陣出達朗の『伝七捕物帳』を読んだ。光文社の「時代推理小説傑作集」の1冊で新装版である。ところで『伝七捕物帳』はかつて中村梅之助の主演のものをテレビで楽しんだことがあったが、その原作が時代推理作家たちの共作であり、その中心にいたのが陣出達朗という人物であることは全く知らなかった。陣出達朗は1907年石川県生まれで、日活の脚本部に入社し映画界で働き、後に小説を書くようになった。“遠山の金さん”シリーズなどがある。“黒門町の傳七捕物帳”シリーズを捕物作家クラブとして「京都新聞」などに連載した企画の中心をになったという。時代を映して表現などはやや古いが、現代でも十分楽しめる作品であると思う。
12月29日。おはようがんす。昨日は、朝のうちに台所の窓等の拭き掃除。わが家の台所には薪ストーブがあるので、どうしても窓ガラス等が油煙で汚れてしまう。そして年越し、正月用の食料品等の購入に出かけた。レタスがさらに値上がりし、ブロッコリーもいつもよりかなり高い。年末需要の時期なので仕方がないのかもしれないが、買い物をするのに恐怖を感じる。今朝は、ヤリイカのイカダイコンがメイン。やはりヤリイカは柔らかくて美味しい。今日は、ちょっとサボって映画を鑑賞しよう。オリエント急行殺人事件を観ようかと思う。