきた。韓国人は本当に北が好きで、尊敬しているのではないか。だから政治家もマスコミも言論人も親北に傾くのだ。もしこれが事実としたら理解を絶する。北は世襲の独裁者の国である。強制収容所と拷問のある国である。大量の餓死者を出した国である。言論思想の自由など微塵もない。そんな国と国民が好きで尊敬できるとは、理解を絶する思考経路である。しかも韓国が北を飲み込む形での統一は聞いたことがない。金王朝との対等合併のようなイメージで統一の話を聞く。そんな統一などしたら、確実に韓国は不幸になると思うのに、理解を絶した話だ。

　分からないと言えばアメリカでは政権が変わると官僚の総入れ替えが行われると言われている。ならば早ければ四年毎に職を失う恐れがあるわけで、アメリカの官僚たちはそれを当然と受け入れているのだろうか。日本人の感覚で行くと失業は大問題だから、現政権かその後継者による政府の出現が望ましく（ならば総入れ替えは起こらないだろう）、そのために現政権維持の政治活動をしようとは考えないのだろうか。それともアメリカの役所では民間企業以上に首切りがしょっちゅう行われていて、キャリアステップの一つだとの意識が強いのか。

　中国にもイランにもトルコにも怯まないトランプが、北朝鮮には遺骨を５０体くらい返して貰っただけなのに、何故融和的なのか。何らかの深慮遠謀があるにしても、アメリカの国民はやはりお前も騙されたかとの思いを、そろそろ強くするだろう。中間選挙にマイナスではないか。日本だって拉致問題が進展しなければ、トランプ阿保説がもっと勢いを増そう。

スケッチブック３０（米中対決その他）

８月６日（月）
　”すっきり”で元組長（森田組だった、私の聞き間違い。最近聞き取り能力が悪くなった）のインタビューをしていた。テレビ局もその辺くらいまではするということか。しかしなぜ１１年前に引退した組長が辞任しろと迫ったのか。普通なら無関係を決め込むと思うのだが。不義理をした男にわざわざ親切心で忠告などしない。恐らく奈良でこの組長が相当腕力を振るったのではないか。それで山根会長がのし上がれた。過去の事だが自分の反社会的振る舞いが公になることを恐れて、山根、静かにしろと言ったのか。或は今も水面下でこの組長系列の暴力団支配が続いていて、奈良の現職職員も絡んでいて、その発覚を恐れたのか。まあテレビ局にそこまで踏み込んだ取材を期待するのは八百屋で魚を求める類の事だろう。
　しかし山根会長の給与を調べるくらいはするべきだ。ネット情報によるとボクシング連盟の公表資料では会長給与が幾らだか分からないそうだ。もし過大な給与だったならば私物化していると判断する大きな資料になると思うのだが。マスゴミはそれさえ、ようしないのだろう。

　トランプとＥＵのユンケル欧州委員長が話し合って、自動車分野を除く工業製品の関税撤廃を目指す協議を始めることで合意したとのこと。トランプが米国ファーストで何でも関税をかけてきたとの印象とは、大いに違う話である。これだとトランプは元々関税撤廃を主張しているのに、他の国が関税を掛けているから今まで我慢していたがアメリカも対抗する、そんな意味にも取れてしまう。経済の事は疎いのでよく分からないが、何処かにしっかりした解説記事があると思うので、探してみる。ただＥＵはそんな重大な対外交渉を欧州委員会が行えるのだろうか。ドイツやフランスが従うのだろうか。実行力を欠いた単なるお約束か。それとも欧州委員会はＥＵでは国家主権の上に立つ存在になっているのだろうか。

　アメリカが２５００億ドルの中国製品に２５％の関税を課すそうだ。中国からの全輸入額の約半額に達する。中国も対抗したいのだが中国は２５００億ドルもアメリカ製品を買っていないので手段がないそうだ。中国の黒字は大半が対アメリカ貿易によるものなので、普通なら中国経済の減速が予想される所である。昔、米中が対決したら中国は大量に保有するアメリカ国債を売って、ドルの価値を下落させる作戦に出るだろうから、アメリカは怖くて中国と戦えない、そんな評論をよく見たように記憶するが、ではなぜ中国はアメリカ国債を売らないのだ。或は売っていてもドルの価値が下がらないのか。少なくともトランプが国債売却作戦を恐れていないことは確かだ。かってアメリカはビビると唱えていた評論家たちは、残念ながら名前を忘れてしまったのだが、今なんと言っているのだろうか。
　この強気のトランプにして対北朝鮮への弱腰ぶりは理解に苦しむ。北は大陸間弾道弾を作る工場を稼働させているとアメリカ紙が報じたのに、金正恩は約束を守るだろうとツイートするばかりである。相当な裏があると思うばかりだ。
　日本が導入する地ージスのレーダーがロッキードマーチン製のものに決まった。これは現行のイージスシステムで使われているレーダーとは別個のもので、言うなら試作品で、完成したとしてもそのレーダーをイージスシステムに組む込む膨大な作業が必要になるそうで、数年くらいで北朝鮮のミサイルに備える戦力になどならないと言う人がいる。また費用も政府が言っている額を軽く上回ってしまうらしい。その人は地ージスは北に備える目的ではなく中ロに備える為のものではないかと推測する。もしそうならアメリカは北の核ミサイルの脅威はないと日本政府に納得させたわけであり、アメリカにも納得した日本政府にも相当な根拠があってのことだろう。
　

スケッチブック３０（正体暴露）

８月３日（金）
　安田純平のお助けビデオでテレビ局は思わずその正体を現してしまった。安田さんが語る「私の名前はウマルです。韓国人です。」との冒頭部分を、テレビ朝日と日テレとＴＢＳはカットして、「助けてください」以下の発言だけを放映した。ＮＨＫは音声そのものを消して、「安田さんとみられる」云々のナレーションを被せて映像だけを流した。なんでそんな加工を加えたのか理由は明らかだ。可愛そうな安田さんが助けを求めているのに安倍は何もしない、けしからんと安倍政権糾弾をぶち上げるつもりだったのに、それが韓国人では「何それ」と国民が立ち止まってしまうからだ。日本人を見捨てる冷血漢安倍とのストーリーにしたいのに、韓国人では齟齬が生じてしまう。「本当は何だ」と、国民が考えることになってしまう。テレビ局は国民が考えることを最も恐れている。だから反射的にカットしたのだがネット時代の今では通用しない事は分かりきっている。すぐにカットがバレた。分かりきっていてもパブロフの犬が抜けられず、テレビ局は左翼扇動屋の正体を暴露したのだ。
　”すっきり”にせっかく山根会長が生出演してくれて、「権田組」（と聞こえた。反社会勢力らしい）に３日以内に辞任しないと山根の過去をばらすと脅されたが、俺は屈しない、そんな特ダネニュースの爆弾発言を貰ったが、こんなテレビ局では真相解明の取材は期待できないだろう。