スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(ウクライナ 中村先生あと一日だぞ)

2022-06-29 11:21:13 | 日記
6月29日(水)
 中村逸郎先生が6月中にプーチンは辞任する、その確率は99.9%だと予言した。あと一日しかありませんぞ。
 中村先生はニュースを纏めて喋るだけの日本の評論家連中とは違って、ロシアの中に独自の情報源を持っていて、その情報に基づいて予言されたのだと思う。だから信じていたのだが、いい加減な情報源だったのか、それとも情報源などなくて、単なる受け狙いのびっくり箱的な発言だったのか。
 元々中村先生におかしな兆候はあった。ロシアのスタジアムで歌謡ショーか何かの催しにプーチンが登場して演説した時、中村先生はこれはCGでプーチンはウラル山中の秘密基地に居ると言っていた。だけどもしそうなら映像をテレビで見ている人は騙せても、歌謡ショーの現場にいた人はプーチンを見ていないだろう。一万人は居ただろうその人たちの口をどう封じるのかと、不思議だった。
 まあまだ一日あるし、仮に7月か8月にプーチン辞任があったとしても、予言としては当たりだと言える。遅れているがウクライナの反撃が始まってロシア軍が国境から追い出されたら、たぶん8月頃と予想するが、プーチン失脚は大いにあり得る話だ。
 

スケッチブック30(ウクライナ 露兵の10倍)

2022-06-26 13:42:16 | 日記
6月26日(日)
 ロシア軍の総兵力は約90万人とのこと。自衛隊が25万人だから頷ける数字である。それに対してウクライナの人口は4400万人である。祖国防衛戦争だから最大で1000万人は兵士になるだろう。10倍である。実際はロシアだって90万人全てをウクライナに送れない。現在どれくらいのロシア兵がウクライナに居るのか分からないが、せいぜい30万人だろう。ウクライナ国防省の見立てでは、ロシア軍の動員可能兵力はあと5万人で、8月にはロシア軍は守勢に立つとの事である。
 どうもプーチンは全国民に対する徴兵が掛けられないようだ。ロシアの人口は14000万人だからそうすれば大量の兵士を動員できるのだが、それをするとプーチン打倒となるとの話だ。まるでベトナム戦争の時のアメリカである。あの時のアメリカは国内のベトナム戦争反対の運動で、全国力を結集した戦争が出来なかった。プーチンが全国民に動員を掛けるとロシア国内で、ウクライナ戦争反対の、嵐が起きるようなのだ。10倍の兵力差があっては、しかも実際はもっと差は大きい、ロシアは勝てない。
 1968年にソ連がチェコに侵入したときは、50万人の兵力であったそうだ。当時のチェコスロバキアは面積12万7900㎢、人口1500万人であった。一方ウクライナは前述のように人口4400万人であり、面積は日本の6割増しの60万3500㎢である。なのにロシアは侵攻当初19万人の兵力であったそうだ。兵力があまりに少ないので、国境付近にロシア軍が集結していても、西側は国境紛争くらいはあるだろうが、まさかロシアがウクライナ全土に侵攻するとは思わなかったそうなのだ。三日で占領できるとは、ロシア軍とプーチンの頭がいかに劣化していたかを示すものだ。
 歴史を遡って独ソ戦開始当時を見ると、その時の全ソ連軍の航空機は約12000機であったとのこと。これに対してアメリカとイギリスは多大な援助をソ連にしたのだが(今のウクライナに対するように)、飛行機だけで約23000機に上ったそうである。だからソ連はドイツの攻撃を凌げたのである。今攻守所を変えた歴史がウクライナで再現されようとしている。その意味でもロシア軍とプーチンの頭は劣化している。
 さらにロシアはもう戦車もミサイルも何もかも作れないらしい。半導体チップが自国で作れないから(外国が売ってくれない)、兵器に限らず現代製品が作れないらしい。これを石器時代に戻ると酷評する人も居る。プーチンの頭は本当に劣化している。
 

