スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(岸田首相支持率低下の理由)

2023-10-31 10:38:31 | 日記
10月31日(火)
 私が考えるに岸田首相に特に失政があった訳ではない。彼は国内政治において全方位外交をしているのである。右にも左にも官僚にもマスゴミにも、受けるような政策を打っているのである。そこで右からはもっと根性を入れろとか、左からは平和を守らないとか不満が出るのである。特に豹変したのがマスゴミである。当初は岸田の左翼的な言辞を見て、こいつを第二の細川とか鳩山みたいに育ててゆこうと思ってヨイショしていたが、安倍さんの国葬実施とか色々裏切られて、とにかく悪口ばかりを書くようになった。
 全方位外交とは全部の勢力に少しづつ良いことを言うやり方である。言われた方はもっととせがむから、少しでは不満がたまる。全方位外交をする側に権威があれば、諸勢力は少しでも望みを叶えてくれるならと、有難く思う。しかし権威が無くなると、不満の方がどっと出るのである。これが人間社会というものである。人間とは、習近平には言えなくても、岸田になら御託を並べる、卑怯というか浅ましいというか、残念な存在なのだ。
 岸田の権威を失くしたのがマスゴミである。マスゴミが岸田を落とした。期待を裏切られた分、とにかく悪く書く。それで人々はマスゴミに煽られて岸田叩きに狂奔するのである。それが支持率低下の正体である。まあマスゴミはそれで自民党支持が下がるのならそれで良いのだ。とにかくマスゴミは日本が嫌いなのだ。昔陸軍今総評との言葉があったが、嘘でも何でも言って日本を貶める自分の考えが唯一の正義だと思っている、単細胞組織である。朝日の言う事の逆をやれとは、正に至言である。
 マスゴミが岸田叩きをしているから、高橋洋一のような反岸田言説も、大手を振って通るようになっている。そうなると理性的な人も岸田では駄目だとなる。しかし選挙民は理性的ではない。反岸田のあまり立憲共産党に入れてしまうように思う。次の総選挙でそうなったら、立憲共産党の増加分は僅かであっても、民意だとマスゴミが持ち上げる。そうしてマスゴミに遠慮した自民党政権が出来上がる。日本の進歩が阻害される。マスゴミの悪事が成功するのである。
 マスゴミの影響力はSNSによって一角が崩されているが、国民に対する洗脳力はまだまだはるかに強い。まるで糖尿病のような存在だ。



スケッチブック30(日本保守党の人気の原因は何か?)

2023-10-27 11:08:09 | 日記
11月10日(金)
 snsの人気が凄い。この事から考えられるのは、オールド世代の人からの人気ではないという事だろう。物凄い人数の聴衆の姿をネットで見る限りだが、普通の(プロ市民的ではない)現役世代の人が集まっているように感じる。私の独断ではあるが無党派層を相当取り込んでいるのだと思う。
 従来この種の保守新党が立ち上がると、結局自民党の支持者たちを奪うだけの結果になると、言われていた。まあこれから次第だと思うが、今回は無党派層を取り込むように、思う。
 だとしてそれは何故なのか。簡単に言って現役世代は、将来の自分の生活が不安だからだ。不安には色々あるが最たるものが、中国による日本侵略である。その核が、日本には中国に対抗できる軍備が無いという不安である。お花畑の中で死ねそうなオールド世代には、人々のこの不安が分からない。狭隘な視野で頭がおかしくなっている共産や立憲やマスゴミ人たちは、訳の分からない煙幕を張って不安を直視しようとしない。
 将来への不安感が日本保守党の人気の源泉であると考える。まあ色々な人が日本保守党に参加してくるだろう。多くは変な人たちだろう。私の推論ではあるが大村リコールに参加した(名前を忘れた、田中だったか?)事務局長、田母神陣営に参加した空自のOBのような人である。勿論真正な志から参加する人が多数ではあろうが、百田さんにはその見極めを真剣にやって欲しい。変な人間を入れれば組織は腐る。特に立ち上がったばかりの組織はそうである。情実、コネに流れないようにしてもらいたい。
 それと政策での躓きは当然出てこよう。党内の取り纏めは大変であろうが、迷った時は中国に対抗する軍事力を作る、との一点で動いてもらいたい。そこが明確なら多数の普通の現役世代を取り込めると思う。維新は地方都市から着実に党勢を伸ばしているが、中国に対抗できる軍事力を作るという点は、曖昧である。これを打ち出せば維新にも勝てると思う。


スケッチブック30(プーチン年内死亡説は本当かも)

2023-10-25 10:57:35 | 日記

10月25日(水)

 プーチンが心臓停止して、医師団による蘇生処置で生還したとの、未確認情報がある。夜中に異様な物音がしたので警備員が、プーチンの寝室に入って、倒れているのを発見したとのことだ。プーチンはスターリンほどの残虐人ではないので命拾いしたという事か。プーチンの命は病気で年内だとの説が流布されているとの話もある。

 真偽のほどは確かめようもないが、2024年度版のプーチンカレンダーに乗っているプーチンの写真は、すべて10年前のものだそうだ。何か暗示的である。

 ロシア軍はウクライナで自殺的な攻勢をかけているとの話である。プーチンが自分の命がある間にと無理な命令を出しているとしたら、平仄が合う。


スケッチブック30(「ヒットラーとは何か」)

