『御書物同心日記〈虫姫〉』＝出久根達郎著

出久根達郎の『御書物同心日記』を読んだ。これも古書店から購入したもので、講談社文庫の本である。『御書物同心日記』『続・御書物同心日記』は読んでいて、先日、八戸の古書店を漁っていて見つけた本である。紅葉山文庫という将軍家の文庫につとめる御書物同心である東雲丈太郎が、本にかかわっておこる様々な出来事を書いている。武家も色々あるが、こういう職掌のものに焦点を当てた小説も珍しい。著者は「あとがき」の中で、「よほど書物好きでなければ、退屈至極の毎日であったろう」と書く。「丈太郎のように本に目が無く、かつ好奇心旺盛で、書物のことなら些細のことにも首を突っ込みたがる男でなければ、書物同心などという役目は、勤まるものではないだろう」とも、こんなところに目をつけて小説にする著者も、結局好奇心旺盛なのだろう。読んでいる自分もその仲間かな？

今日の朝食（9月7日）新サンマが1尾ずつ

9月7日。おはようがんす。昨日投開票された県議選で、共産党が初の3議席を獲得した。前回は、退職したその年の選挙だったので、一関選挙区で高田一郎さんの初当選ために働いたが、その後体調のこともあって「泊り込み」応援は遠慮させていただいている。地元から盛岡などに電話をかけるぐらいしかできなかったが、歴史的な勝利に喜んでいる。ちなみに同日の陸前高田、釜石の両市議選、山田町議選でも全員当選だった。

今朝は珍しくサンマが1尾ずつ食卓についた。60代3人、80代後半1人のわが家では、普通1尾付けると食べきれないので、半分ずつというの相場だが、今回は新サンマの到来物なので1尾まるごとの大サービス。サンマの塩焼きはやはりご飯と合わせないと。美味い！