スケッチブック30(参議院選挙)

2022-06-24 12:30:11 | 日記
6月24日(金)
 選挙予想はだいたい、自民6、維新6、れいわ3、参政1くらいのプラスだと言うものらしい。立憲民主党はマイナス2議席くらいとの事である。今回は議席数が5議席増えるから、野党が議席を減らすと言ってもそんなに大きなものではない。この予想通りならまだまだ国民の意識変革は起きないと言える。
 立憲民主党は10議席くらい減らして当たり前と思うが(蓮舫・辻元・有田・福山が落選)、そうなってしかるべきだと思うが、選挙通の予想では以上のような事だ。
 れいわは、専守防衛平和外交を打ち出している。これは国民から蹴られて、一人も当選しないと私は思うが、違うのかも知れない。ウクライナをみて、中国が日本に攻めてくる可能性を国民は感じ取った。そこに配慮して立憲民主党でさえ防衛費2%を拒否しないと言うのに、れいわ・社民・共産だけが話し合いでと昔語りをしている。私は売国三党という事で、議席は取れないと思うのだが。れいわのプラス3議席は何処かに流れる。
 維新も鈴木宗男のロシアびったり発言、橋下徹の中国疑惑で、そんなに票は伸びないと思うが。維新のプラス6のうち自民と参政党に2議席ずつ流れるような気がしている。
 投票率が下がってその分立憲民主党の票が減り、10議席減だったら吟醸酒で乾杯だ。

スケッチブック30(ウクライナ ロシア擁護派はまるで三国同盟を結んだ松岡洋祐)

2022-06-20 09:44:47 | 日記
6月20日(月)
 ロシア擁護派と反ワクチン派が重なることは指摘されている。反ワクチン派の論拠は、ワクチンの拡散はアメリカ企業が儲ける為にしている事だ、というものである。つまりアメリカが何でも憎いのだ。そのアメリカを本当に操っているのがディープステートだという訳である。そしてアメリカと対立しているロシアに、肩入れする事になる。
 戦前三国同盟に走った日本の考え方とそっくりだと思う。
 三国同盟の誤りは次の三点に集約される。①ドイツが勝つと思った。②三国同盟にソ連を加えて4国同盟に出来ると思った。③ユダヤ人の絶滅を計画しているドイツと、同盟した。これが未だに世界が日本を悪人国家だと見做している理由である。
 ソ連擁護派の論拠もこれに似ている。①ウクライナ戦争はアメリカがロシアにそうせざるを得ないようにしかけた。②ロシアはウクライナの占領など目指していない。ネオナチを排除したいだけだ。③プチャなどの虐殺はウクライナ軍がした。
 三国同盟は日米対立の中で、希望的観測が勝って、ドイツと同盟したものだ。ロシア擁護論もアメリカ憎し故に、三国同盟よりもさらに希望的、否、主観的・偏向的と言った方が正しい、観測から生じたものである。まあしかし日本のロシア擁護派の多くは、鈴木宗男などと違って実利的な理由からではなく、全くの思想的連帯という種類のものであろうから、実害はない。
 6月の下旬に入った。大方の予想ではそろそろ西側の兵器に習熟したウクライナ軍の、反撃が始まる頃だ。供与された兵器の絶対数が少ないとの話も聞くが、どうなのであろうか。よく分からないが西側から切り離されたロシアが大袈裟に言えば石器時代に戻るとは、確かな予測だろう。これは中国にも効く。中国も西側から切り離されたら石器時代に戻る。だから台湾侵攻はないと考える。ただウクライナと台湾の違いは、台湾は国土が極端に小さい、という点である。電撃的に侵攻されたらあっという間に占領されかねない。そうなったら既成事実化されるから、第一派の攻撃を凌げるだけの台湾の防衛力強化に、アメリカはもっと務めるべきだと思う。

スケッチブック30(人生を思うこと)