2023-10-23 14:25:29 | 日記
10月23日(月)
 セバスチャン・ハフナーの「ヒットラーとは何か」を読んだ。衝撃というか興奮というか、ちょっと頭が何とも言えない高揚をしている。大体私は読書をするとすぐ飽いてしまう性質だが、この本は四日で読めた。もっと大きい字で書いてあれば多分三日で読めただろう。老眼鏡を使っても小さい字を追うと頭がジンジンする位に疲れるのだ。翻訳本なので意味の取れない訳文も出てくるが、大部分は、論旨が取れる。お勧めの本だと思った。1978年にドイツで出版されたとある。翌年にすぐ翻訳出版され、私が読んだのは1997年の第5刷本である。
 私は従来ヒットラーについて三つの疑問を持っていた。①イギリスに勝てないのに、何故独ソ戦を始めたのか。②何故ソ連にも勝てないのに、アメリカに宣戦布告したのか。③何故金と手間のかかるユダヤ人虐殺をしたのか、である。ハフナーはそれについて回答している。という事は私の疑問は、多くの人の疑問であったようだ。
 ハフナーはこれらは全てヒットラーの個人的信条から来ていると言う。ハフナーはヒットラーは世界征服とユダヤ人抹殺という、二つの目的を持って世に出てきた、と言うのである。しかもそれを自分の生きている間になすのだという、普通の人には考えられない覚悟を持っていた、と書いている。つまり当時ドイツにヒットラーが居なくて他の誰かが指導者だったら、あんな大戦争は起きなかったという事である。故に、①イギリスに勝てないのに独ソ戦を始めた理由は、イギリスとの勝負はともかく、ソ連を征服してそこをドイツ人の千年王国にする計画を、ヒットラーが持っていたからである。自分の生存時間をイギリスとの戦争に取られてはいけない、という訳である。②これはモスクワでソ連軍が凍り付き、ナポレオンの二の舞をしたと、ヒトラーが気づいたからだと、ハフナーは言う。つまり自分の計画達成(世界征服)が不可能だと知ったヒットラーは、もはやこれまでとドイツを道連れにして、自殺を図ったからだというのである。ここの所はすぐには納得できない。一旦退いて、翌春攻撃するとか希望はあったように思えるのだが。③は、ユダヤ人抹殺がもう一つの目的であったから、戦況が決定的に不利にならないうちに(それが出来るうちに)始めた、という事である。ただ何でヒットラーはそれほどまでユダヤ人を憎んでいたかの説明はない。
 つまり、ハフナーに言わせるとヒットラーは、世界征服とユダヤ人抹殺という二大目標を抱いていて、世界征服が不可能だと悟ると身を翻して破滅の道を選び、破滅までの間にもう一つの目標であるユダヤ人抹殺を、かなりな程度実行した、という事である。どうしてヒットラーがそんな非現実的且つ非倫理的な目標を抱いたかは、ヒットラーという人間がそうだからと言うのである。もしそうなら、ヒットラーは本当に悪魔である。
 ハフナーの見解は、普通の人間しか知らない私には、理解不可能である。ニュートン力学しか知らない私が、量子力学にチンプンカンなのと、同じである。しかし名状しがたい重圧が頭にきている。ヒットラーは敗戦間際にドイツのあらゆる施設を破壊するように命じ、かなり実行されたようである。ドイツは政府も失い、国は原始状態になって敗戦したようである。しかしであるが、渡部昇一の講演で聞いたのだが、戦後渡部はドイツに留学してその豊かさに吃驚し、同じ敗戦国であるのに日本と何と違う事かと、慨嘆したと言っていた。原始状態と言っても富の蓄積を果たしていたヨーロッパ諸国は、その有様が日本とはそもそも違っていたという事なのか。
 







スケッチブック30(またもまたも情けないプーチン)

2023-10-20 21:46:22 | 日記
10月20日(金)
 プーチンは一帯一路のヨイショ大会に出るために、中国に倣って、日本の水産物の輸入禁止をした。そうしないと習近平から参加差し止めを食らうのだろう。そして会場で更なる屈辱を味わわされた。プーチンの演説会場の背景が、青と黄色の、ウクライナ国旗を思わせるものだったのだ。さすがに色は薄く色の帯は曲線で流れており、露骨なものではなかったが、習近平の意図は十分に伝わるものであった。
 青と黄色の組み合わせは反ロシアの象徴として、西側諸国では建物のライトアップやロシア大使館前での抗議ビラなどに、多用されている。それでロシアではこの色の組み合わせをした菓子とか帽子とかが、販売禁止になったそうだ。ロシアにとってこれは、それくらい敏感な色なのだ。習近平としては中国はロシアに加担していないと、アメリカにアピールしたつもりなのであろう。もう一つ、習による、プーチン苛めである。今までさんざん威張りゃあがって、これからは手下だぞと、引導を渡したつもりなのである。
 それでもヨイショ大会に出なければならないプーチンは、情けないと言ったらありゃしない。