富樫綸太郎の『軍配者』シリーズを2巻読んで、面白かったので別のシリーズを読み始める。『函館売ります』は、戊辰戦争の最後のたたかいとなった五稜郭でのたたかいを描くのだが、たたかいそのものというより、この騒動の背景で起きた外国による土地借用事件を描く。解説でものべていたが、時代小説であるとともにミステリーのようでもある。「ガルトネル開墾条約事件」というのがその事件らしい。この小説では、背景にロシアの工作員がいて北海道にロシアの租借地をつくろうとしていたという設定である。すべてが事実でもないのだろうが、小説だから良いのである。
レンタルDVDで映画『北の蛍』を鑑賞した。1984年公開の五社英雄監督作品。主演は仲代達也。明治初期、北海道開拓を進める政府は鉄道、道路の建設のための労働力を確保するために道内に集治監をつくり囚人を建設労働にあてた。舞台は樺戸集治監。月潟典獄は囚人を虫けらのように扱う。やがて、囚人たちの反乱がおこる。主題歌が森進一の『北の蛍』というのも面白い。
2月10日。おはようがんす。昨日は西日本で大雪だったらしい。12日に次男一家の帰国祝いで名古屋に行く予定なので、鉄道に乱れが出ないが心配である。天気予報をみる限り、11日でおさまり、東海、関東は天候は良いらしいのでおそらく大丈夫と思うが、どうだろうか？
今朝は、メダイの西京味噌漬けがメイン。付け合せは、ゼンマイの炒め煮など。ゼンマイはもちろん夏にしか収穫できないので、乾燥して保存しておく。乾燥する際、良くもんでおかないとならないので大変面倒だ。食べるときは水でゆっくり戻し、水をきってコンニャクなどと一緒に炒め煮にする。山村ならではの食材である。
