山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

今日の朝食(9月2日)色鮮やかな温野菜サラダ

2015-09-02 07:19:12 | グルメ

9月2日。おはようがんす。ここ何日かは薪づくりをしている。一応、田んぼの方は「登熟期」に入り、水管理もそろそろ終わりに近づいているからである。近いうちに水を落とし、田んぼを固めるようにする。稲刈りの時、コンバインがぬかるみにはいらないためである。稲刈りをする頃には、朝晩は薪ストーブを燃やさないとならなくなるだろうから、今のうちに通常使用分の薪は準備しておかないとならないのだ。残りはあと2棚である。

昨夜遅くまで妻は一般質問の通告準備をしていたので、今朝はなかなか起きないので、とりあえず温野菜サラダとホウレンソウのゴマ和えをつくっておいた。温野菜サラダにはカボチャやニンジンの湯がいたものを入れ、外側をゴールデン桃太郎というトマトで飾ったので、とっても色鮮やかになった。


『こつなぎ物語』3=野里征彦著

2015-09-02 06:14:17 | 読書

『こつなぎ物語』を第三部まで読み終えた。第三部は第三次訴訟と事件の終結までである。入会山から木を伐りだした小繋のを警察が機動隊を動員して遅い、強制逮捕に踏み切る。森林法違反などの容疑である。実は、以前から小繋に入っていた共産党オルグや早稲田大学かから来ていた藤元(本当は藤本)などを逮捕する口実にいしようとしたものであった。この事件を聞いた、戒能通孝東京都立大教授(元早稲田大学教授)は、退職して弁護士登録をして、小繋関係の被告の弁護にあたる。そして、入会権の存在を主張し、一審の盛岡地裁では無罪をかちとるのである。この時期、小繋部落住民を支援するために、「小繋植林」が行われていて、その最後の頃、岩手大学農学部学生であった山クジラ♂も参加した記憶があるが、もう40数年前の話である。仙台高裁、最高裁と裁判は続き、被告らは森林法違反などで有罪とされた。やがて藤元は共産党関係の仕事でをさり、このたたかいを支えた戒能氏も亡くなってしまう。岩手県北のまずしい一村落をめぐって明治、大正、昭和とたたかわれた小繋事件をめぐる一大叙事詩である。