森村誠一著の『野生の証明』は以前に読んで、なかなか社会的な問題を提起している作品だとは思っていた。今日はDVDでTBS系で放送されたドラマのDVDを視聴した。自衛隊の中につくられた特殊部隊の1隊員を高倉健が主演している。そして、大量虐殺の現場に生き残った少女を薬師丸ひろ子が演じている。原作では自衛隊との戦闘場面はなかったような気がしたが、最後は実に激しい戦闘場面で終わる。これも視聴率確保という命題の結果なのだろうか。原作にしろ、DVDに収録されたドラマにしろ、あまり自衛隊に好感をもてるような感じで描いていない。今、安倍内閣の「戦争をする国づくり」の中で、このドラマや原作に出てくるような、非人間的な自衛隊員がつくられていないか、きわめて現実的な心配をしている。
『髪結い伊三治捕物余話』シリーズの第7作『雨を見たか』を読んだ。洋野町立の大野図書館、種市図書館にはこのシリーズが全巻揃っていないので、とびとびに読む羽目になっている。第3作『さらば深川』で深川を離れた文は伊三治と所帯を持って男の子をもうけている。しかし、回り髪結いの伊三治の稼ぎではやっていけないので、大年増になっても芸者を続けている。第7作では伊三治を小物として使っている常町回り同心・不破の倅が見習いとして北町奉行所に出仕しているとか、不破にも娘が生まれているとか、いろいろ面白い展開がある。単なる捕物帳ではなく、人情話がからんだ話の展開が良い。願わくば、1作から順に読みたいものだとは思うが、仕方ない。
調査会があるので、妻は弁当を持っていく。そのために品数が多くなった。イカダイコンにホウレンソウの磯部巻、コロッケ、カボチャの煮物、サラダ、漬物。汁はニラタマだった。出来物をとった背中の傷もほぼふさがったので、あまり大汗をかかない範囲で農作業をしようと思う。4日間休んでいたら2月24日火曜日。おはようがんす。今日は洋野町議会の全員協議会、町政、体がなまってきた。それでも半日程度にしないとならないだろう。昨日は、下半身を洗って上半身を拭いたが、やはり不満足。大きな風呂に手足を伸ばして入りたいものだと心から思う。