4月24日(日)
今回リーダー層がどうして日本を弱くしようとするのか、東大を出た優秀な人がどうしてそんな非論理的な事をするのか、そのカラクリを書こうと思ったが、具体的な見本があったのでそれを紹介する。
長尾賢という人が、ウクライナ支援に飛ぶ自衛隊機がインドから着陸を拒否された件について、解説記事を書いている。ヤフーニュースに出ているので読んでみていただきたい。長尾氏は東大ではなく学習院大の出身だが一流大学卒であることに変わりない。現在ハドソン研究所の研究員だそうで、日本国内でもいろいろな肩書を持っていらっしゃるようだ。つまりリーダー層に居る人である。
論旨はインドがロシアに忖度して自衛隊機の着陸を許さなかったというものだが、その後がいけない。しかし日本はインドとの友好関係を維持しなければならない、何故ならインドは中国と対立していて、それは日中が対立した時役に立つからだ、ここで日印が対立すれば中国が喜ぶだけだと、いうのである。
国連は毛布とか医薬品などの難民支援用の物資を、インドに倉庫を作ってそこに備蓄している。日本は国連から依頼を受けたので、インドでその物資を積み込んで、ウクライナに運ぶように自衛隊機を用意したのだ。インド政府と打ち合わせをしたうえで、出発直前になって自衛隊機での輸送は認めないと、インド政府から言われてしまったのである。打ち合わせ不足との声もあるが、はっきり言ってインドの嫌がらせである。最初から自衛隊機はダメだと言うべきである。事は人道支援であるぞ。武器を送る訳ではない。いかにロシアとの関係が深いと言っても国連の作業の一環である。ウクライナ難民を可哀そうだと思えば、なんとでも言い訳は出来ようが。深い事情は分からないがとにかくインドは国連と日本に嫌がらせをしたのだ。
だから日本は厳しくインドを責めなければならない。しかしそれをしてはいけないと言うのが、長尾であり、実はリーダー層に共通する心理なのだ。インドは別に日本の役に立つために中国と対立している訳ではない。だから日本が友好的になろうが今回の事を責めようが、インドにその必要がある限り、中国との対立は続く。今回のインドの嫌がらせを不問に付したところで全く無関係の話だと、知るべきなのだ。
長尾はインド政治の専門家であるそうだ。もったいぶって中国との対立を出すが、突き詰めれば、結局インドに忖度しているのである。インドの悪口を言うとインドから拒否されて研究資料を貰えない、そう自主規制しているのである。どういう訳か日本のリーダー層には、このようにまず相手にひれ伏すという、或いは迎合するというか、そういう姿勢を取る傾向が高い。この自分を縛るやり方、自主規制が、私の言うカラクリである。詳しくは後日に。
今回リーダー層がどうして日本を弱くしようとするのか、東大を出た優秀な人がどうしてそんな非論理的な事をするのか、そのカラクリを書こうと思ったが、具体的な見本があったのでそれを紹介する。
長尾賢という人が、ウクライナ支援に飛ぶ自衛隊機がインドから着陸を拒否された件について、解説記事を書いている。ヤフーニュースに出ているので読んでみていただきたい。長尾氏は東大ではなく学習院大の出身だが一流大学卒であることに変わりない。現在ハドソン研究所の研究員だそうで、日本国内でもいろいろな肩書を持っていらっしゃるようだ。つまりリーダー層に居る人である。
論旨はインドがロシアに忖度して自衛隊機の着陸を許さなかったというものだが、その後がいけない。しかし日本はインドとの友好関係を維持しなければならない、何故ならインドは中国と対立していて、それは日中が対立した時役に立つからだ、ここで日印が対立すれば中国が喜ぶだけだと、いうのである。
国連は毛布とか医薬品などの難民支援用の物資を、インドに倉庫を作ってそこに備蓄している。日本は国連から依頼を受けたので、インドでその物資を積み込んで、ウクライナに運ぶように自衛隊機を用意したのだ。インド政府と打ち合わせをしたうえで、出発直前になって自衛隊機での輸送は認めないと、インド政府から言われてしまったのである。打ち合わせ不足との声もあるが、はっきり言ってインドの嫌がらせである。最初から自衛隊機はダメだと言うべきである。事は人道支援であるぞ。武器を送る訳ではない。いかにロシアとの関係が深いと言っても国連の作業の一環である。ウクライナ難民を可哀そうだと思えば、なんとでも言い訳は出来ようが。深い事情は分からないがとにかくインドは国連と日本に嫌がらせをしたのだ。
だから日本は厳しくインドを責めなければならない。しかしそれをしてはいけないと言うのが、長尾であり、実はリーダー層に共通する心理なのだ。インドは別に日本の役に立つために中国と対立している訳ではない。だから日本が友好的になろうが今回の事を責めようが、インドにその必要がある限り、中国との対立は続く。今回のインドの嫌がらせを不問に付したところで全く無関係の話だと、知るべきなのだ。
長尾はインド政治の専門家であるそうだ。もったいぶって中国との対立を出すが、突き詰めれば、結局インドに忖度しているのである。インドの悪口を言うとインドから拒否されて研究資料を貰えない、そう自主規制しているのである。どういう訳か日本のリーダー層には、このようにまず相手にひれ伏すという、或いは迎合するというか、そういう姿勢を取る傾向が高い。この自分を縛るやり方、自主規制が、私の言うカラクリである。詳しくは後日に。