スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(新型コロナ 第二波)

2020-07-30 13:21:22 | 日記
7月30日(木)
 愛知県は連日最多感染者を報告している。その割に自粛の機運が盛り上がらないのは、もう一遍あんなことをするのは嫌だの意識が、人々にあるからだろう。まあインフルエンザだって年間2千人以上死ぬ。第1波の時はどれくらい人が死ぬか分からず慌てふためいたが、約千人だった、ならば4月5月のような自粛をすることはない、そういう気分なのである。
 だから死者の数が問題だ。これが増えれば人々の意識ももう一度自粛に傾くだろう。ウキペディアの調べだが、7月22日までの死者が988人である。それが7月29日では998人となっている。10人の増加だ。これを第1波の初期と比べてみる。
 3月8日が13人死亡 3月15日が31人で  18人増加
 3月22日が45人  3月29日が65人で  20人増加
 4月5日が95人   4月12日が145人で 50人増加である
最近死んだ10人の中には第1波で感染した人もいるだろうから、まあ今回の波の死者は半分だと見当付けられるだろう。今後もその通りに推移すれば、つまり死者約500人で止まれば、経済活動との両立は可能だと言えるのではないか。
 それと超過死者という概念が良く分からないのだが、インフルエンザで死ぬ筈の相当数の人が、コロナで死んだと思う。今年の死者の総数を検討してみたら、死亡原因は変動したが、死者の総数は例年と変わらない、そんな結果にならないだろうか。

スケッチブック30(新型コロナ感染 分からないこと⑤)

2020-07-29 15:22:50 | 日記
7月29日(水)
 日本のPCR検査は増えたとはいえ欧米並みのものではないらしい。3月4月の繁忙を繰り返さないという範囲のものに留まるようだ。検査対象者を絞るという方針は、従来通りのようである。だから増えたといっても3倍程度の数であるようだ。
 ニューヨーク市は全市民(?)を検査したとか中国は北京のどっかの区で全員検査したとか聞くが、その数は日本の検査数の比ではないだろう。私はだから日本は駄目だと言う積りはないが、なぜ外国は大量の検査が出来るのだろうかとの、疑問を持つ。
 ・まず第一に検査しただけでは無意味で、陽性者を隔離する必要がある。外国は大量の陽性者の隔離をどうやってしているのだろうか。
 ・大量の検査をするには、大量の資材と人員が必要になるが、外国をどうやって賄っているのだろうか。
 ・検体を採取する人の感染が懸念されるが、外国はどうやって対処しているのだろうか。
 ・PCR検査の正確性は70%くらいだと聞いた覚えがあるが、外国はそれをどう考えているのだろうか。
 日本はこれらの事項に対処する能力がないから、PCR検査を絞っているのだろうと私は考える。だから大量のPCR検査は不必要だとか却って有害だとかモゴモゴ言って、誤魔化していると考える。私は検査を絞った方が良いのか広く実施した方が良いのか分からない。しかし現実に世界の多くの国は広い検査を実施している。もし日本がそれを出来ないとしたら、日本にその能力がないとしたら、一体どういう話なのかと疑問に思うのだ。
 色々考えるに外国のPCR検査は日本と違うのだろう。簡便且つ不正確なものであり、陽性者の隔離もしていない、そう考えないと理解できない。これは実に分からない点だ。

 
 

スケッチブック30(倉山満 学校では教えられない満州事変)

2020-07-27 20:06:43 | 日記
7月28日(火)
 狗肉ではないが羊頭がひどすぎる。「学校では教えられない」のは確かだが、どんな日本史の教科書でも満州事変だけにこんなスペースは取れないから、当たり前のことを仰々しく言っているに過ぎない副題だ。
 私はこの副題と、倉山という人をネットで見た時のかなり突っ込んだ研究をする歴史家のイメージにつられて、この本を読んだが、内容はまああたりまえで突飛なことも新視点による歴史発見というものもなかった。倉山さんは昭和6年12月の若槻内閣の総辞職がいけない、あそこで若槻が頑張ればそれ以後の日本の凋落が避けられたかもしれないと言いたいらしいが、ならばこの本だけでは説明不足である。私は倉山さんの主張が理解できなかった。
 また犬飼首相暗殺の後の斎藤内閣で外務大臣を務めた内田康哉をもう一人の日本凋落の張本人としているが、斎藤内閣は犬飼首相がいつまでたっても満州国を承認しない為に殺された後の、内閣である。従って満州国承認は流れであり、内田が特に悪かったとも思えないのだが。
 この本は随所に倉山氏の歴史観が断言されている。だがその説明がない。まあ持ち上げていえばお釈迦様が悟りを開いた直後に述べた華厳経を、聞くもの誰もが難しくて理解できなかったというようなものだ。私は倉山氏が自己の歴史観を世の人々に分からせる為には、もっと大部の著作が必要になると考えるが、そしてそれが出来たら日本近代史の「史記」とくらいまで評価されるようになると思うが、その認識をお持ちでないのかも知れない。

スケッチブック30(スパイ中前吾郎②)

2020-07-27 10:21:47 | 日記
7月27日(火)
 中前吾郎については新聞とテレビは絶対取り上げないだろう。雑誌も追加リークがあれば別だが、リストの写しくらい提供されないと、書けないのではないか。
 そこで流行りのハッシュタグ作戦をやらないか。私は疎いのでどうやって良いか分からないので、呼びかけですが。
 教科書調査官が北のスパイであるとの疑惑は、国家の重大案件です。文科省は事実を解明して国民に答える義務がある、文科省の回答を待つとの趣旨で訴えるのです。

スケッチブック30(スパイ中前吾郎)

2020-07-26 09:39:09 | 日記
7月26日(日)
 野々花様。有難うございます。中前吾郎の事は知りませんでした。
 まあやっぱりという感じですが、学者の世界はこういう奴ばかりなのでしょうね。私は教科書検定官は文科省の中で専門教育を受けた生え抜きの人間がしているのかと思っていたのですが、各大学の暇な先生を集めているのだなあと思いなおしました。
 ただ今回の事件はかなり裏があると思います。韓国の国家情報院が脱北者団体を捜索したのが、6月26日です。それがスパイリストを発見してCIAに流して、CIAがリストの人物を日本に照会し、その内容をアサヒ芸能が報じたのが7月23日です。週刊誌の発売まで1月もありません。もしこの経緯の通りだったとしたらとても普通の取材で出来るスピードではなく、意図的に誰かが仕組んだものでしょう。
 それと韓国の国家情報院は文様直轄の組織です。北の不利になるスパイリストのCIAへの引き渡しなど、するでしょうか。
 恐らく脱北者団体云々は嘘でしょう。日本の公安が中前について独自に掴んでいた情報を、政府がCIAを隠れ蓑にして、アサヒ芸能にリークしたのではないでしょうか。
 では政府は何故そんな事をしたのでしょうか。安倍首相が検定不合格を出した文部官僚に反撃したと、思いたいのですが。