2022-06-19 14:12:10 | 日記
6月19日(日)
 誕生日を迎え75歳になった。振り返れば指の間からはらはらと砂が流れ落ちる実りのない人生であったが、それでも75歳まで生きると多少は掌に残るものもある。いや上と比べるいたずらな自虐は止めよう。それは市井の人がようやくにして僅かに掴み得た、人生の結晶とでも賞嘆すべきものだ。それはマルキシズムと占領史観からの脱却である。私は確かにそれは成し得た。
1,現代では商品の価値とは使用価値のことである。或いは価値など消えたと言っても良い。資本論は古典派経済学の範疇に留まる、生産物が少ない時代の理論である。だから価値という概念が生じた。現代は過剰生産物の時代である。価値という考えなど無意味になり、その商品に使用価値があるかどうか(それはユーザーだけが決める)が大問題になっている時代なのだ。だからマルクス経済学では現代社会は到底理解できない。例えばそれは、古代語を使って現在の事象を理解しようとするようなものである。
2,土台が上部構造を決定するのは確かである。だが上部構造が土台を決定することも大いにあるのだ。ソ連と中国は何故社会主義を標榜するのに、実質は専制主義国家となったのか。それは上部構造が専制主義社会であったために、その力が作用して土台をそのように変形させたからだ。上部構造には歴史的に言って大きく二つの色合いがある。専制主義と自由主義である。専制主義の上部構造を持っていると、社会主義の土台も専制的なものに変形されるのだ。
3,日米戦争はちょうど同時期に中国大陸に進出しようとした日米両国の、対中国政策の違いが遠因となったものである。日本はイギリスやフランスなど西欧諸国に倣って、自国の勢力圏を大陸に作ろうとした。アメリカはそうする余地がなかったために、門戸開放政策で臨んだ。新興日本は既に勢力圏を確立して鷹揚に構えているイギリスやフランスと違って、満州と北支で武力に訴える事が多く、それは当然門戸開放の新外交を推進するアメリカとことごとく衝突する運命にあった。このように方向性の違った両国がそれぞれ自国の方針に忠実に邁進していった結果が、日米戦争なのであった。日米両国とも互いに自国の政策に忠実であった結果の戦争であって、そこに善悪の入り込む余地はない。
4、自虐史観はアメリカの日本悪人説とマルクシズムが奇妙な結合を遂げたものである。マルクシズムは資本主義を破壊するのが目標である。だから当然日本社会は悪だとなる。それは戦争をした日本を悪だとする占領史観と符合する。そこで日本悪人説が大方の世論となった。それに依って共産党・朝日新聞・HHKなどが様々な日本弱体化運動を図った。これは行きすぎない限り、本当に日本が共産主義国家にならない限り、占領政策とも符合するものである。だから口だけ社会主義者が大学教授とマスゴミ人の習性となって、闊歩する有様となった。しかしいまや中国という巨大な敵が出来上がったので、日本悪人説のままでは中国と戦えないと、アメリカは考え始め、大学教授とマスゴミ人も、もし本当に日本が中国に飲み込まれたら、自分たちは真っ先に粛清される存在だと怯え始めている状態である。
 以上のことは論文に書く力はないが、私の確信である。これが人生の結晶である。ただ思う先はある。
 以上のことは言うなら過去の失敗の反省である。マルキシズムに騙されていた、アメリカの占領政策に洗脳されていたという、後ろ向きの気づきである。日本飛躍のために何をしたか、何をするかという新しい展開と、無縁のものである。そこが自分でも寂しい。こんな反省ではなく自分が日本のために何かをした、或いはしたが、やり遂げられなかったという人生の方が、よっぽどましだと思う。だがそういう人は実際に沢山居よう。沢山居るから今日の日本があるのだろう。私の人生がそうでなかったと言うだけの事だ。まあそういう私に課せられたものがあるとしたら、上記の事を論文と迄は行かずとも書き物に纏めて、マルキシズムと占領政策に引導を渡す事だろうと、思う。